2017-10

雨の大阪尼崎

大阪行商の旅から昨日戻ってきました。

土曜の正午頃は大阪は雨本降りだったので、なぜか阪神百貨店の古書市に向かいました。
水島爾保布と牧逸馬のユーモア選集買いました。
「薔薇の葬列」とかのアートシアターも凄く安かったので買いました。
水島爾保布って谷崎の「人魚の嘆き」のイラストが強烈なので、文章も書いてるって知らなかった。
あの頃の本は、ちゃんと絵を染めた布装なので、可愛くて仕方がありません。

そういえば、この古書市異常に寂れていました。
同階はタイガースのグッズと謎骨董に埋め尽くされ、ほんの片隅で行われていたのです。
背広姿の(おそらく)書店員さんのかしこまり、フリーズ具合が笑えました。
あと、大阪の市って本の並べ方が変!
レコードさくさくツアーじゃないんだから。
背表紙が見えないんだって。

雨があがりかけたので、立花へ。
尼崎方面にいい古本屋さんがある匂いが漂っていたので、向かったのです。
生まれて初めて、あの駅に降りてみた。
地図のチェックで新幹線に酔ったくせに、結局二軒しか発見できませんでした。
やはり、塚口か武庫之荘を攻めるべきだったのでしょうか。

夜は友達と小さな宴でした。
初詣に行っていないと告げたら、生田神社に連れて行かれたのですが。
境内入り口には、シャッターが。。。
昔、建国記念日には、おでんをもらいに行きました。
節分には、豆以外に紅白の餅が舞うので、拾いに行きました。
小学生氏子だったので、獅子舞の練習でお菓子をもらい、おみこし担いでは、ジュースやお菓子をもらいました。
神戸祭りでは、藤娘や鎧武者のコスプレやって、色々もらいました。
そんな貰い物人生の生田さん、閉まっててちょっと寂しかったです。

友達と話するのは、楽しかったのだと思います。
でも、フツーへの反発が年々強すぎて、尖っていく神経を宥めすかす術が見つからないから。
短い沈黙の隙間に、「無理」がたたって、目を回してます。

道中、谷崎の「幼少時代」を読み進めました。
深川の猿江だとか、釜屋堀だとか。
近所の地名がいっぱい出てきて、頭の地図を開いて楽しくなります。
谷崎のお母さんと、お父さんは、叔父&姪の関係だと分かりました。
土蔵の中に鳴り響く活版印刷機の音が、一緒にお風呂に入ってくれた叔父さんと妾さんが風呂場の内外で交わす色っぽい会話だとかが、冷たい列車の窓に当てたほっぺたに伝わってくるようでした。
泣き虫疳の虫我儘ぼんぼんの、ジイチは、まだ小学校に入学したところで、手が付けられない子供真っ盛りです。


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(1998/04)
谷崎 潤一郎

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