2017-06

こんな幻もいいな

幻の時刻表 (光文社新書)幻の時刻表 (光文社新書)
(2005/01/14)
曽田 英夫

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年明け10日目にして、既に初読みがなにか分からなくなっているけど、多分これ。
テツ(私の中にはこの語録はないんですが)からかけ離れた絹子でも、非常に楽しめました。
こんなに図表(おもに時刻表と路線図)を舐めるようにみた本は久しぶり。

やはり昭和10年にタイムスリップして、東京から巴里まで行ってしまおうの第一章が秀逸。
同時に林芙美子の同時代の列車旅行記挿入が、余計に旅を楽しくする。

個人的には、もう旅行って行かなくてもいいような気分になっていますが。
「観る」行為も、「関わる」行為も、なくていい。
「沈む」だけでいいなら、一足飛びに行ってもいいかな。

今日読んだ岡本綺堂の「指輪一つ」という悲しい奇談で。
関東大震災で妻と二人の娘が行方知れずになって、東京を離れて地方の親戚まで探しに行っても見つからず、諦めて、そうたいそうあっけらかんと諦めて、「煎餅のように押しつぶされた」車中で身の上を話す男の物語。
顔面蒼白の気鬱を見破られた主人公は、男に伴われて、奈良井の駅で途中下車。
偶々泊まった旅館の脱衣所に落ちていた指輪は、なぜか男の愛娘の指輪で。
どうやら震災のどさくさで死体から指を切り離して、持ち去られたものではないかと。

綺堂の話には、本郷付近がよくでるのも、面白いのですけど。
車中で妖しい事が起きることも多くて、「深見夫人の死」も倉敷付近で蛇が舞う。
新幹線じゃ窓の外へ蛇を捨てようにも。。。捨てられませんて。


えーっといまさらですが、今年の目標。

とりあえず三月までは突っ走る。
夏コミは、おそらくコバンザメで眼鏡2を発行。
秋からは。。。遠いお星さまに向き合ってみようかな。

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