2017-11

beyond

分厚い分厚い漬物石みたいな本を図書館で借りてきてもらって調べもの。
一家に一冊ほしい、この情報の塊。
禁帯出じゃないのが不思議―。



ぐるっとぱすで、松涛美術館、遅ればせのクエイ兄弟展。
シュヴァンクマイエルより好きだ、パペットアニメ。
覗き穴をのぞくとき、人は秘された窃視欲をそそられる。
初期の鉛筆画や装幀が素敵だ、陰鬱で隙がなく、被虐的。
双子名義だと、こういう一枚絵も二人で描くことができるのか。

サヴァン症候群の双子が、数桁におよぶ素数を言い合って遊んでいるみたいに、
一枚の絵、一つの箱、一つの映像を分かち合うことが双子ならば可能なのか。
その融合の不可思議。

**

録画していた「昭和元禄心中2」、実は放映時間帯ずれて数回取り損ねていたので放置していたのだが。
第一期に劣らず素晴らしい出来だった。
いや、普通なら蛇足と呼ぶような展開なのだけど、ただただ感謝でした。
ニヒリスト八雲師匠の究極の受けっぷりは、黄泉の国までも連綿と。
この人の色気は半端ない。
居残り、芝浜、初天神、死神、寿限無……声優さんってほんとすごい。
落語を演ずるだけでもどれだけ大変かしれないのに、下手な時代、若い声、円熟、老いて、すべて乗っけて落語やっちゃうんだものなあ。
もう一回第一期から通して観たいなあ。

**

新海誠監督の「言の葉の庭」も深夜に録画していた。
はーーーっ。これで3作品目だけど、もうたまらん。
雨の表現でこんな美しいアニメがあっただろうか。
水は勿論、物体の質感が伝わりすぎて、むしろ恐ろしいほどだ。
空気が、そこに溜まった匂いが、風が、気配が、人間よりも画面から飛び出して漂ってくる。
どの作品も、空と空気が、視覚から五感、六感を揺らし続ける。
ああ、みんな生きているのが苦しい、苦しい、苦しいんだなあと、いつも思う。

エンディング、あれっと思ってクレジット見たら、大江千里のRainだった。
歌ってるのは秦基博だしアレンジも違うけど、この歌詞はわすれない。
高校一年の時聴いてたアルバムに入ってる。懐かしい。
今聞き直すと、千里君の唄で一番好きなのは"avec" だな。
ファンクラブに入ってた頃は"you"を越えるものはないと思ってたけど、"avec"の歌詞が堪える。









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狸穴幼稚園の図書委員

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