2017-05

pantina

結局、一時間湯船に浸かって足の痛みを抑えようとした。
先日購入したカーの「黒死荘殺人事件」を読みながら湯気にまどろむ。

ほかほかになって、森泉岳土の新刊「うとそうそう」をめくりながら眠る。
五時間眠り続ける。
そして腹痛と闘いながらまた夜を繰り返す。

「黒死荘」は「黒死館」と同じ年に書かれたのだそうだ。
平井呈一の訳はなんだかすっとぼけていておかしい。
そもそもカーは一冊も読んだことがないので、ちょっと楽しんでいる。

光文社の「古典新訳」シリーズは随分とお世話になってるけれど、
そのスローガンたる「今生きている言葉で」には時々賛同しかねる時がある。
吉田健一までいくと辛いけれど、先日のバラードのように哲学的な含みの多いものは
「今死にかかっている言葉」で読みたくなる。
まして戦前のものは「今死んでいる言葉で」が最高なのだ。
が実際にはそのスローガンは軽佻浮薄を意味するのではないということが「古典新訳」を読み込むとよくわかる。
語彙の選択はむしろ先祖返りしていると思わせる訳者もおおいのだから。

最近では死んでしまった
舌打ちの「ちょっ!」とか、「ぼかあ心外だなあ」「存外」とか大好きで。
「噴飯もの」も死にかけているからこそ、噴飯文庫の名称に採用したのだ。
僕が職場で文官に対抗する技官という古めかしい職名で呼ばれるのが好きなのもここにある。

**

一度ライブ行ってみたいなあと思ってなかなか行けない一推し京都のバンドTurntable Films。
久々の日本人じゃねえ!の誉め言葉出したいと思います。




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Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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