2017-10

alternative

ウイスキーを飲むと少し心の痛みが弱まる、
ヨードチンキの臭い薬品臭がするとなお良し。
ラフロイグは高価だけど、最高の鎮静剤。
子供の頃、正露丸の瓶に鼻を押し付けた。
背徳の匂い。今も焦がれる。

お昼休みに予約の電話を入れたので、
午後はネズミの採血をしながら、
自然と話すことをシミレーションしながら、涙を浮かべる。
この自動シミレーションが厄介なのだ。
勝手に再生テープが回転するから、手元が疎かになる。
再生テープのスイッチオン壊れてくれないものだろうか。

一日4回同じ公園に立ち寄る。
出勤前、昼休み、午後疲れ切った時、帰り道。
夕方には「ななつの子」の寂しいメロディが流れながら、「子供たちは早く帰りましょう、周囲の皆さんも見守りお願いします」の放送が聞える。
日が暮れると様子は一変する。
足元も喫煙所もおぼつかない程暗い。
でも街の灯があるからか、晴れた日は空は紺青で黒くはない。
不思議に日によって、中央にある大木の傍に橙の外灯が照る日と照らない日がある。
橙の灯が点った夕べは一種異様だ。
その場は異次元に変わる。
樹木の影がいそいそと息をひそめている、その隙間をフードを被った男が通り過ぎる、真っ暗な体育館の隙間からジョギングする人影が躍り出る。
未来のような、地球外のどこかのようなサイバーな雰囲気がある。
それを遠くに捉えながら、僕は闇の中で煙草の橙の火を点している。
誰しもが、誰もいないと安堵しながらいる空間に、別人を見つけてぎょっとして再び闇に還る。
時に空には三日月があったりもする。
そういう不干渉の時間が愛おしい。

**

不所持の商品を買う時には参考になると思っているレビューだけど
読んだことのある本に対するレビューを見ると驚くほど自分とは異なる意見が書かれている。
なので、結局信用ならないのか、
実用品と本とは訴える観点が違うから、この視点がそもそも間違っているのか迷う。
少なくとも、僕が勧めたい本など誰も信用する必要はないということだけはいえるだろう。

**

この段になって女性下着の高価さに目を剥く。
単行本一冊買えるじゃないか、花のレースひらひらのせいで、サイズのせいで。
むしろこんな高い外殻の服など買ったこともない。
届いた不要のあほあほレースを指ではじく。
野沢菜おやき十個の方が、存外幸福だ。

***

25 年前、サングラスをかけて神戸のレコード屋を練り歩いた。
その原因はパーフリちゃん。短命ながらも二つ後期の名曲を挙げておこう。
前者の元ネタはprimal scream "loaded" ということは有名だが、後者slide(アルバム未収録曲)はミカドなんだよねー。
ダサダサフレンチポップの金字塔。









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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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