2017-08

ケイティ

好奇心は猫をも殺す。
これは素氏の好きな言葉であるが、
昨日は好奇心が年を経ても増大し続けることが大いなる原動力をうむという事象に出会う。
東大に積年溜まった科学の「ゴミ」を博物学の生きた証言としてよみがえらせた、インターメディアテクの西野館長とアリャマタ氏の対談。
「ゴミかもしれない」1950-70年代の映像アーカイブに意味を見出す行為。

これらが実際の撮影年代よりも半世紀以上古めかしく見える(モノクロ16mmのせいもある)という、本来の意図と反した価値がある。
あるいは、無機質な科学実験(たとえば、砂地のクラック、水滴の破裂、原虫の増殖)が、ダダ的な前衛効果をはらんでいるという利点がある。
はたまたフォークロアにおいては、別の文明の流入によって驚異的な速度で消滅した文化を、残しえたという、最も目的に叶った資料性を兼ね備えているといった点もある。

上映された映像は、唯一音のついたポリネシアの音楽以外は、非常に眠いものだったが。
そこに好奇心が加わると異様な化学変化をみせ、最短の有効利用としてはアートへの昇華が可能であり、3000にものぼる数のパワーに知の遺産としての価値があると、お二人は説く。
一般人からすれば、満面の笑みでこの活用を説けるだけでも(若干眉唾感をいだきつつも)驚きだが。
もう一つ、お二人の凄さは、好奇心を永続させる、リンクさせる力であって、膨大な己に蓄積したデータと眼前の事象をつなげてゆく、巨大な蜘蛛のなせるわざともいえると思った。

眠い我々は、あらゆるものを宝の持ち腐れにして、
閉じた掌の間からですら、砂粒をこぼし続け、
挙句何もないと嘆くのだ。

それにしても、インターメディアテクは何度行っても楽しい。
何時間でもわくわくしていられる。

***

パプアニューーギニア関係でみつけたナショナル・マスク・フェス、気になる。
われらのアイドル(笑)・ダクダクたちが船に乗ってるやん。

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