2017-06

ミランダ

今読んでいるのが、伊東忠太に関する本なのだけど。
内容の良し悪しはまた書くとして
文章のリズムが体に合わないということが、評論や研究書でもあるんだなあと感じる。
句読点、体言止め、論点抽出のための疑問符。
それら全てがことごとく合わないので、戸惑う。
ものすごくよく調査されているのに、勿体ないとも思うけど。
実はこういう感覚は、受け取り方があまりに人それぞれなので、仕方がないや。

それにしてもチュータという音は語呂が良すぎるね。
口の中で転がして、なんと軽やかな音だろう。
普通、稀有な音の方を選んで、
つまりその人が唯一無二であることを選んで呼称にすることが多いから。
たとえば夢野久作は、みな夢野と呼び、久作とはあまり言わない。
乱歩や虫太郎も、珍しい方か。
でも親近感より、尊敬系だと苗字なのかな、どうでもいいけど。
谷崎、三島、塚本っていうだけで、ありふれた苗字もオンリーワン感でるのは、すごいね。

いや、その評論の中で、余りに忠太、忠太っていうものだから。
いかに唯一無二のチュータといえども
たまには「彼」という代名詞使ってくれないと、すごく落ち着かないのだな。
そして、この本の結論としては、「忠太の限界」を諸々の観点から述べているので。
なんだか親しみというより、題材なのかなとも感じ、余計に違和感になるのだ。

愛がないのよね、結局。
リズム云々より、そこが一番残念だったりする。

**

日々ますます喋れなくなってゆく。
声とか反応とかまして笑顔とか。
全部砕けてちって、見守るしかない。

夜、電話のコール振動。
もちろん、吐き気がすごくて、近づけない。
着信履歴がこわくて、まだ触れない。

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狸穴幼稚園の図書委員

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