2017-07

イグノア

いつの時代も尊属殺人が横行する意味がよくわかる。
血の意味を誤解している、甘えすぎる輩が多すぎるからだ。

生まれたことへの感謝が最大の親への恩返しだとしても
そもそも命を与えられたくなかった者にとっては、
この論理は何の意味もなさない。
世の涙は、ほぼエゴと承認欲求でできている。

自死の主たる動機は苦悩によってもたらされるが
もしその苦悩のない状態で自死を選択するなら、さぞかし爽快であろうと思う。
よく今死んでいもいいくらい幸せなどという陳腐な科白が横溢するが
その際で掻き切る者が実際にどれだけいるというのか。

結果は謎のまま伏せられ、風化する。
けれど謎と風塵を望む者があっても、それもまた個の采配である。
風博士のように、無に帰す、乾いた笑い声だけを残して。
その笑い声をも瞬間かき消されて。


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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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