2017-08

そを聞きにゆく

テレビを持たない人の話を聞くと
静けさがあり、読書へ集中できそうな利点があるのだけど。
僕は在宅していると、ほぼテレビをつけっぱなしにする。
ラジオのような音寄りの使い方だけど、
決定的に違うのは、ラジオはパーソナリティが、こちらに向かって語りかけてくる、テレビはこちらには直接的には語らない。
テレビは雑踏に身を沈めている感じがするけど、ラジオは向かい側に誰かが腰掛けている。

今は変なパニックが出なくなったけど、
前職では人の話声がすると血の気がひいて、すぐにipodに逃げてノイズを消さないと真っ白になりそうだった。
それは知ってる人の声で、言葉は音ではなく、意味や感情を剥き出しにするので、雑踏とは全く違うものだった。

そを聞きにゆくのは、
故郷を思う気持ちだろうけど、
僕は懐かしさではない、別の雑踏を探して無意味な競馬中継すら、機械的に放映させていたりする。

そして真夜中、おかしなものが、耳に油断を与えるとテレビの中で蠢いていたりする。
極めて受動的な形で、出会う。

ざわざわと、ただそれだけで落ち着ける。
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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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