2017-08

詩性

人には見えないものを見ることよりも
見る必要のないものを見ないことのほうが
難しいかもしれない。

けれど
見る必要のないことを見ないと
意識を持つこと自体
もはや見えないものに出会う権利を
捨てたことになるかしれない。

純粋とかではなく、
彼らはもう凡人とは異なる配線の
目を持つている。

見えない泥地、
それはアスファルトのひび割れに潜む隙間。
そこに浮かぶ、沈む潜水艦に彼らは乗っていて
潜望鏡の厚いガラスには
人間のいない、
ただ「叙景」が映り込む。

飽くなき観察。

そういうことを言葉や絵に
変換できるひとが
本当にこの世にしずしずと
生きている不思議に、
驚くしかない。


panpanyaさんの『足摺り水族館』
神様のくれた潜望鏡。
空も飛ぶ、坂道も行く、勿論海深く潜る。
景色を追いかけて
景色に追い抜かれて
また景色をおそれず
ぎゅうっっと抱き締める。




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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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