2017-08

建築は知っている

はい、二日目にして行けませんでした仕事。
呪いの完全月俸制というのが、余計にブレーキをかけるのねん。

ウツの日は眠くなります。
気圧の低さが余計に眠くなり、昼寝する。

夢の中では子供たちがクラフト紙でできた袋に動物を入れていて
それを飼いたいと僕に差し出していた。
屋台の鯛焼き差し出すみたいに。
ニワトリ、ウサギ、猫とか。
ペットはニガテなんだよなあと思いながら、
木造平屋建ての廊下を歩いて、納屋に辿り着く。
仕切られた空間に大きな鉄釜が藁の上に転がっていて、
真っ黒でいびつなそれについた汚れをノミで削る。
これから毎日給餌や掃除に忙殺されるのか、
そういえば今日は何かの宴会に呼ばれているはずで急がないといけないのにと
色々考えつつも素手の指や爪に汚れがこびりつく。
古びた家屋には不釣合いな洗練された洗面台で、手を洗う。
名を呼ばれたような気がするけど、洗っても洗っても汚れはとれず、
真っ暗な廊下の先に、幽かな灯影が揺れているのを感じつつ、
焦るような、このままこれを理由に逃げたいような気持ちになる。

苦手なものを受け入れるべきかいなか、
人との距離を縮めるべきかいなか、
鬩ぎあっている日々を象徴するかのような夢でした。

**

3日にEテレ放映された
「建築は知っている ランドマークからみた戦後70年」
素晴らしかったです!
現代の思潮・社会動向と現代日本の建築家がどのようなイメージを現出させてきたかが、整然と纏められていた。
丹下健三、菊竹清訓、黒川紀章、槙文彦、隈研吾、伊東豊雄などの多くの作品と、時代背景と、彼らの残した肉声があまりに美しく構成されていたので、特に丹下の設計した広島平和記念公園の部分など、涙が流れました。

勿論、西洋の匂いを色濃く残す近代建築の方が惹かれますが、
現代の建築家はもっと詩人や哲学者のような精神性と、同時に現実世界にお金を使って建てるという当然の軋轢の中で生み出される制限された芸術性が絡み合っているところに、近代とは少し異なる面白さをいつも感じています。
建築MAPをもって、街を散歩すると、いつもワクワクします。
街の中に突然現れる、そうした結晶は、常に感動を呼ぶわけではないのですが、過剰な装飾ではなく、機能美と曲線の動きを見ていると、実際に人が入る動く建築というものの不思議さに唸らされます。

きっと再放送もあると思うので、
建築好きな方には、ぜひとも見ていただきたい番組です。

一言苦言を呈するなら、
NHKのカメラマンさんってちょっと芸術志向が高すぎると思う瞬間がままあります。
今回も、極端な焦点ずらしのテクが多すぎて、やりすぎでした。
ドラマとかも、変なフィルターかけすぎたりするので、
NHKは一番好きな局ですが、これからも端正な映像を残してもらいたいです。

**

年末に入手した、建築家・高松伸のエッセイ。
詩人すぎ、読書家すぎ、ほほえましくて結局すべてが謎な見本の一冊を。
ビオイ・カサーレス「日向で眠れ」読みたくなっちゃうよ。


僕は、時計職人のように―ことばとスケッチ (住まい学大系)僕は、時計職人のように―ことばとスケッチ (住まい学大系)
(1987/06)
高松 伸

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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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