2017-06

金魚男と蟹怪人

昨日、北海道からタラバの足八本が冷凍で届く。
タラバはクモの仲間だということがよくわかる。
でかい、相当にでかい。
ちょうど正月用の飲み比べ日本酒6本(計二合半)が届いたので
夜はカニを肴に酒盛りにしようということになる。
昼前から台所に置いておいたが、一向に溶ける気配もなく。
最後は風呂の蓋の上で、じんわり温めた。

そもそもこの蟹は素氏が発注してくれたので
まったくどういうものか分かっていなかったのだが、
蟹を食べつけない身としては、その足の色に一切疑問をもっていなかった。
茶色だったのである。
トゲトゲが痛いので軍手をはめて、関節をねじり、身を取り出してびびる。
・・・生なんですけど。
周章てて素氏に発注履歴を確認してもらう。
生でした、ただし、要加熱な生でした。
そしてアホな僕は、既に四本の関節を脱臼させ、
一番うまいと思われる10cm以上の身をダラリと皿に乗せていました。
なくなく、、、茹でました、殻から出てるので、エキスが逃げたやもしれませぬ。
でも、ホクホクで、ムッチムッチなカニ肉堪能。
八海山ゆっくり楽しむ前に、カニの足をせせるのに夢中でした。
ご存知のごとく、茹でると殻は美しい橙色に変化いたしました。

**

中学生の頃、妹が読んでいた乱歩のカニ怪人が出る話が、
あまりに衝撃で(唖然呆然に近い)
多分ポプラ社の「空飛ぶ二十面相」かと思われますが、
ついで読んだクイーンの「シャム双生児」がこれまた衝撃で
もはや二作がどんな話だったか不明なのですが、
いまだに両者は僕の中で同一のものとしてトラウマ化しております。
ぶくぶくぶく。

**

では、今年出会った素敵マンガの続き。
第四位


血潜り林檎と金魚鉢男(1) (電撃ジャパンコミックス)血潜り林檎と金魚鉢男(1) (電撃ジャパンコミックス)
(2011/10/15)
阿部 洋一

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独特のタッチに可愛い少女たちたくさん、
だけどほんとは奇想の怪物が大暴れし、退治するたびに猛烈スプラッタ。
今年は、なぜか押切蓮介さんの「ゆうやみ特攻隊」とか、今まで読んだことのないホラージャンルに手をのばし、ここまで辿り着いた次第。
何が奇想って、金魚鉢かぶったスーツの怪人の鉢から金魚が飛び出し、被害者の首から体内に侵入。
金魚毒が全身に回ると、金魚になっちゃうと。
この金魚毒と戦うのはスクール水着の女子で、金魚になってしまう前にピストルで首を撃ち、体内を泳いで金魚をポイで掬って毒が回るのを阻止すると。
そのくせハンターの林檎ちゃんは泳ぎが下手くそなので、巻き込まれ型の少年がヘルプに入る。
傘をさして佇む金魚男はシュールすぎるし、水着少女たちは萌え萌えだし。
実はホラーというよりファンタジーなのかもしれないけれど、
この人の漫画には懐かしさと、拭いきれない悪意と、通常なら相反する明朗さが絡み合っていて、読み込むほどに味わい深いのであります。

こちら単行本は3巻まで出ていますが、
掲載誌がなくなったりで停止していましたが、最近再開したようです。
早く続編が読みたい。



橙は、半透明に二度寝する(1) (講談社コミックス)橙は、半透明に二度寝する(1) (講談社コミックス)
(2014/06/09)
阿部 洋一

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こちらは最新単行本。
帯が巻いてあると、少々トリックになってるのですが、この表紙。
でもamazonの画像では、ネタバレになってますね、
この可愛い二人の少女の異様な構図。
にっこり笑って、悪意のかけらもなく、非日常が浮遊しております。
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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

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