2017-11

檻の中

クアトロへライブを見に行く。
とてもいい番号でオールスタンディングの前から二列目。
びっくりするくらいに近くて、恥ずかしい気持ちになる。

いつもはその人を含むバンドのライブで、ぎゅうぎゅうに押されて、ジャンプの連続になるのだけれど。
今日はソロライブでお友達の援護が6人入っていて、みんな非常におとなしく揺れていた。
あんまりおとなしいので、
「東京はやりにくい。みんなメガネがひとりでやれるのか、動物園に来たみたいに観察してるんだろう」とか「自分はバンドを引っ張っていると思ってたのに、そうじゃないことがこのツアーでよく判りました」とか。
結構しょぼんとしながらも、一生懸命だった。

ロック系は、音がとても割れていて、いつも歌詞とかとても聞き取りにくい。
それが難点だと思う。
知ってる曲は聞き取りにくくても、ぐわっと盛り上がるのだろうけど、
恐らく僕を含めソロアルバムを聞いていない人が結構いて、余計に空回りしていた部分もあったのかと思う。
でも、音楽は未知でも体を動かす、非言語的力を必ず持っている。

僕はその人を、年下だけど、
珍しく尊敬に値するだろうと思っていて、
なんだか不遜で不確定な言い回しになるのは、「尊敬」という語彙に抵抗があるからで
いつもその生き方が、これまた懸命すぎるほど懸命だなあと思っている。

人は生きながらにして、いい意味でも悪い意味でも、生まれ変われる人とそうでない人がいる。
「君のやる気スイッチどこにあるんだろう?」
というCMソングじゃないけれど、
ほとんどの人は、転換点や一生に一度、あるかなしやの使命発見の日を迎えることなく終わってしまう。
悪あがきでも、泥臭くても探しているうちは、まだよしとしても、
それすら放棄してしまうことが多くて、それが怖くて仕方がない。

だから、低空飛行であれ、この人のように走りすぎるほど情熱的であれ
継続的に目標からぶれずに進んでいる人をみると、
僕はじくじくとしつつも、素敵だなあと思う。

素敵だと思うだけじゃダメなのだけれど、
読んだり聴いたりする受身だけじゃいけないと焦るばかりだけど、
応援することも続けたい。


Can’t Be Forever YoungCan’t Be Forever Young
(2014/04/30)
Gotch

商品詳細を見る
スポンサーサイト

霧と光と «  | BLOG TOP |  » 新橋文化

プロフィール

絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
Twitter account:@quinutax

最近の記事

FC2カウンター

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

月別アーカイブ