2017-10

J/Gの日記より4

だーかーらー。
余裕のある6月に仕事回せってあれだけ云ってんのに…。

7月多分、倒れる。
ほんと体力が落ち過ぎてて、同時に一気にいろんなことが押し寄せるから。

ということで、夏の予告はしない。
自分でも完成できるか自信ないので。
暫く、ブログも落ちる可能性大ということで。

**

昨日、子供のASD治療に関するNHKの番組みてて、色んな事考えてしまった。
言語記憶<視覚記憶とか、フラッシュバックとか、親の発症率とか。
うちは三人姉妹で
上の妹は臨床心理士になったのですが
三様方向は違っても
結局、三人とも子供の時の体験と今の自分という結果が
どう繋がっているのか、ずっと答え探しをしているんです。

「あれ」は何だったのか。
なぜ、何年もその異常体験が継続したのか。
甘えることもねだることも、三人とも一度たりともしたことがない。
大人になって、人とは違うと気づき
誰も寄せ付けないことに繋がっていると気づく。

名前のない、病。
決して解放されえない、軛。

**

では、暗い話はおいといて
ジュリアン・グリーンが観た絵画4回目です。

本日はジュリアンのところへ25歳の美青年が訪れた場面から。
彼はまだパリで画廊経営をしていた頃で、デザイナーにはなっていなかった。

今日の午前、クリスチャン・ディオールと名乗る若い男がぼくを訪ねて来た。そうだった、ぼくは彼にぼくのもっているベラールの絵を見せてもいいと言ったのだった。
彼は片手で顔を支えた若い男の肖像は彼が見たベラールの肖像画のなかでもっとも美しいもののひとつだと思うと言った。白、グレー、黒だけがこの油絵の色である、それらが色であるのを認めた上でのことだが。
ディオールはやさしい声、非常に洗練された物腰、ばら色の顔をした青年で、きわめて礼儀正しくかつ控え目、とても内気だ。

1930/12/29 「日記1」55p




このくだり、ゲイのジュリアンの観察が素敵です。

ここに登場するベラールとは、Christian Bérard (1902-1949) のこと。
コクトーの大親友であり、コクトー映画の美術デザインに関わったり、ヴォーグの表紙にイラストを発表したりし、舞台美術をやったりした人。

dior2.jpg

March 1945


ジュリアンとは仲良しだったようで、引っ込み思案で社交界嫌いのジュリアンもベラールとはよく逢っていたようです。
ジュリアンは彼を評して、知性や才能だけでなく思いやりが十分にある一方で、子供っぽい謙虚さの欠如が、人を不快にするというより、愉快な気分にさせるタイプだと書いています。

ディオールに見せた絵は、ちょうど5日前にベラールから贈られたものでした。
描かれた男はテーブルに座っていて、小さな絵だと。

日記から該当する絵を探す難しさは、それが個人蔵のものである場合、タイトルが分からない場合です。
ジュリアンがよく訪れていたルーブル蔵とかならいいのですが。
もし長くジュリアンの元にあったとしても、
世間にはなかなかでないものでしょう。

なので、クリスチャン・ベラールの作品の中から、
ちょっとムリムリで該当しそうなものを探しました。

モノトーンの油絵ということから1930年頃描かれた
この辺りを疑ったのですが。。

dior1.jpg

dior4_young_man.jpg

頬杖ついてないし、ちょっと綺麗と呼ぶには難ありかな、特に上。

で、荒いデッサンでテーブルには坐ってないけど、これ!

christian_berard_portrait_dhomme_d5528371h.jpg

あくまで、僕の個人的なイメージだけど
これが下絵とかだったら、二人ともウットリしないかなと。
本当に想像の域を出ませんが。

美青年の肖像を見つめる、二人の美青年!
妄想が高まります。
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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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