2017-06

タペストリ

平日に先に観ていた素氏に誘われて、「貴婦人と一角獣展」をみるため六本木へ。
天井が高い展示室に掲げられた大きなタペストリ。
細部を見るのにいいと持ってきたオペラグラスも活躍。

日曜美術館や図録を先に見ていたせいか
もはや一生見ることの叶わぬ逸品とはいえ、少し感動が薄れがち。
それでも、立体感を自然に産み出すような女性の衣装のドレープの表現に驚く。
溢れる動物や花のイコンの細かさに魅いる。

kihujin.jpg

僕はなぜか一番マブタの重い、ちょっと酷薄な印象を与える「視覚」の貴婦人が好き。
他のものはきりりとして女王然とした余裕があるのに、
この鏡をユニコーンに映り込ませて、彼(一角獣)にうっとりさせる彼女は、どこか意地悪な、その分少し狭量なイメージがある。
全体が天上の庭とか楽園のような六枚の中で、ちょっと異質な雰囲気がある。

これら六枚以外にも素敵なタペストリがクリュニーからやって来ていて、
特に、「放蕩息子」は必見。
下絵の技術力や絵解き具合から見ると「貴婦人」より上だと思うんだけど、寓意という意味では、そうでもないかも。
でも、柱で三分割された画面にみっちり織り込まれた人物の表情や、遠く彼方にある建物や木々など、飽きないよ。

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国立新美術館は、一年ぶり。
紆余曲折を経て建築士になった妹が、転職前の短い休みに東京に来た時、案内して以来です。
黒川紀章の抑えられた冒険魂が美しく構造に出ている所が結構好き。
内部写真をパチパチ撮影して、いたく喜んでいた妹。
天井近くの梁構造がよく見えるレストランでランチとったんだけど、
かのボギューズ・フレンチ。。。べたべたなクリームに閉口したのもいい思い出です。

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さて、ユニコーンたちに別れを告げ、何故かバーでカレーを食し、ミッドタウンの「富士フィルムスクエア」に素氏を案内。
ここ、周囲のオサレ感や「あすたりふと」なんていうガクブル文字に尻込みしつつも入ると、無料で色々楽しめるのです。
「写真博物館」もいいしね、今回はなんと「土門拳 古寺巡礼展」やってた!
大きなパネル、見ごたえあり。
仏像に興味のない人も、ぐぐぐっと牽引される。
普段は流すキャプションも、土門自身の言葉が添えられていて、ついつい読みこんでしまう。


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その後、日比谷線で人形町にてプチバイト。
見たことのない、怪しい100均ショップでハローキティ三昧。
最後に、御前鮨 関山さんで、「アナゴちらし鮨」購入。

susi.jpg

うまーーい。
酒が進む、進む。

夕方で、もうないんですかと訊いたら、作ってくれました。
アナゴ、蕩けるよ、うまくて。卵焼きと栗もな!
こちらのお店、日本橋高島屋にも入ってるみたいですね。

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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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