2017-06

映画メモ 5月編

僕もう窓際族にぐったり疲れて、
なぜか職場でシャービック苺味とか、日本酒のシャーベットとかつくってます。
関東地方の給食の出たとかいう、リンゴのシャーベット家で色々レシピ変更しながら作り
職場の-80℃の冷凍庫で凍らせたりしています。
家庭用はせいぜい-20℃なんで、かなり急速冷凍ですが、さらに急速望むなら、
液体窒素もあるぜよ。。。なんだけど、なにやってるのか、頭割れそうです。

世の中、確実にクサイ文化が横行していると思う。
ふぁぶりーずとか、れのああぴねすとか、もろもろの化粧品とか。
僕、百貨店の一階をダッシュで駆け抜ける人なので、
昨今の、衣類叩いて弾ける薔薇の香りとか、
この間サンプルで送られてきた、一か月五千円とかする化粧水とか。。。
もう死んでしまふ。
回答には、臭くて使えませんと書きました。
でも後ろの同僚ちゃん、これご愛用らしく、癒されるとか申します。

なんだかね。
ふつーの女子な人と話してると、絶望するんだ。
ほんとうに、紙とかびりびりに引き裂いて、いい加減にしろ!って叫びたくなるんだ。
タオル10年、柔軟剤なしゴワゴワで使い続けることがなぜ気持ち悪いのか。
ウォシュレットない生活が、なぜおかしいのか。
ゴキブリを新聞で叩いてやっつけることが、なぜおかしいのか。
消えたくなる。
僕は、慎ましいではなく、工夫と潔さと合理性にみちた暮らし、
等身大の憧れなど抱く必要もない暮らしが、何より安心する。

ウツのカーテンを明日からは、もっと十全に引かねばならない。

****

映画メモ
沢山観てるけど、感想とか書くと凹むので、手短に。

5/15 炎上@角川シネマ有楽町

ビックカメラ有楽町の8階、よく試写会があったという読売会館。
ここの難点は、全席指定で、ありがたくも開演ぎりぎりになっても、ここが見やすい、ここは隣に人がいるとかなんとか、情報多すぎて座席が決まらんという発券。
神保町シアターのように、整理番号順に入らせろ!

ここは時々古い映画をやってくれるようで。
このときは、三島由紀夫映画祭でした。

市川雷蔵が、時代劇ではないのをやると、全く色香が蒸発してしまうのは、なぜでしょう。
特にこの映画(原作「金閣寺」)の雷蔵は、大学生/僧侶の役だったけど、高校生にも見紛う雰囲気。
この間の「英国王のスピーチ」でも感じたけど、吃音の演技というのは、大層難しいに違いない。
溜めに溜めた音が爆発する瞬間、鬱屈した感情が、火花のように破裂する。
仲代達矢のびっこの崩れた同級生役が、同じく不具を抱えた代弁者で、ぞくぞくした。
己や他者の破滅を望むこと、炎も刃も向かう先は、内も外も同義である。
こういう破壊への助走は、誰しも一度は経験していて
それを「やれるか」「やれないか」の跳躍の違いに過ぎないんだ。

いま、ドストエフスキー「罪と罰」が第二巻に中盤にさしかかり。
絶望と、破壊は酷似する瞬間もあれば、全く異なる根を持つこともあるのだと感じている。

あとねー、印象的なのは、浜辺を棺を掲げて大勢が進む葬儀のシーン。
これって、寺山の「田園に死す」に多大な影響を与えているような気がする。



5/22 肉体の学校@角川シネマ有楽町

離婚によって自由でハイソな生活を手に入れた女性たち。
岸田今日子が獣のような荒々しい男をもとめて、年下のゲイバーのバーテン山崎努にのめり込む話。
岸田今日子さんがオシャレで可愛いさ満点。
心は千々に乱れているのに、つんとして、私貴方にぞっこんなんかじゃないのよ。
もっとドライな関係でいましょ、お互いどんどん浮気しましょうなんて言ってしまう可愛さ。
イヴサンローランの内覧会とか、凝った部屋のインテリアとか、そういう方面が好きな方は別に面白みが増す気がするけど、それはさておき。
まあ、山崎努の仮面/虚勢が剥がれてゆく瞬間が、とてもいいです。
特に、岸田今日子をお姉さまと慕う、ゲイの男の子の切り札の差し出し方は渋い渋い。
また、別れの儀式で、切り札の写真(映像では一瞬しか出ない山崎努の緊縛)を、しっかり目に焼き付けるのよと迫真の女の凄みで、コンロの火で燃やさせるシーンとか。
俗物を究極まで俗物として描きながら、映像は諸手を挙げて素晴らしい映画になってます。



5/22 黒蜥蜴(1962)@角川シネマ有楽町

久々に素氏と一緒にみたんだけど、京マチ子の黒蜥蜴が観たいというので。
。。。。
。。。
ひどい、、、、ひどすぎた。
僕的には、至上最低のと冠してもいいと思うくらい。
笑うに笑えない、帰りに食べたホルモンの味がひん曲がるくらいに、ひどかった。
開始30秒、ぬぼーっと立つニヤケた背広の男が口を開いて黒蜥蜴の紹介をした瞬間、
これは全速力にやばい!と悪寒が走ったのであった。
大木実@明智小五郎、、、こんな意味のない演技力ゼロ自意識過剰の探偵、誰か絞め殺してください。
コントもどき、ミュージカルもどきの前半、中途で席を立ち逃げ出す人も出たのも当然か。
突然歌と踊りが始まって、僕は思わず耳をふさいで、目を閉じた。
そして、他の映画ならもう少しましだった、川口浩など京マチ子を除く全員が
撮影数秒前に台本を渡され、リハーサルのまま、テイク1で撮影終了かよ!
これは監督か映画会社への、新手のボイコットかよ!
と思うほどの、台詞棒読み、演技なしの連続。
最も酷いのが、全くミステリーの体をなしていない、無茶苦茶な論理の飛躍。
いったいどこの黒蜥蜴ちゃんが、こんな探偵に惚れるかよ!
せめてもの救いは、後半少し、ミュージカルがなくなったことかしら。。。
誰にもお勧めできない、ギャグにもならない、恐ろしさでした。

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市川雷蔵、仲代達矢 他

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Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

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