2017-09

ぼお・ぎゃるそん

昨日、五反田遊古会の目録が届いた。
朝7:30つらつら眺め始めて、今回は海外文学が多いぞとか一人ほくそえみ。
後半に、カミモノで有名な、ツキノワ書林さんの頁で指を震わす。

ある意味、すげーとひっくり返る。
小出博(詩人大正五年生まれ、PNは竹村晃太郎、僕は知らない人)宛書簡および旧蔵品がごっそり。
その中に、ナカイヒデオからの葉書(ツカモト『水葬物語』について)や
アカエバクからの書簡もでていたのですが、
一番ぶったおれたのは、ツカモトクニオ書簡でした。
にじゅーまんえんです。(含・詩稿一枚)

目録に著作権があるのか、いやツカモトはまだ著作権切れてないよとかいろいろ思いつつ。
個人的にひじょーに下世話に笑ってしまった手紙の中身を転載しておこう。
心にメモ。
ヤオイの世界の○○×□□表記も、Passive/Active になる日が来るかもしれない。

貴方の作品をよむと、身体がふるへるくらゐ昂興します。何かの「眼」を懼れて僕が躊躇してゐた行為がここでは晴々と少しも醜くなく営まれてゐる。その勇気と清潔さに。誰もが気づかなかった、気づきつつ普遍性がない為に遠くへおしやってゐた官能の世界の詩。ユニイクといふ点でも日本一。“禁色”に舌鼓を打つ人々にだけこの詩は味到されるのです。
(中略)
三島のいふ“知性”に毒されてゐない若者にのみ、僕達の垂涎の対象がゐるとは辛いことです。それから僕、若し貴方の前に貴方と同年輩のボオ・ギャルソンで一見パッシヴともアクティヴともつかないのが出現し、彼がとにかく、●●と知った時、貴方はどちらの側を希望するかが知りたい。貴方は跪くか、抱きよせるか。この時最初に「なめろッ」といへるのが僕のいふ完璧な牡なんだけどな。
(中略)
同封の作品、いつだったかマチネポエティックの押韻の生半可ぶるに腹が立ち、新しいフォルマリスムってこんなものだゾ、といったきもちでやった文字合せ遊び。中味は零だが完璧であると思ってゐます。

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狸穴幼稚園の図書委員

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