2017-05

変身ぷろとたいぷ

テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)
(2010/09/25)
ヤマザキマリ

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二週間ほど前、素氏が一巻を買ってきた。
ちょっと、いや結構面白くて、僕が二巻を買ってくる。

結構じゃなく、かなり面白い。
素氏は、ハドリアヌス帝が出てくる漫画があるなんてと感激し。
横で、きっとキヌは気にいると思うなー、多田智満子訳のアレ。
といわれて、ああ読みました、とーっても昔に。と返したり。
残念ながら、世界史系は、昔の僕には無理でした。
いまはね、一回読み始めた本は投げないを信条にしてるので、読み返したらなんとかなるかも。

さて、この漫画。
毎回の醍醐味は、やはりローマの浴場ですってんころりん、ざぶーん。
あっぷあっぷで顔を出したら、そこは現代の日本の風呂事情な
ビックリ大爆笑の地域限定タイムスリップお勉強、
ハドリアヌス帝の寵愛うるわし新鮮味あふるるアイデアのあれこれは、日本から来たのさ。
に尽きると思うんですが。

これって、へーーんしーーん。の世界と同じなんですよね。
(あるいは、水戸黄門や暴れん坊将軍でもいい)
まずショッカーが、彼に突きつけられた浴場の難題で。
困った困ったになると、回転ベルトが廻って、足がつるんとすべって。
変身が、日本の温泉/ショールーム/湯治場/家庭風呂であり。
必殺技が、フルーツ牛乳/シャンプーハットであると。

つまりは究極のパターン化されたタイムスリップなんですよね。
でも、面白いのは、心底笑えてしまうのでは。
勿論この繋がれた二空間が、奇想天外にして非常に酷似した世界観であり。
また、彼が、「まきこまれ」型のクソ真面目人間であること。
まきこまれちゃんのいいところは、クサイ意志をもたない。

仮面ライダーみたく、正義だなんだと叫ばない。
闇雲に戦いを挑まない。
日本のじいちゃんばあちゃんに、助けられて、考えるは、
平たい顔族(日本人のこと)の文明は、なんとローマを越えているのだ、
この国に留学したいよ、とかなんとか。
ハドリアヌス帝に、ほめられても、自分はただネタをぱくっただけのしょぼい奴
と自己嫌悪。
あげく、奥さんには逃げられて、、、どうやら次巻は命もねらわれちゃう?

おかしきは、単純なるもの。
この削ぎ落とされた毎回のパターンが、
どうか作者の頸を絞めることになりませんように。
切に願うのでありんす。
(素氏は、挿まれたコラムを読む限り、作者は一筋縄でいかない人物だから
こういう陥穽にはおちないであろうと、予想しております。)

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