2017-04

一箱古本市2010春

暑くなってきたと思ったら、やってきましたこの季節。
目覚めたら、半そでTシャツから出ていた二の腕や首筋か、かゆいー。
結構頑張って布団干ししてたのにな。
今夜は布団乾燥機でごまかして、明朝からバルサンをかけないと。

遡行劇場そのいち。
そういえば、昔、同タイトルシリーズの丸尾末広風創作漫画同人誌を描かれてた、ケムマキ(烟巻)和美さんは、いまはどうされているかしら。

さて、5/2は四回目の参加になる一箱古本市でした。
いやー天気よかった!よすぎた!やはり焦がしタヌキです。

今回の大家さんは日暮里が最寄り駅ということで。
バス好きの素氏と最初に考えたのが、一日乗車券を使い、錦糸町までと錦糸町→日暮里と進むコースでした。
カートにダンボールを乗せ、もう一個カートを引き、紙袋にレジャーシートやポップをつめて、背中にはリュックの重装備で出発。
バス停で待つこと、10分。
日曜の朝なのに、遅れてる?
その間、新大橋通りには、びゅんびゅんタクシーが流れていくのを見送る。

ようやく来たバスを見て腰を抜かす。
満載で、この大荷物を抱えては乗り込めませんって。
既にスタート地点から砕けた、ということでタクシーに乗り込み錦糸町。
北口バス停附近に留めてもらうが、既に45分もかかるバスでは間に合いそうもなく、あっけなく断念してJRに乗る。
JRの掲示で、京王線~都営新宿線が止まっていることを知り、バスの状態に首肯した。
山手線へ乗り換える秋葉原では、下りエスカレータもエレベータも見つからず、よろよろで階段をおりる。
日暮里についてよろよろ進み、大家さん、貸しはらっぱ音地に到着すれば、もう説明が始まってました。
遅刻してすみません。。。

貸しはらっぱということで、ブルーシートまで持ってきたけど、大家さんのご好意で、ちゃぶ台を貸していただけることになり、気持ちよく設営。
最初は日陰に位置していたものの、11時の開店時には、まったく影が消えていました。
日傘だ、日傘。
無防備な素氏にも日焼け止めを塗ってもらう。

開店前から、気になる本を物色するお客さんが、ちらほら。
パチパチと拍手のもと、開店早々、次々に本が売れてゆく。
きゃー、ありがとうございます!
実は昨年、一昨年と、大変交通量の多い場所に設営させてもらっていたので、今年はここまで来てもらえるかなと、危惧していたのですけど。
日暮里からは本当に近いんですよね。

「ケルト幻想物語」に強く反応して悩んでくださった可愛いカップルさん。
開始早々に、幻想系のムックや小説を沢山掴んでくださった方。
「黒死館逍遥」を大人買いしてくださった方。
いつも必ず顔をだして下さって、渋いラインを鷲づかみしてくださる○さん。
教養版「黒死館」の1刷と2刷以降の違いを熱心に聴いてくださった多くの方。
「ぽるとがるふみ」の華麗な装丁に飛びついてくださった方。
一歩引いて、カズオイシグロの執事萌えについて語っていたお嬢さんたち。
今日はスペイン中心の買出しといって、ピカソを掴んでくださった方。
とんでもゴシックなアレーの黒頭巾につっこみを入れてくださった方。

その他本当に大勢の手に取っていただいた皆様。
挙句にうちの奇妙な子供たちの嫁入り婿入りを許してくださったみなさま。
加えて、イベント後にネットでLIBRE TONSUREのことを書いてくださった方々。
いつも沢山の気遣いをしてくださるスタッフのみなさん。
本当にありがとうございました。

僕たちは持ってきた在庫が半分以下になり、売上もあってとても楽しかったですが。
何より、他では興味を示してもらえないかもしれない子達について、お話できてすごく楽しかったです。
価格が安いのは、まあ、半分くらいはダブりのせいなんですけどね。
(お土産にとか思って買って帰ると、すでに相方の本棚に並んでいたりは、いつものことさ)
あと、普通の古本市に行ったとき、自分が思い描いた値段より、捲った値札が安いと、興奮しますよね。
そういう興奮帯を狙っているともいえるかもしれません。

今回は暑さと体力不足に打ちのめされて、他の箱はほとんどのぞきに行くことができませんでした。
でもお隣、デラシネ通信さんの中に。
「海を渡ったサーカス芸人」の筆者・大島幹雄さんがいらっしゃり、あー知っていたらサインを頂戴したのに!
とプチ地団駄を踏み。
ユーラシアブックレットの「ボリショイサーカス」など売っていただき。
ついで6月に「アートタイムズ 特集サーカス」が出ると聞き、狂喜いたしました。

終了後は、日暮里駅近くのレトロ喫茶店で休憩して、念願のバスはしごをし、帰宅。
お風呂に入って、日焼け肌を休めた後、近くの回転寿司で祝杯をあげて、まんぷくぷくになりました。
バスの路線は、20年近く前、家庭教師をしていた家の近く千束/鳳神社前を抜けて行き、懐かしかったです。
それにしても、日暮里駅は大きく様変わりしていて、全く分からなくなっていました。

***

およよさんがBLOGで、こんな感想を書かれていました。
「労力、人数、面白さなど、すべてにおいて、
スタッフ>店主>お客さん
なイベントってのは相変わらずで、特殊で、無理があって、偶然頼みだったりして、でもそれが不思議な魅力なのかもしれないなあと思いました。」

僕はこれを見て、なるほどと思い至りました。
毎回毎回、衒いなく楽しいと思える理由を深く考えてこなかったのですが。
自分が頑張りすぎず、距離を保っていること。
距離を置くことを許してくれるイベントだということ。
が理由のひとつだったのかもしれませんね。

助っ人や他のしのばずイベント、加えてそこに関わるメインの方々のされている仕事に
僕は深い興味を抱きつつも、ほとんど掠めるほどにしか触れてきませんでした。
面白そうの短絡で近づきすぎると、必ずや泣くことになるのを知っているので。
百変化の趣があったとしても、必ず落下地点は、「人とのふれあい」になるので。

一日限り、古本大好きっ子の夢の一日店長、箱も飾らなくても、本を無理にセレクトしなくても。
小さな空間で楽しむことを許してもらえるのは、すごいと感じました。
これからも、きっとLIBRE TONSUREは奇妙な本はあっても、外側は地味なままじゃないかと思います。
でも、それで、きっといいんだろうなあ。
これからも、よろしくお願いします。

では、恒例、お嫁お婿にいった本たちリスト。
★文庫★
青い羽のおもいで 立原えりか 角川 50
イースター菌 式貴士 角川 50
戦争の法 佐藤亜紀 新潮 50
いきなりハッピー 石川三千花 文春 50
二百回忌 笙野頼子 新潮 50
夢の10分間 豊田有恒 講談社 50
黒頭巾の孤島 アルレー 創元 50
夢の10セント銀貨 ジャック・フィニイ 早川 100
十月の旅人 ブッラドベリ 新潮 100
下町 ルポ朝日新聞社 朝日 100
伊藤静雄詩集 杉本秀太郎編 岩波 100
旅芝居殺人事件 皆川博子 文春 100
何かが道をやってくる ブラッドベリ 創元 100
舞え舞え断崖 赤江瀑 講談社 100
葦と百合 奥泉光 集英社 100
芋虫 江戸川乱歩 角川 100
双生児 江戸川乱歩 角川ホラー 100
ヘンリー&ジューン アナイス・ニン 角川 150
ゼーロン・淡雪 牧野信一 岩波 150
海を見たことがなかった少年 ル・クレジオ 集英社 150
江戸晴雨攷 根本 順吉 中公 150
ベティ・ブープ伝 筒井康隆 中公 200
大暗室 江戸川乱歩 光文社 200
倫敦暗殺塔 高橋克彦 講談社 200
マルタン君物語 マルセル・エイメ 筑摩 200
人生処方詩集 Eケストナー 筑摩 200
白鹿亭綺譚 ACクラーク 早川 200
日本の不思議な宿 巌谷國士 中公 200
黒死館殺人事件(23刷) 小栗虫太郎 教養 200
自殺クラブ スティーブンソン 福武 200
恐竜物語(挿画多数) ブラッドベリ 新潮 200
SFファンタジー傑作選 福島正美編 旺文社 300
ケルト幻想物語 WEイエーツ 筑摩 200
緑衣の鬼 江戸川乱歩 光文社 300
いんへるの 川上澄生 中公 300
女を逃がすな 都筑道夫 光文社 300
馬賊天鬼将軍伝 朽木寒三 徳間 上下300
黒死館殺人事件(初版初刷) 小栗虫太郎 教養 600

★新書★
言葉・狂気・エロス 丸山圭三郎 講談社現代 50
宇宙論の招待 佐藤文隆 岩波 50
ミステリーの毒を科学する 山崎昶 講談社ブルーバック 100
サンカの真実三上寛の虚構 筒井功 文春 100
無言館ノオト 窪島誠一郎 集英社 100
ブエノスアイレス事件 マヌエル・プイグ 白水U 200
短詩型文学論 岡井隆・金子兜太 紀伊国屋 200
鉄幹と晶子 須永朝彦 紀伊国屋 200
殺人混成曲 マリオン・マナリング 早川ポケミス 300

★単行本★
現代アメリカ短編選集1 テネシーウイリアムズ他 白水社 100
アインシュタインをトランクに乗せて マイケル・パタニティ ソニーマガジン 200
メアリ・ウルストンクラーフトの思い出 Wゴドウィン 未来社 200
神秘学オデッセイ 高橋巌・荒俣宏 平河出版社 200
悪漢小説集 ケベード他 集英社 300
永遠回帰の神話 エリアーデ 未来社 300(カバー欠)
幻想の風景 トニー・デュヴェール 白水社 300
カスティリオーネの庭 中野美代子 文藝春秋 300
子供にしてあげたお話してあげなかったお話 岸田今日子 大和書房 300
レオナルド・ダヴィンチ伝説の虚実 竹下節子 中央公論 300
味と映画の歳時記 池波正太郎 新潮社 300
とびきり可笑しなアイルランド百科 イーグルトン 筑摩書房 300
エムズワース卿の受難録 PGウッドハウス 文春 400
愚者の飛行術 堀切直人 沖積社 400
夜の旅その他の旅 Cボーモント 早川異色作家短編 400
永遠の薔薇鉄の貨幣 ボルヘス 国書刊行会 400
帝都東京・隠された地下網の秘密二冊組 秋庭俊 洋泉社 400
ぽるとがるぶみ 佐藤春夫訳 人文書院 500
エトルリアの遺跡 DHロレンス 美術出版社 500
石の幻影 ブッツァーティ 河出書房新社 500
東京和館 写真集 淡交社 500
第四次元の小説 クリフトン・ファディマン 荒地出版 500
『ブラウン神父』ブック 井上ひさし編 春秋社 600
迷宮と神話 カール・ケレーニイ 弘文堂 700
ピカソ偽りの伝説 ASハフィントン 草思社 上下500
生と死の美術館 立川昭二 岩波書店 1000

★雑誌★
ゴシックテイスト暗黒世界への扉 中野善夫他 アトリエサード 200
エピステーメー1977.7特集空間 磯崎新他 朝日出版社 300
別冊文藝澁澤龍彦ユートピアふたたび 松山俊太郎・四谷シモン他 河出書房新社 400
幻想文学9怪奇幻想ミステリー 日影丈吉・中井英夫他 アトリエOCTA 400
幻想と怪奇11幽霊屋敷 草森紳一他 歳月社 400
思潮1972.7ネルヴァルと神秘主義 入沢康夫・稲生永他 思潮社 700
別冊幻想文学ラブクラフトシンドローム 菊池秀行他 アトリエOCTA 700
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Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

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