2017-08

黒く笑う

ここ数日グダグダで、クリーンルームで何度も貧血で倒れかける。
この部屋は建物内部に作られたパネル工法の陰圧空間で、
最近は僕一人きりでこもっているので、たとえ倒れていても数時間放置されること間違いなし。
たとえ叫んでも全く外には聞こえないであろうという怖ろしい場所。
中の様子も、pathboxと呼ばれる物品通過孔から少し覗けるだけで床は見えません。。。
もし地震が来て扉が歪んだら、一巻の終わりでありましょう。

逆にいえば、ipod聞きながら、歌を歌っていても平気なの。
たまには僕も最近の人も聞きますよってことで、
はまってるのが、アジカンです。
今のところ一番好きなのは、『君繋ファイブエム』の「電波塔」と「N.G.S」。
ギターリフの憂愁と暴力が、
ガサガサ声の奇妙に左の匂いのする陰鬱な歌詞に重なって素晴らしい。
日本語における押韻の心地よさを追求しながらも、なにしろ破壊的で暗い。
そのくせ、希望の破片がうずまく。
なぜか、浅野いにおの「虹が原ホログラム」の絵が頭の中でかぶる。

君繋ファイブエム君繋ファイブエム
(2003/11/19)
ASIAN KUNG-FU GENERATION

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そういえば。
秋に毎土曜、わくわくするような「新青年」関連講演会が続くようで。
僕たちも、虫ちゃんの回には馳せ参じねば!と意気込んでいます。
(他のテーマには、夢野久作とか渡辺温とか海野十三とか、いいなー)
演者の方、一度だけお会いしたことがあるのですが。
二人して、最前列で腕組みして、首を傾げたり、バッテン出したりしたら、
最高に嫌がられるだろうなー・笑、というのが、今朝の黒い笑いでした。
定員35名とか書いてあったので、リンクはちょいと怯えて貼らずにいます。
素氏はちゃんと予約してくれたのであろうか。

現在、イーヴリン・ウォーの『黒いいたずら』を読んでいます。
これ、めちゃくちゃ腹黒い小説で、爽快な気分になれますね。
先に読んだ、訳者・吉田健一さんの解説まで、腹黒くて笑える。
大人版「裸の王様」といえばいいのか。
みんなひどい大嘘つき、顔の厚みは数十センチ級。
一人が針で誰かの足を突き刺しながらそっぽを向き、刺された奴も素知らぬ顔で、別の奴の腿をつねる。
そんな連続性の第一部が大層面白いです。
最初は黒を黒人からきたものとだけ捉えていたけど、
いやいや、ピカレスクとは全く異なる黒、まさに底意地の悪さ百倍の黒でありましょう。

さて、盗みと放蕩で超適当に黒の世界に到着したバシル君の活躍いかに。
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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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