2017-06

冬瓜と干し蝦

ここのところ夕方出勤の素氏が晩御飯を用意しておいてくれることが多かったので
今夜は久々に秋刀魚を焼き、タラコと大根おろしと合わせて食べました。
ついでに元気が少しだけ残っていたので、冬瓜を煮る。

僕の料理はいつもテキトー。
ダシと醤油と味醂と酒を分配すれば、なんとでもなると思っている。
鰹ダシたっぷり目に入れて、煮立て、今回は干し海老をざばっと入れてみました。
干し海老は、お好み焼き投入用の余ってるやつ。
灰汁がさらに出るので、掬い続け、酒と味醂と醤油少々。
僕は水は合わないけど根っこが関西人なので、なにしろ黒くてショッパイ料理が苦手。
二十歳の時、二度目の東京で、浅草でうどん食べて、うわーっとひっくり返ったのは当然だ。

なので、秋刀魚も大根おろしだけで醤油なしで食べてしまう。
南瓜も鰹ダシとほんの少しの味醂だけしか入れません。
そのままの甘味だけで十分美味しいんだ。
で、最後に、片栗ねりねりして流し込んだら、もうできあがりー。
冬瓜は餡かけで冷やして食べるとウマウマ。
あ、ちょいと生姜を添えると、さらにウマウマですね。

**

本日も色々ハプニング起きましたが。
なにしろ出発直前にみた星占いで
「今までやってきたことがすべて崩れ去る」とか酷いことが出ていたので
またカビで全滅かーとか、青くなっていましたが、何とかやり過ごす。
最近覚えたこと。
上司に頼っても仕方なし。
他人に頼っても仕方なし。
怪しいことがあったら、速攻確認しろ!報告しろ!
ええ、当たり前のことなんですが、臆していたらあとあと泣くのは自分だということで。

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マキマキつながりというわけではないけど。
浅川マキのCDの山に続き、なぜかカルメン・マキに手を出す。
確かに歌詞や編曲は、CULTかもしれないけど、声は至って清澄だわ。
で、寺山作詞の唄が多いのはわかるけど、なぜか高橋睦郎・谷川俊太郎作詞の唄多し。
高橋睦郎さんの唄は、、、なんだか、いや、その、ええ、まあ。
聴いていて、ピンセットがガタブルしそうなほど、困りました。
谷川・武満徹タックルの唄は、高校生の合唱部でたくさん歌ったので、
さして違和感がないんですけどね。

加えて、カルメン・マキさんの歌い方、というか音程が独特なの。
ある意味、音痴スレスレなの。
僕は絶対音感ないのではっきりしないけど、伴奏から1/8から酷いときは、1/4音下がっている。
音律と微妙に乖離しているんだけど、その微妙さが、味なのかも。

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昨日、一冊文庫を読了。
まーた、変な本を手にとってしまった。
まーた、僕はまあ結構いいわと思ったけど、お勧めはしませんよって本で。
いわば、アイリス・マードックの系譜か。
感想も非常に書きづらい。
ので、本日は一部引用だけして、明日に持ち越そう。
カミュの「幸福な死」なんですけどね。
『眠りのあとの苦い味』って、ただ歯を磨かずに寝ただけじゃねーのか!とか
密かに突っ込んでしまうくらい、ずっと執拗な行動描写と心理投影の連続なんだ。
そう、ものすごーーくダルイ感じがすることと思います。

かれは目を覚ました。汗にまみれ、寝乱れていた。そして一時、、部屋のなかを歩きまわった。それから煙草に火をつけ、腰かけたまま、虚ろな頭で、皺くちゃになったズボンの皺を眺めた。口には、煙草と眠りのあとの苦い味が入り混じっていた。かれはシャツの下の両脇を掻きながら、あらためて部屋を見まわした。かくも多くの放棄と孤独を前にして、或る恐ろしい甘美な味わいが彼の口に訪れた。この部屋のなかで、一切から、自分の発熱からさえも遠い自分を感じることで、また、最もうまく按配されたさまざまな生活の奥底にある、なにか馬鹿げて惨めなものをありありと感ずることことで、疑わしい怪しげなものから生まれる或る種の自由の恥ずかしげで密かな顔が、かれの前に身をもたげてくるのだった。かれのまわりには、だらけてふやけた時間があって、時全体が、水底の泥のようにびちゃびちゃ音をたてていた。

新潮文庫 高畠正明訳 p66第二部 意識された死  1976年


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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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