2017-10

陰険なる隠顕扉

この台風みたいな大雨の中、お昼休みに病院前のトンカツ屋さんへ行きました。
いやー、実に美味かった。
みんなはヒレを頼んでいましたが、僕は串カツに目がないので、串とメンチで。
サイドもついて850円ってランチとはいえ、かなり安い。
いつだか写真美術館の帰りに、恵比寿から坂道を下っていく途中にあったトンカツ屋さんも、相当美味でしたが、今回も幸せ気分です。

しかし職場周辺は、ほとんど外食できるところがありません。
唯一のオアシス(ゆったり座れて喫煙可)だった某ファミレスが、長い改装期間に突入したため、残りの逃げ場はせいぜい、院内のドトールだけになりました。
せめて公園のひとつでもあれば違うんですが。。。
僕はウツが高まると、(というかそうでなくとも)他人と食事ができないので。
安らぎを求めて徘徊中。

***

感想を書こうと思っている、中勘助ですが。
ええ、江木(猪谷)妙子ちゃんとのことです、もちろん。
(ごく一部では色々言われていますが、基本文壇ではスルーな話題)
普段、感想を書く場合、一向に他人の意見を顧みようとはしないのが信条ですが、今回はすこし周りを見渡してみました。

で、なんとなく、多くが「あの『銀の匙』のイメージを壊さないで!」的な発言が多くて。
それは、おかしいんじゃないかと、首を傾げている次第。
確かに僕だって、『銀の匙』は大好きです。
だからって、漱石を非難したとか、血縁者に対して誹謗がすぎるとか、冷たいとか。
綺麗な話を作ったら、その世界を固辞しないといけないなんて、わけはない。
もちろん、僕も一筋縄ではいかない人だと思いつつ、イメージの固定化だけは避けるべきだといいたいわけですね。
また純粋と呼ぶならば、『銀の匙』とは別に、彼の素晴らしさを称揚すべき作品が沢山ある。
ま、もう少し頭を整理したり、情報が欲しいので、富岡多恵子の「中勘助の恋」を発注しました。
なんとなく憤慨しそうな予感がしていますが、もう少し煮詰める予定。

***

昨日の【韻学】に引き続き、本日は【デイ博士の隠顕扉】と格闘中。
ええ、かの錬金術師 John Dee です。
毛髪を使った、密室トリックネタの隠顕扉です。

そもそも「隠顕式」というのは、ミリタリー用語に登場し、敵からは見えないように細工されたといったものみたいですね。
隠顕式キャノン砲、隠顕式照明といった使い方をしているようです。
でも、黒死館の場合は、見えたり隠れたり。。。ってわけじゃないみたいで。
初めは、本棚が動いて隠し扉が見える奴、忍者屋敷風とか、思い描いたんですが、これまた意図が違うらしい。

わりに日本語サイトでも、John Deeは沢山ヒットしますが、いまのところ、この謎ドアについては発見できず。
それで、またこんな文献でも、流し読んでみようと思ってます。
1909年にLONDONで出た、Charlotte Fell Smithのデイ博士の評伝。
年代的には、虫文献としてOKな範囲ですので。

特に
「1583-89年にかけて、エドワード・ケリー(Edward Kelley、1555-1595)と組んでポーランドとボヘミアを遍歴、各国の王宮などで様々な貴族たちに交霊実験と魔術を披露して評判となった。」

とwikiの説明に出ている時代がクサイので、重点的に調べたいです。
図版が沢山載っていて、それだけでも面白そう。
また何か飛び出したら、ご報告いたします。

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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

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