2017-10

秋のおさんぽ その2

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タヌキまたしても痛恨の一撃を食らうの巻。

はてさて、本日も素敵なお散歩日和。
日曜日しかお休みのない素氏を引っ張り出して、今日は国分寺まで行きました。
中央線に揺られて、自宅から一時間ようやくJR国分寺に到着。
おなかがすいたーの素氏の言葉につられて、南口のモスに入る。
ようやく、はじめての西武バスに揺られて向かった先は、わくわくの武蔵美です。

美大ってどんなかなーーっと、想像たくましくしてたのだけど。
結構普通の建物が並ぶ。
某美大の染色科にいた妹の卒業制作で一家全員借り出された
(といっても僕は帰省していた、ほんの数日だけだけど)思い出と共に
なんだか休日でもよれよれの学生さんがあふれているのでは。。。と思ったのだけど。
しーーんと静まりかえっていた。
そう、静まりかえるほどに。

門をくぐってすぐに、一直線にならぶ吹き出しに導かれて、僕たちは目的の建物に向かったのだけど。
トイレに入っているすきに、ポスターを眺めていた素氏は、笑い崩れていた。
嗚呼。
おーのー。
「日曜休館」!!!
ダダの装釘家としても有名な、柳瀬正夢氏の展覧会に来たはずだったのにーー。
あえなく玉砕。

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ということで、あばんぎゃるどな展示予測だけ、期待だけしこたま膨らませ退散することに。
ええい、ここまでめっちゃ遠いけど。
金曜のお休みに、もう一度リベンジだ!
なんといっても、図録がほしいんだ!
方向音痴だけど、一人で来られるさ!

ということで、再び楽しいバスの旅。
白梅学園、創価高、津田塾大と緑と畑をつきぬけて、国分寺へ舞い戻る。
じゃ、予習していた古本屋行脚でもしますかね。

まずは国分寺駅北側のら・ぶかにすと。
目録ではなんどかお目にかかっていましたが、来たのは初めて。
一号店の開店準備中から、外箱を漁る二人。
くんくんくんくん。
いい匂いがしてくるよーん。

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店舗は狭いながら、品揃えがいい具合に偏屈で素敵。
加えて、安いざんす。
のっけから、僕は四冊漫画を鷲づかんだ。
見上げると、ロアルド・ダールの児童書が、22冊で1200円!
あー、触手がぴくぴくする。
しかし、隣のセット本の値段が、1,0000という謎のカンマ位置。
もしかしたらダールは12000の間違いか。
いや、あの分量はまたしてもコンビニ宅急便送付になりかねない。
ということで、僕にとっては割りに最近好きになった倉多江美さん、
坂田靖子さんの漫画のみで店を離れた。

玄品ふぐを境にもう一本向こうに2号店があるらしい。
が、まだ開いていない。
(ま、既に13:00にナンナンとしていますが、古本屋にはありがちの時間帯)

こちらもやっと最近おもしろさがわかるようになったので
取り揃えるようになったいしいひさいち漫画文庫を読みながら進む素氏とともに
ガード下を潜り、駅の南側へ。
武蔵野一帯はやたらに緑が多いというか、公園が一杯だけど。
ここでもどんぐりの上にのったカタツムリ騎士(ナメクジ貴婦人は伴走せず)などながめつつ。
チェーン系のブックいとう国分寺店に到着。

某BOと違うところは、楽しめる品揃えであるところ。
それに僕が棲む場末とは違って、「ちゃんと本を読む」人が多いことを示す質の高さがなにより嬉しい。
二人して、えへへーと棚から棚へ跳ぶ。
最近プチブームな、ホームズ関連本など入手。

坂をのぼって、三多摩図書なる店をさぐるも、シャッターが下りたまま。
ここはどうなのかな、現存しているのでしょうか。
ほんとどんどん古本屋は潰れるから。

松屋で牛をしばき(笑)、素氏は鳥をしばき、
さあ、今度は西武国分寺線にのって、鷹の台へもどるのだー。

なぜって、実は武蔵美の帰りに一軒美術関連多しという古書店へ寄ろうと計画していたから。
ただし、ネット情報では、開店時間が、14:00だったのだ。
卵色の電車に揺られてガタガタ。
ウン十年前に素氏が乗ったときは2両編成だったらしいけど、
いまは6両編成でした。
でも単線だから、ほのぼの感がます。

鷹の台は思ったより開けてました。
ロッテリアとか、いまどき若人が小さな古民家を改築して経営する雑貨喫茶やギャラリーが軒を連ねる辺り。
荻窪とかと雰囲気が似ています。
で、商店街をてくてくぬけて。
ふっと視線を左に延ばすと、そこにゆめや書店がありました。
看板がかわいい。

実は、わざわざ行って開いていなかったら悲しいので、
たのむーーと素氏に電話を入れてもらって、開店を確認していたのでした。
店主のおじさん、めっちゃ人なつっこい感じ。
武蔵美に柳瀬正夢を見にいったけど開いてなかった、といったら
じゃあ、こんな画集は好きかな?と運んでくれたり。
すぐ裏手の玉川上水は太宰の自殺現場だから、是非に散歩しましょうとか。
まあちょっと片づいていないところが面白くもあったんですが
さすがに美術書は、変なの転がっていて、山をくずしつつ、へーーっと唸る。
僕は、なぜか昭和初頭の舞台装置図録(武蔵美発行)なんか入手。
めちゃくちゃおまけしてくれて。
さらに。

もう一軒、すぐそばの古本屋を紹介してくれました。
みどり文庫(少々あやふや)という、すごく見やすい本屋さん。
いい本が丁寧に並べられていて、並んだ本達も胸を張っている感じ。
でも、僕も最近少々擦れてきていましてね。
いい本なんだけど、もってるんだよーとか。
いい本なんだけど、ひねりやパンチがほしいんだーとか。
我儘になっているので、美味しい空気だけ賞味して出てしまいました。

少しだけ玉川上水脇の緑道をおさんぽして。
もう一度、国分寺へ戻る。
で、ら・ぶかにすと2号店のぞいたけど、開いていませんでした・泣。

最後は、昔風の純喫茶でモンブランのセットをぱくり。
コースター貰って帰りました。

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先月読んだ小沼丹氏のエッセイで
コースター蒐集でタンスが一杯の話が可愛かったので、つい。
このエッセイ、不思議な味わいで、
内田百間ほどじゃないけど、たんたん(丹丹)と日常が歪みます。
でもって、締め切り直前の井伏鱒二センセエに誘われて朝から晩まで将棋に付き合った話とか、
日夏耿之介センセエの授業で、
意地悪くご本人があの「大鴉」の自訳を朗読してくださったんだけど、
むしろ英語原文で読んだ方がわかるぜ!な気分に落ち込んでいると、
センセイがニタリとされたエピソードなんか載っていて、
かなり楽しいです。

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(2002/02/22)
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ということで、楽しいお散歩は終了。
万歩計を持っていくのを忘れたのは残念だけど、
一杯歩けて大満足でした。

お家に帰って、夜はスキヤキで一騒ぎ。
さ、明日は、ホウトウを入れてスキヤキ二日目のお楽しみです。




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