2017-03

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astatine

何かをほんの些細なことを我慢する、ぐっと飲み込む。
その小さな小石が数ヶ月後、数年後、巨大な渦に変わってしまう。

人の気持ちが分からない。
本当に全然と言っていいほど分からない。
だから、読んだ本の内容は全部忘れるけど、人の言葉や表情を脳裏に焼き付けてしまう。
それは慮ってみようと儚い努力の一端であって、
実は「全然そんな風には考えていない」思いを曲解し拡大解釈する材料になる。

自分の病気のことで甘えたくはない。
でも、結局、二日仕事にでれば、もう脳はくたくたで、目覚ましが何台鳴り響こうとも
体が脳を休めるために布団に縛り付ける。
そして罪悪感とどうしようもない肉体への恨みと、努力を華麗に隠して日々を泳ぐ人たちを羨み、冷たい視線に耐えながら、脳にまた答えのない思考の洪水を渦巻かせて夕方を越え、夜を迎えるまで働く。

帰途、見上げると橙に染まる、切り爪の月がけぶっていた。

僕はもう僕に疲れきっている。

人の気持ちが分からないのに、人と付き合うのは諦めているのに
それでも少しは何とかしないと、真面目な一部が吠え立てるので
それに合わせようと一度は努力してみるけど、結果は空回りでしかなく。
空転の羽根車は脳をかき回し、涙腺を決壊させ、途方に暮れさせる。

本当に心が許せる人と、ぼんやり綺麗な夕焼けだけ見て暮らしていたい。

夢想からふと汚泥に呼び戻されて、しゃがみこむ。
薬は効いているのか、効いていないんじゃないか。
苦手なことから逃げていいという忠言に、従って済むならどんなにいいだろう。

世相は世紀末以上の世紀末感を増し、空気が罵詈雑言で満ち満ちている。
その闇の圧迫と、自身から放射される闇の、二つのブラックホールの強い重力で
今にも万分の一に圧縮され、引きはがされ、弾け散りそうだ。

この湧きたつ狂気をごくんと飲み干す。
飲み干せるだろう、きっと。
でも、たちまちに、すべからく、内燃する。

僕はもう僕に疲れきってしまった。

どうか神様
僕に何も期待しないでください。
期待しているのではないかと、毫も感じさせないでください。
僕は曲解しますから、間違えてころんで、月の冷たく紅い視線に焼き殺されますから。




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scheelite

斎藤大和英辞典ってすごいよねえ。
というか斎藤秀三郎先生が1866年生まれって、慶応年間だよ。
時々トンデモ?とか思うのもあるけど、英英は別として和英/英和じゃこれにしか出てないイディオム多いよねー。
weblioの例文集みて、毎回驚いてます。

名詞としてしか知らない語が動詞や形容詞で使われてたり、
意味は五番目以降じゃないと合わないの頻発で、辞書を引け―の神様のお言葉ばかり降臨の毎日。
cheekに頬っぺた以外に、生意気なんて意味があって。
what cheek ! で今でいえば、「生、言ってる!」になるなんてびっくりだなー。

単語力ひどいのを文法力だけでカバーしようとしている。
文法のいいところは、品詞や仮定法や時制が見えることで、なんか論理詰めのパズル感が昔から大好きだけど、辞書引く時に意味を絞りやすくなる、ことくらいしか結局役立ってないかも。

そして9章に至り、主人公の名前が明かされました。
おーい、見落としてたな、自分。
が、その名前が男性的なのか僕にはよく分からない。
作者はアナグラム大好きな人で、自分の筆名も、他の作品の登場人物もアナグラムでつくってるので。
もしかしたら、カラクリがあるのかもしれない。
ヒロインはエルヴィラちゃんという美少女。
Elviraといえば、アメリカのホラー番組Movie Macabreの有名なホスト役だった人の名だと素氏から教えられましたが。
イメージは、こんなお色気ムンムンのおばさんじゃないので。。

**

週末の疲れが出て本日も延々と眠ってました。
手のブツブツも元気よくお祭り騒ぎしてます。
肉体は、どこかで辻褄合わせをしないと気が済まないようです。
精神は、どうなんだろう。
もっと長いスパンで辻褄合わせを求めている気がする。

四月からの仕事、更新してしまって本当によかったのか。
いまだに分からない。

**

ジャズるフランス・ギャルで好きな曲。






zeolite

素氏の解題校正、腰が重くなる。
一番欠けてるのは客観性、あと何度言っても箇条書きで構成を考えられないこと。
これは、どうやったら鍛えられるんだろうねえ。

あまり松山さんのこと個人的には得意ではなかったのですが、
ただ面倒になったら箇条書きにしてしまえ、なところは自分に合う。
なんていうか、頭の中でざらざらっと箇条書き浮かべて、それを論理的になるように順番直してしまえば。
あとは分量に合わせて、書くだけ。
ざらざら膨らまして、がりがり彫琢していくだけ。
なんだと思ってる。これは、小論文のテクニック。

反対に評論を論旨に合わせて段落分けして、各部を数文字の言葉でまとめる。
こっちは正反対の鏡像的論理解体作業。
背中合わせのこっち側も勉強になる。
でーもー。これいわば受験テク、論文テクなので。
随筆には不向きだと思ってる。
随筆には風情や情緒があって、こういう論理を越えたところにある物だから、遥かに難しいし、鍛えるより、個人の素質が寄与する部分も多いはず。
あと、昔吉本ばななだったかな。
毎日決められた文字数の超短編を書く練習をしたほうがいいとか何かで言ってたの。
下手くそでも研鑽はおそらく力になるのだろうという話でした。

ちなみに、吉本ばななも村上春樹も読んだことありません。
多分このまま一生読まないと思う。
村上春樹は実は、高校の先輩なんだけど、あの校風が合わなかったと言っていたとか何かで読みました。
いや、あの驚くほど古めかしい軍隊まがいの行事、それでいて不思議に自由な雰囲気。
飴と鞭ではなく、それが「質実剛健/自重自治」なのですが。
合う合わない以前に、模範的な学生になるためには、時間が全く足らない学校でした。
僕は個人的に学校という媒体は苦手ですが、しごく稀な体験をしたなあと三年間を振り返っています。
で、村上氏には興味がないので、先輩は小松左京、海野十三、竹久夢二という方が誇らしいのであります。
そういえば十一谷義三郎もいたね。

**

先週の土日は4件バイトで方々を巡りましたが。
池袋もあったので、これさいわいとS堂本店で、例の初版15万部というエッセイの予約金を払ってきました。
なぜ予約するのか、それは限定150人にトークショー参加権が当たるからです。
ええ、ホシノ君の。
発売は3月末、予約受付は先週からスタートして3月中旬まで。
僕の整理番号は4000番台でした。ひーえー。
これは応募者一万人いくだろうと目されます。
たった30分のトークでも間近にいけるとなれば、そりゃ殺到するよね。
外れたら、また交通費使って本だけ引き取りに行かねばならぬというのに、みんな夢見てます
倍率100倍とかじゃないですか、当たる気まったくしません。
それにしても、S堂。
やりやがったなー、このイベント企画。
一万部も予約取れたら、大不況の出版業界においてバンザーイ!じゃないですか。

これこそまさに 「いいー、仕事だな!」
(LIFE、ゲスニック西条の名セリフで)



cumengite

いま6章の終り訳してるんですが。
自分の馬鹿さ加減に、わーーと叫んだ。

主人公(語り手)のこと、ずーーーと女性だと思ってたんです。
思考回路とか、神経質なところとか。諸々の行動とか。
クービンの挿絵も沢山入ってるんですが。
なんか、ごちゃっとしたペン画で、まじまじと見てなかったっていうのもあるけど。

幽体離脱した自分を外から眺めているシーンで。
眠ってる方の自分のこと、myself とか、the Other とかで受けてて、それはそれでよかったんだけど。
himself でも受けてる。ぎゃー。
えー??まじかよー。
一時の放蕩の日々とか女性を見る目がやたらにエロチックだなとか思ってましたが、
これは百合幻想にちがいないと思い込んでいた。
その百合感が堪らなくいいではないかと、一人ほくそえんでいた。

いやいやいや。
ざっくり下読みの時になぜ気づかなかった。
女性のつもりでここまで来たよおおお。

再度挿絵を眺めてみる。
ズボン履いてるこいつ、もしかしてこいつが主人公なの??
いーやー。だーめー。

自分のアホさ加減がショックすぎるので、とりあえず寝る。

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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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