2017-01

lead

回数を数えようか、そのごくありふれた希死願望を。

先週木曜は最悪に地に落ちて、
また人と話して少し消えて、今日また深く落ちる。
正の字でも描けば、その統計学的傾向に答えがみえるかもしれない。

出ない声を絞り出す。
内臓がひっくりかえる。
今日よかったこと。
シャーリー・ジャクソン「鳥の巣」が残り1章までたどり着いたこと。
日光を浴びて一人の時間が持てたこと。
ネズミの解剖をして綺羅綺羅しい内臓を眺めたこと。

別段、動物虐待願望はない。
むしろ僕は人と同じに動物がすべて苦手なのだ。
一切の愛情を持てない。
彼らとてそれをよく心得ていて、僕に向かって嘔吐する猫、遠巻く犬、襲う鴉。

心臓に針を突き立て心採血するとみるみる脱血し変色する、内臓の美しさ。
鮮紅から淡いクリーム色へと、肺など心臓から洗浄液を流し込めば真っ白だ。
そして、右心房を傷つけ濁った血を流させた後も、洗浄した後も、ずっと心臓は拍動を続ける。
臓器をひとつひとつ外していっても、まだ細動を起こさない。
なんて強い、疾患モデルでも、なんて健やかな。
その命が食い下がって、消えていく瞬間を僕はじっと見ている。
何の感慨もなしに。
体温と同じ瞳の温度で、僕はただ見ている、そしていつになく一人落ち着いていることに後から気づくのだ。

今日苦しかったこと。
帰り際に上司と1週間以上ぶりに話したこと。
事前予告はしたものの歓迎会ランチから逃走したので、微妙に冷ややかな目でみられたこと。
新人さんが必死に話しかけてきたのに、ぞんざいな返答をかえしたこと。
派遣会社から電話がかかってきたこと。
来年もう一年同じところで働くことになったこと。

そして先延ばしにしていた自己評価票を埋めて送ったこと。

が、これ、「自己」といいながら、とんでもない質問が後半にあり。
同じ職場に派遣社員が他にいるか(会社不問)、さらに、その人の評価をあなたがしなさいというもの。
ここ何年も抑え込んでいた、怒りが爆発した、その瞬間。
いったい、何様だというのだろうか。
それとも一般企業には、社員に同僚の評価をさせる制度とかあるの?
いつも思ってたけど、職場に新人退社があったら教えろっていうのと同じで、
他社の動向、他社人材をさぐってるのか。
しかし、彼らは平気で、「他人に評価を下すことで自己の欠点を見つける一助にもなります」
とかいう気でいるんじゃないのか。

ここで、「ちょっ」という舌打ちと同じくらい忘れ去られた「ハンッ!」を出したい。
他人の仕事なんて見てられません。
むしろここで事細かに指摘できる人は気持ち悪い。
こんなに吐き気を催す質問みたことなかったなー。

どうしても文字を埋めないと送信できないので
「質問の意図が汲めず、不快きわまりなく、異議を唱えます」と書いた。

志高いって、偽善と宗教臭そのものだなと思った。
距離をおく。
会社の理念にまったく同意できかねる。

そして墜落する、黒穴へ。

**

素氏に笑われたけど。
僕が社会につながっている唯一の糸は「責任感」だけなんだ。
おかしいかな。
もし僕がそもそもいい加減なこの「責任感」すら手放したら、家から出られないよ。
でもね、同人誌とかもみんな「責任感」になりかけてる。
だから苦しいんだ。


**
    



12月に吉野さんの最後の作品集が出ていました。
スケブに描かれたネーム100P分も。
表題作の「MOTHER」は異色作でした。
かつて幽霊譚めいたものなら少しありましたが、これはSFです。
驚きでした。
常に過酷な背けられない現実をわれわれに直視させつづけてこられて、
さらに破壊された未来の厳格な「現実」を直視させる作品になりえました。
ネームは「MOTHER」の続編でした。

**

こういうジクジクした日には吹き飛ばしてもらわないと。
グランジっていうか、サイケロックの元祖的なとこあるよねー。





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iodine

パシフィコ横浜楽しかった。
最後にハマ・オカモト氏の声かけで「わ」と言いながら記念撮影。
芥子粒みたいに一階中央付近に映ってるか…いや小さくて見えません。
公式TLで写真出てた。

元気出るなあ、源ちゃんありがとーーと心底思ってたけど、
一日明けるとウツ神パワーの方が強力でした。
ごめんね、ほんと。
急激に穴に落ちちゃう。
派遣会社の定期訪問の人も、いやすごくいい人なんだ、思いやりに溢れてて
でも結構引いてた。アスペの話したら。

一流企業の営業さん→運送会社でボコボコ→生保
となってしまった人もいるんだからねと、自分に合う仕事でなんとか耐えないと先生は仰るのです。
分かっているけど、何も集中できない。
夏コミの申し込みもそろそろしないといけなかったはず。
色んな事が昔の自分ならさくっとできたことが、全然てにつかない。

昨日ね。
夜また困った人からリプが来てました。
その人のこと作品読んだ時からめちゃくちゃ嫌いなんだ。
でもどうしても対応しないといけなくて、年末なんとかデータ送ったんだけど。
それで縁切りできると信じてたのに。
向こうは他意も悪意もない、けど志向も姿勢も全然合わない。
DMも仕方なくしばらくできる設定にしたけど、TL流れてくるのが嫌すぎて、年初に切った。
無視しちゃだめですか、、、、、、、、、、そうですよね。
オトナの対応、能面で笑って、テヘって返しておけばいいんでしょうね。
嘘がつけない、だから苦闘する。

黒死荘読了。
黒死館との比較したいのに。
事務仕事山盛りなので、また今度にします。

つまらない内容でも文字にして吐き出さないと、平衡感覚が消える。
すみません、ほんと。
明日仕事行かないといけないけど、行ける気がしない。

目一杯明るい曲でも選ぼうかな。
元のサディスティック・ミカ・バンドのいい動画がなかったのでローリーverで。
僕のカラオケ十八番です。




sulphur

今朝の夢はあまりに馬鹿馬鹿しいものだった。

夢の中によく出てくる架空の三ノ宮のスーパー。
地階にあり買い物の途中にトイレに行きたくなって
万引きに間違われるといやだなと思ってカゴを地面に置き
薄暗い階段を上ってトイレに向かう途中に柵があり、「万引き逃亡禁止」の札を見る。
すると背後からカゴをもったおばさんが上ってきて柵を乗り越えようとしている。
僕はさらに階段をのぼってその模様を見てると、おばさんが振り返って「見たな」という。

どこから取り出したのか僕は幅広の中華菜切り包丁を持ち
おばさんはシンドバッドの冒険みたいな青竜刀を持ってチャンバラ開始。
もうバカバカし過ぎて、早く終わらせてくれこの夢とチャンチャン火花散らしながら思う。

そして次に土管の転がるどらえもん的広場で集まる目つきの悪いおばさん、ちんぴらたち。
僕もそこに加わり万引き集団の会合に参加しているのだが、
またもバカバカしいので帰らしてくださいと立ち去る。
解釈不能。
昔から万引きとカンニングを殺人より重大犯罪と思ってるので、そういう隠喩でしょうか??

**

今季のテレ東深夜枠、アヴァンギャルド過ぎませんか?
やばすぎませんか?
バイプレーヤーズと山田孝之カンヌ、
悶絶すぎです。危険すぎです。
以上褒めてます。

**

色々若気の至りってことで、今夜はブルーベルズを。
唄より千倍フィドルのボビー・ヴァレンチノ(黒人歌手の方ではなく)がかっこいい。
ロックバイオリンとしては最高の一曲だと思う。
実は歌っても、ど渋のボビーでした。
三曲目、一人二役の映像にも注目。







bromine

BDレコーダからBDに焼くのは早いけどDVDに焼くのはすごく時間がかかる上
当然容量も少ない。
が、家に余ったDVD板をどうしたらいいのか、と考えていたが。
そうか、録音したラジオをまとめていけばいいのだと、思いついた。
例えばANN二時間で160MBだからCDよりDVD4.7GBだと29回分まとめられるじゃん。
ナイス、ナイスバックアップ。

**

本日は楽しく府中散策してしまったので、
明日こそ実験ノートと事務仕事家でやる。
ノートやばいです、実にまずいことになってます、二か月半分溜まってます。
ダメ人間なので、9時間職場にいる中、まず遅刻30分し、昼休みは1.5時間とり、夕方休憩30分とり、それでもぐったりで。
最低限の当日やったことのメモ書きしか残ってません。
スマホに入ってるねずみの臓器写真消したいです。
早くクラウドに移しなさいという話。

**

府中市美術館の「ガラス絵 幻惑の200年史」観てきました。
ガラス絵は当然ながらセル画と同じ考えなので、
通常色彩を積み重ねていく順が逆になるわけで、ガラスの光沢がある分、油彩・水彩・アクリルにしろ不思議な艶と透明感が生まれます。
昔、クレヨンでよく遊んだ、色んな色を塗って一面黒で塗りつぶして削り出すと
闇夜に花火が浮かび上がるみたいな手法を使うこともできます。
川上澄生のような線のくっきりした絵は特にぴたりと決まります。
晩年大変な生活苦に陥った長谷川利行のガラス絵は罅がたくさん入っていて、それがまた屈折を生み出すので面白かったなあ。

幼稚園から小学校低学年の頃だったと思うけど。
うちの母親がおそらくすぐ近くにある大丸の文化教室でガラス絵を習っていました。
多分、子供たちが小さすぎて外に働きに行けないので、身入りのいい内職を探すすべだったと思うのですが。
ガラスに墨(もっと粘稠度の高いものだったかもしれない)で浮世絵風の美人画を描いていました。
彩色はあまりしていなかったように思います。
ずっと和ダンスの一角に作品が残されていて、上手いなあと思っていたのですが
一昨年の大引越しの際に捨てられた模様。

なんていうか、僕の学習机の中に入っていたものも
大事なものはほとんど捨てられていて、どうでもいいものだけ残されるという
げっそりとした記憶があり。
昔からそうですが、思い切りがいいというか、
むしろ思い入れのあるものほど、ヒステリックに捨てるところがあり。
父親が他界した時も、無惨すぎて思い出したくない有様で。
僕の小中高の通知簿も賞状もあらかた捨てられてしまいました。

閑話休題、なので一応ガラス絵のことは知ってはいたけど
その後、世の中でこのジャンルについて語る人もおらず、展覧会でも数点しか見たことがなかったので
これだけ纏まって色んな技法や可能性が見られたのは実に興味深かったです。
一点、フラットな表面のガラスに描いたものが多い中
昔のガラス障子などに使われていた凹凸のあるガラスに描かれた柑橘の絵があり。
それがまた別の反射や肉感を生み出しているので、不思議な味わいでした。

**

冬空の下、寒風にあおられても、ぽかぽか陽気に促されても
散歩している時が一番気が晴れます。
ずっと永遠に歩いていけるような気持ちになれます。
歩いて歩いて遠くに行きたいです。

薬を服用するようになって毎晩夢を見るようになりました。
だから熟睡できているのかというと、日中相変わらず眠いので、微妙なところです。
生活に変化が大きいと夢をよく見るといいますが
それも現状どうなんでしょうか。

昨日は母親がお遍路に行っていて、(絶対そんなことはしない人ですが)
何日もお風呂に入っていないので、汗や垢を白い装束の隙間に手を入れて
手拭いでふいてやるというシーンでした。
最後に、今度お遍路に行くときは私もついていくよと涙ぐんで言うのですが。
目が覚めて、非常に複雑な気持ちになりました。
果たしてこれは、「赦免」「許容」「従容」を意味するのか。
分からないのです。
むしろ憎悪と罪悪感の比重のほんの微細な揺れではないかと解釈します。

初夢は来週ライブに行く人の夢だったので
その幸運を抱きつつまた楽しい夢が見たいです。

**

ではその人が以前所属していたバンド名の元ネタになったマーチン・デニーの曲で。
(なんの謎かけなのか、超有名人だから名前書くの恥ずかしいだけ)

まさに謎エキゾッチック。マリンバ、マリンバ!




pagodite

パステルズのよれよれ最高。
メロディはしっかりしてるのに、このボーカル、おいって感じ。
先日紹介したヴァセリンズの匂いを色濃く継承しているオルタナUKバンドですね。

僕は完全パーフリ感化組なので、当時少ない情報を基にレコード屋めぐってました。
関東圏のラジオで二人がやってた番組も聞けなくて泣いてて。
あるひ大阪のFMがネオアコ特番やってくれて(3,4時間流しっぱなし)、必死で録音。
さらにFM局に手紙出して、セトリというかかけた曲の情報下さい!!と
返信用封筒までつけてねだったら
「ふつうはこういうことしないんですが、あまり熱心なので…」
とのお手紙と共に、何枚にもコピーした手書き全曲リスト貰えたんですね。
もう嬉しくって、そこから知らなかったバンド探しにまたレコード屋へ。

なんてことしてたので、懐かしいのは80年代後半のUKだったりします。
youtube でサラ・レコードやC86関係まとめてくれてるチャンネルに出会うと
一人で、きゃーーとか騒いでしまう。懐古趣味丸出しです。



lime

寒すぎるので昼からホットウイスキー飲んでる。
teachers はロックの方が美味しいけど、
結局数分したら、ヒエヒエさ。

病院二回目和やかに終わる。
この先生異常に忙しいのだろうなと思わせるのは、事務仕事の傍らに診療してること。
書類を折って付箋でメモを書き、封緘して、別の封筒に切手貼りまくる。
あと覚えてる必要ないのだろうけど、前回の僕の話ほとんど覚えてなかった。
また職種の説明。またその仕事でよかったね、続けてみようよ。
はいはい。次回もこの調子だろうな。
とはいえ、不信感抱く人おおいだろうね。
つまり、カルテがひどい。
大概ひどいカルテ見てきたけど、それ自分も読めないだろ!状態です。
こういう人は絶対電子カルテ導入しない、
まあカルテ開示求められることもないからいいんだろうけど。

落ちるトリガーは随所にあって、基本見ないに徹するのがいいと思うし
それが得策だともご教示いただきました。
自分が監視されてるって思わないよう、そういう因数にまず触れないこと。

**

「クズの本懐」アニメ版 二回分みる。
ひどい話だけど、実際に肉体が介在するの関係なく、自分の中にこの種の倫理観ないので好きな話だ。
ひどいからこそ、可愛い顔してえぐり込んでくるっぽい。
ノイタミナ枠だから許されるぎりぎりエロスだなとか思ったり。

吉野朔実さんの「恋愛的瞬間」で
レズの女性がいて、彼女の好きなタイプの女の子は不倫好きの子で
女の子が寝た男とばかり彼女は寝るという不毛の恋愛話があって。
それを思い出した。

アニメ見ながら、他にもなんか既視感あって、
あ、これ「彼氏彼女の事情」だなと思いました。
仮面とか思考しすぎる高校生とか。

**

平井呈一節あいかわらず絶好調の黒死荘。
そして知らなかったのは僕だけでしたな語彙の連続。
実は素氏も知らなかったので、みんなもっと勉強しようの巻。

計画がぐれはまになったところで、しぜんと犯人の身代わりになるように仕組んである。

「ぐれはま」!何それ!
東京弁。「はまぐり」の逆である「ぐりはま」の転。食い違うこと。

まずは大牢の美味を腹いっぱい食べたあとの中国人といったていたらくであった。

大牢とは御馳走のことだと。「大牢の滋味、煮焼て一鍋三百銅」
漢語がぽんと出せるのは素養ある証拠だそうな。

で、喫茶店で噴き出しそうになったのが、こちら。
多分「怖気を震う」の意だろうけど。

マスターズまでがちり毛の寒くなるのをおぼえた。

次は訳者云々というより、毒舌全開のHM卿が「こんな密室ミステリいらん!」の講釈にも一噴き。
原典は何だろ?

密室ものはおれも好きで、ずいぶん読んだが、その小説では、犯人が学問上まだ知られていない毒ガスを、部屋の外から鍵穴を通して吹きこむ。部屋のなかの男は、その毒ガスを吸って、たちまち頭がへんになって、自分でのどをしめて死んでしまうというんだ。ははは。それからまだある。睡眠中にやはり毒ガスを吸って、きゅうにえらく元気がついて、ベッドの上でえいととび跳ねたら、天井のシャンデリアの先に頭を突き刺して死んでしまう、というのも読んだが、こんな坐り高飛びの記録保持者みたいな奴が出てくるようなのは、二度とごめんこうむりだ。
講談社文庫 257-258pp


きっと亡妻をかたどった巨大ゴーレム人形とダンスをおどりながら寝台に倒れ込み
二人分の重みが加わった時だけ開くベッドポストからぱらぱらと媚薬が出て
幻覚症状に襲われぎゃーなんていう密室も、HM卿はお気に召さないのであろう。


Fluorite

210pp越えてようやく探偵役、愛称マイクロフトことHM卿ご登場!
やっと面白くなってきた?黒死荘。

平井呈一の訳ってやみつき感あるんだろうね、
一体元の英語どうなってんねん!と気になること数行おき。
特にどこのものかと思われる方言?と未知のオノマトペの連続。
(が、実はちょっと調べると日本語的には合っていたりもする
つまり「死にかけた言葉」も含まれてはいる)
ある種の幻惑……いや結局、可笑しくて噴いちゃうのよね。
益々読むのが遅くなるよのさ。

帰りの電車でちょろっとメモとっただけでも。。

少佐は痰のからんだゼロゼロ声でいった。

青春はつくづく楽しいものと思いながら、ただもうへちゃむちゃに毎日を過ごし、

うすぎたない禿げ頭が前こごみにうつむいて、べっこう縁の太い眼鏡が、鼻のあたまにずるっこけていた。

べんべんたる太鼓腹に目をぐりぐりさせたフェザートン少佐を先頭に


**

「噫無情」にも収録されていた「上海リル」
「上海帰りのリル」はカラオケにあるけど、こちらは見たことない。
歌詞かなりのヴァージョンあるけど、僕はこれが一番好きです。
カラオケで歌いたい!



calcite

薬飲んでも、あんまり眠くならなくなってきたな。
朝は…起きにくいけど、なぜか副作用で出やすいむくみが逆に減りまして。
物凄い足の痛みとか軽減中。
よく分からないので、早く寝なさいと言うことですね。
「黒死荘」どうなのこれ、1/3過ぎたけど、冗長?やっと一人死んだけど?

**

ラジオは主にradiko経由で聞いていますが
格安スマホ変更の折、adslを別のプロバイダに変更せざる得なくて
そのせいで回線が微妙に不安定。
録音が落ちてしょうがないんだ、もー。
しかしradikoにはタイムフリーという1週間過去番組が聞き放題のサービスがあり、
これを流しつつ、Moo0録音器というソフトでpc音源を録音できることが分かったので、
最高です。安心して夜中の番組も後から対応可能。

来週はパシフィコ横浜でライヴだよー!
先行予約が奇跡的に当たり、神チケット届きました・涙。
周辺TLではみなさん悶死しているというのに、ほんと神様ありがとう。

早退してジャンプし、翌日休みます。
昨年の神戸公演も嬉しかったけど、今回は横浜二日間のみ、楽しみすぎる。
昨日のANNは細野さんゲストだったので、
今夜はその辺の選曲にしようと思います。

はっぴいえんど時代は「夏なんです」「風をあつめて」とかの方が細野晴臣作曲だけど
やはりベストはこれかなあ。
昔このタイトルで同人誌作りました。
カカシってこういうひらひらと裳裾をからげるイメージがとても似合う。
とはいえ、「はいからはくち」との出会いは、本家ではなく、あがた森魚の「噫無情(レ・ミゼラブル)」収録のカバー版でした。

そして「恋は桃色」はもう大好きすぎる。






basalt

沢山じゃないけど昨年行った展覧会ベスト15

1.「恩地幸四郎展」 東京国立近代美術館
 おなか一杯、その詩性に痺れる。

2.「谷中安規展」 兵庫県立美術館
もう、もう、もう一回見たいなあ。

3.「日本におけるキュビズム」 埼玉県立近代美術館
まだやってます、行くべし!! 特に戦前の作品は眼鱗が落ちまくる。

4.「生誕120年 小林かいち展」 吉祥寺美術館
かいちを知った数年前はいまだ謎の工芸版画家であった。当時の女子が夢中になったの分かるよね。

5.「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展」 伊丹美術館
嫌味を【可愛い】笑いに変えるのはひどく難しいことなのです。

6.「見世物大博覧会」 国立民族学博物館
このためにだけ大阪行きました。その甲斐あったよね。蛇女~人間ポンプ~。

7.「ビアズレーと日本」 宇都宮美術館
こちらもおなか一杯。何度見ても飽きないけどね。

8. 「魔除け -身にまとう祈るこころ展」 文化服装博物館
手仕事は時間と共に呪いを埋め込む行為です。願いであれ清めであれ。

9.「松本峻介と野田英夫展」 大川美術館
神奈川県美の「松本峻介 創作の原点」と迷ったが、やはりこっち。2016は松本峻介沢山みられました。

10.「江戸の博物誌」 静嘉堂文庫
微細に描かれた科学はいつの時代も萌える。

11.「ポール・デルヴォー展」 芳澤ギャラリー
油彩ではなくリトグラフ作品ばかりで驚き。挿絵が最高でした。

12.「ダダナイト 劇場の三科」 日仏学院
日本のダダ演劇の再現。発狂の未来派感、素晴らしい夕べでした。

13.「パノラマ・ジオラマ・グロテスク 乱歩・朔太郎」 前橋文学館
朔太郎が詩作以外にもどれだけハイカラさんであったか、仕掛けも凝ってました。

14.「大妖怪展」 江戸東京博物館
絵巻物に目が離せない。が曼荼羅とか六道絵はもっとよかった。混雑も最高潮。

15.「時代の窓1920s-1950s」 板橋区立美術館
収蔵品展だったけど、日本のダダ・シュールレアリズム潮流を眺められて充実。

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ポストパンクの雄、エコバニちゃん。
野太い声が当時耳障りなのが逆に印象的でした。
イアン・マッカロクがこんな美少年だったとはな。20年たって初めて知る。





olivine

たとえ僕がどんなふうにカテゴライズされても
僕が自信を赦してしまうこと、それはこの先もないだろう。
そして思考をとめることも、決してないだろう。

人が思考を続けているのか、それはいつまでも不可知の国の出来事で
やはり文字媒体に頼ってようやく黎明の薄暮となるくらいのことだろう。

矜持と慢心は表裏一体で
寛容と残酷も表裏一体で
無関心と容認も表裏一体なのだ。
表裏一体も合わせ鏡であるようで、その実ごくごく親しく漸近線の上に乗る。

**

小難しい言葉を並べたがるのも、
曖昧な疑問文の意味を捉えられないのも、ASの特徴らしいです。

よくプチバイトで市場調査に参加するのですが、
質問の文言が正鵠を射ておらず、頭が混乱し、質問の意義を問いただすことがあります。
しかしそこに立つおばさんのほとんどが、それに的確に対応してくれません。
あの曖昧さにどうして人は対応できるのがいまだによくわかりません。

**

BL小説を読まなくなって久しいのですが、いまだに大事に持っている本が十冊ほどあり
昨日ふと思い出してその作家さんの名前を探してみました。
たしか十年前にはひどい鬱病で退役されていたはずですが、
ツイ垢二個もお持ちで、生存確認できたので驚きました。

甘さの欠片もなく、錆びた金属質の容赦ない性描写と文体は僕の憧れでした。
今も毒々しさや廃人系の佇まいはブログやTLに横溢しており、毒素健啖ぶりは微笑ましい限りです。
鬱は転院を繰り返されて、少し緩和されているようにみえました。
そして商業誌を干されて数年、今も細々とイベント参加されていること、読まれるあてのない作品を書かれていることにも驚きました。
名前がネットにあがることをひどく今も恐れていらっしゃるようなので、
痺れるほどかっこよかった「殺人音楽」というタイトルだけ残しておきます。
YMOは関係ないですよ。

**

多くのミュージシャンもカバーしたよれよれパンクの傑作。
salon music にも大影響を与えたよね。






granite

薬効いてます。
というかめちゃくちゃ眠い。
飲んで一時間くらいで激ネムです。
今日は昼に飲んで一時間後に電車乗ったら、本が読めない、乗り過ごした。

ひとつはクロチアゼバム、もっとも軽度の安定剤。
薬効継続6時間。
目覚めると割とすっきり、体の痛みなし。
しかしこの睡魔が、朝飲んで仕事できるのかなあ。

ASアスペルガー色々ネットで読んでみて、最初は合致しない部分もあると感じていたが
女性と男性では発現症状が違うということが分かる、そもそも男性優位に出る先天性のものなので。
で、こちらのサイトを見て、さらに氷解。
あまりに合致しすぎて、預言者か!と震えがが走ったよ。

はい、女子トーク、女子会大嫌いです。
子供の頃は男子と主に遊んでました。
毒舌というか平気でひどいこと言います。
(成長するにしたがって言えないのがストレスで爆発し、絶交宣言し、その内危険なので疎遠対策法に徹してます)
フラッシュバック頻発、急激に闇穴に落ち込みます。
そして体調不良項目、完全一致!お見事!

睡眠障害(不眠・寝起きの悪さ)
吐き気・腹痛・下痢
朝起き上がれないほどの疲労感
原因不明の発熱
月経前症候群が重くなりやすい

ASは知的障害のない自閉症とも呼ばれるそうです。
凝り性で数字に従うこと、マニュアルに従うことを好み、映像的な想像が得意らしい。
で、僕がネジの一本になりたいだの、ルーチンワーク大好きとか言ってたの良くわかる。
適職のプログラマ、経理、CADオペとかも納得。
普通の人が飽きるという繰り返し作業めっちゃ落ち着くもん。

で、実験もルーチン、マニュアル通りがとても安心するので
この辺、ちゃんと話そうかと思う。
全然実験の目的説明せずに、ファジーな予測のつかない実験、ナマモノ動物実験無理ですと。
動物もね、ルーチン化した慣れた解剖とかならいいんだけど。
それで納得してもらえないなら、派遣先変えてくださいっていうしかないかと。
ガールズトーク不要なドライな現職、人間関係はかなり良かったんだけど。
マッチしないなら仕方ない。
ルーチンはさらに給与下がる可能性高いけど、それも仕方ないのだろうと思う。

ウツから脱却できないと、生きられないからね。

**

珍しく僕の好きな曲にしてはギターよりもキーボードが前に出てるもの、めちゃポップであがる。
gangwayはデンマークのバンドです。







agate

こういう日は結構きっちり起きられる。
20分前に看板確認、結構緊張していると気付く。
一服しようとカバンを開くと、タバコは入ってるけど、ライターがない。
結構忘れるんだよ、注意が抜けると。
100ローソンで買って深呼吸、階段上る。

ここからが長かった。合計二時間半。
質問シート記入に30分
(めちゃくちゃ細かい項目まであるので、ぎちぎちに書いてしまう)
そのくせ渡した瞬間、あれこれ書き忘れたと心臓苦しくなる。
事前カウンセリング一時間。
お姉さんから的確なツボを突かれ、泣いてしまう。
上手く説明できないこともあり、困惑する。
やっとこさ院長室、大橋巨泉と宇野総理合わせた微妙な雰囲気。

どうしましたと尋ねられ、ぼそぼそ説明する。
同じ話もう一回最初からかなあとか、職種のことやけに聞くなと思ったけど。
まだ会って数分も経たないのに。。。診断名発表
当然予期されたウツもあるけど。。。それ以前に。。。

「発達障害です!!」
「は?いやその…」
「疑ってるでしょ、分かるんです、僕は3000人診てきたので、話し方ひとつ、この『前座』の言葉で全部わかります!」

前座って呼ぶかな、あのカウンセリングを…。
僕も「教室では動き回ってなかったんですが」と抵抗したものの
「発達障害にも色々あってね、それはADHD、貴方はアスペルガーとかつて呼ばれた分類です」

ショックというより、驚き。
笑ってしまった、氷解だわ、全部、巨泉のせいで。

他にも笑ったこと。
「よかったねーそんな特殊な仕事見つけられて、それベストです。発達障害に営業とか絶対無理だし、貴方にはその仕事しか向いてません」
「人の気持ち読めないでしょ、友達いないでしょ、集団行動できないでしょ、うんうん」

「昔はリーダーとか委員長タイプだったんですが」
「できるよ、人の気持ち読む必要のないマニュアル仕事だもん、ほら副総理いつもマンガ読んでる人、あの人もそうだから」

「うちの旦那も全く同じ感じですけど」
「よかったよねー、最高の運命の出会いだよね。同じに家にいて二人好き勝手一人の世界にいても問題起きないでしょ」
「おっしゃる通りです」

いやまだ全部納得してないけど、特徴読み込むとなー。合致する結構。
考察は後日改めて。
いろいろ気づきもあったので。

そして素氏に報告したら
「そうだと思ってたよ」
はあああ? おい、ちょっと、ちょっと、ちょっ(舌打ち)。

とりあえず安定剤もらったので、びびりつつ飲んでみる。

「ふらふらになりませんか?」
「三人に一人なります」
「えー、めちゃくちゃ確率高いじゃないですか」
「飲んでみないと分からないよ、やってみようよ」
そういうことらしいです、なんだこのギャンブル。

まあ自分にふさわしい診断貰ってちょっと安心したので眠れるかもしれないです。



oxidation

よろよろで昼前に職場に着く。
たしか昨日から新人さんがあらわれるとか言っていたが、名札マグネットにもどこにも気配がない。
上司や同僚たちがたむろするスタッフルームは狭すぎて息が詰まるので、僕はいつも実験台の一つを陣取って近づかない。
そしたら夕刻より席替えが始まった模様。
が、自分の席はやはりもらえそうにないので、そそくさと逃げる。
この居場所のなさが、気持ちを圧迫し続ける一因で、もう不確定要素満載、緊張満載の動物実験にはほとほと嫌気がさしているが、誰にも会わずにすむので動物舎に逃げ込む。
本日また一匹百万円也のネズミが旅立っていました。
保定器で暴れるものだから足の付け根に変な擦り傷ができてるなあと思っていた一匹の片足なくなっていました。
ナマモノは細心の注意の裏をかいてくるので、切なくなります。
人もナマモノで不確定なのはかわりません。

明日の予約に向けて頭を整理しようとすればするほど、混乱する。
昔、実家には鬱病二名とおそらく統合失調一名がいたので、
一番ひどい姿も見ているので
お風呂も入れる、家事も頑張ればできる、布団からも何とか出られる、
希死は強くても自傷行為はない、暴れたりしていない程度にある自分は、まだ最悪のラインには下っていないのだろうと思う。
まだ理性優位だ。
ストレッサーを列挙するとき、仕事より遥かに過去の封印できず噴出する出来事が蘇ってくるのが一番しんどい。

メモを作って臨もう。
メモがない方が素に近いかもしれないが、また後で後悔に苦しむことになる。

**

もし自分のミュージックポートレイトをやるなら外せない大切な一曲。
渡辺はま子ではなく、僕はこれで覚えました。
これにまつわる思い出はとびきり甘いものと、とびきり苦いものが混在する。







pantina

結局、一時間湯船に浸かって足の痛みを抑えようとした。
先日購入したカーの「黒死荘殺人事件」を読みながら湯気にまどろむ。

ほかほかになって、森泉岳土の新刊「うとそうそう」をめくりながら眠る。
五時間眠り続ける。
そして腹痛と闘いながらまた夜を繰り返す。

「黒死荘」は「黒死館」と同じ年に書かれたのだそうだ。
平井呈一の訳はなんだかすっとぼけていておかしい。
そもそもカーは一冊も読んだことがないので、ちょっと楽しんでいる。

光文社の「古典新訳」シリーズは随分とお世話になってるけれど、
そのスローガンたる「今生きている言葉で」には時々賛同しかねる時がある。
吉田健一までいくと辛いけれど、先日のバラードのように哲学的な含みの多いものは
「今死にかかっている言葉」で読みたくなる。
まして戦前のものは「今死んでいる言葉で」が最高なのだ。
が実際にはそのスローガンは軽佻浮薄を意味するのではないということが「古典新訳」を読み込むとよくわかる。
語彙の選択はむしろ先祖返りしていると思わせる訳者もおおいのだから。

最近では死んでしまった
舌打ちの「ちょっ!」とか、「ぼかあ心外だなあ」「存外」とか大好きで。
「噴飯もの」も死にかけているからこそ、噴飯文庫の名称に採用したのだ。
僕が職場で文官に対抗する技官という古めかしい職名で呼ばれるのが好きなのもここにある。

**

一度ライブ行ってみたいなあと思ってなかなか行けない一推し京都のバンドTurntable Films。
久々の日本人じゃねえ!の誉め言葉出したいと思います。




overloded

文字が実質的には無意味な文字が溢れかえること
それは、声よりも文字に依存する、文字に信を置く者たちの末期の叫びのようなもの。
緩やかに下り始めた坂道に次第に加速度が加わり制御不能に陥るに似る。

**

声が出せない。
文字も音声も誤解の産物となりうるわけだが
後者には、速度と音域とリズムと付随する表情という要素が加わり多元化する。
その複雑な構成物から正しい意図を汲むことが果たして可能なのだろうか。
僕はどんな風に話すのか。
僕はどんな顔をしていただろうか。
鏡に映る人、写真に写る人、こんな人であっただろうか。

**

昨日予約の電話で状態を聞かれたが
今朝からのひどい眩暈と金縛りになってみて、
ああ尋ねられていた身体的な症状の大事な部分を言い忘れたことに気がついた。
回路が壊れていて、紙にでも纏めていかないと取りこぼしがぼろぼろと出てしまう。
でも頭が腐っているのでやろうと思うこと、なすべきことの一つとしてなせないでいる。

**

去年8年勤めた病院をやめて以前派遣してもらっていた理系専門のW社に復帰した。
8年経つと社風がかなり改善されていて、それはとてもいいことなのだろうが
志が高すぎてついていけない所が多分にある。
同じ派遣会社から来ている人の中にはその辺をすっかり馬鹿にしていてウェブ研修などすべて無視している。
が彼女は職場では非常に明朗明晰であって、誰からも信頼されている。
一方の僕は、ウェブ研修などでできもしない理想論をならべた作文を綴り、
遅刻と欠勤を繰り返し現場では能無しである。

年度末を前に契約継続を希望するか決断せよ、昇給交渉のための自己評価票を提出せよとの指令がくだる。
さていわゆる自己肯定感のない、自尊感情の猛烈に低い自分に
自己評価で嘘(これが現実とどう乖離していても自己認識として)を並べて
「頑張ってます!こんなに成果だしてます!」などと書き並べられることができようか。
それならむしろ、他者からこれだけヘッポコで使えないと言ってもらえた方が、いいにきまっている。
結局本当のことなどどこにもない。
他者の鏡も笑顔ひとつ、挨拶ひとつで曇り照りひび割れを繰り返すのだから。
そこを諦めてしまう方がどんなに楽だろうかと思う。

さて午後といっても今から出かけると3時だけど、行かないと行けないんだろうなあ。

外の空気を吸いに行く、気晴らしに行くと思い込むことにしようか。

alternative

ウイスキーを飲むと少し心の痛みが弱まる、
ヨードチンキの臭い薬品臭がするとなお良し。
ラフロイグは高価だけど、最高の鎮静剤。
子供の頃、正露丸の瓶に鼻を押し付けた。
背徳の匂い。今も焦がれる。

お昼休みに予約の電話を入れたので、
午後はネズミの採血をしながら、
自然と話すことをシミレーションしながら、涙を浮かべる。
この自動シミレーションが厄介なのだ。
勝手に再生テープが回転するから、手元が疎かになる。
再生テープのスイッチオン壊れてくれないものだろうか。

一日4回同じ公園に立ち寄る。
出勤前、昼休み、午後疲れ切った時、帰り道。
夕方には「ななつの子」の寂しいメロディが流れながら、「子供たちは早く帰りましょう、周囲の皆さんも見守りお願いします」の放送が聞える。
日が暮れると様子は一変する。
足元も喫煙所もおぼつかない程暗い。
でも街の灯があるからか、晴れた日は空は紺青で黒くはない。
不思議に日によって、中央にある大木の傍に橙の外灯が照る日と照らない日がある。
橙の灯が点った夕べは一種異様だ。
その場は異次元に変わる。
樹木の影がいそいそと息をひそめている、その隙間をフードを被った男が通り過ぎる、真っ暗な体育館の隙間からジョギングする人影が躍り出る。
未来のような、地球外のどこかのようなサイバーな雰囲気がある。
それを遠くに捉えながら、僕は闇の中で煙草の橙の火を点している。
誰しもが、誰もいないと安堵しながらいる空間に、別人を見つけてぎょっとして再び闇に還る。
時に空には三日月があったりもする。
そういう不干渉の時間が愛おしい。

**

不所持の商品を買う時には参考になると思っているレビューだけど
読んだことのある本に対するレビューを見ると驚くほど自分とは異なる意見が書かれている。
なので、結局信用ならないのか、
実用品と本とは訴える観点が違うから、この視点がそもそも間違っているのか迷う。
少なくとも、僕が勧めたい本など誰も信用する必要はないということだけはいえるだろう。

**

この段になって女性下着の高価さに目を剥く。
単行本一冊買えるじゃないか、花のレースひらひらのせいで、サイズのせいで。
むしろこんな高い外殻の服など買ったこともない。
届いた不要のあほあほレースを指ではじく。
野沢菜おやき十個の方が、存外幸福だ。

***

25 年前、サングラスをかけて神戸のレコード屋を練り歩いた。
その原因はパーフリちゃん。短命ながらも二つ後期の名曲を挙げておこう。
前者の元ネタはprimal scream "loaded" ということは有名だが、後者slide(アルバム未収録曲)はミカドなんだよねー。
ダサダサフレンチポップの金字塔。









highlighting

胃を中心に回転しながら
奈落におちる感覚。

叫び声を理性で抑える。

フラッシュバックする、過去のあらゆる時点の穴から、黒流が噴き出す。

叫び声を抱えて早く逃げないと
一人にならないと
恐ろしい。

ずっと緊張しっぱなしだ。
呼吸が保たない。

フェルナンド

いまだに「ドウエル教授の首」の子供版の表紙には出会えないでいる。
頭部が機械につながれて、青と赤のチューブが鮮明であったのだが。

冬コミ二日目で新しくできた東7ホールに買い物に行った。
旅行ジャンルで、人魚の木乃伊とかいわゆるトンデモ見世物にかつてかりだされた奇なる写真集があった。
そのサークルでうわあと買ってしまったのが、衛生博覧会で飾られた蝋細工の病巣模型写真集。
特にショッキングな皮膚病や性病の蝋細工。
怖い…気持ち悪い…だけど見ちゃう、啓蒙の華。
実際にその宿阿におかされた患者からかたどりをしているため、現今では人権問題に抵触するとかの理由から、多くは医学部皮膚科学教室の倉庫に秘されているというもの。
荒又関連、エログロ関連で以前はよくみました。
貴重な資料だよ、とその瞬間は興奮したものの、、、表紙からしてインパクト凄すぎて。
伏せたまま、本と本の間に挟んで、見ることができない。
なんで買ってしまったのだろうとか思っている。

職場のメールとか、肉親からのメールとか、手紙とか。
怖くて開くことができない。
実はたいしたことないのかもしれないけど、ざわざわと予感がする。
恐ろしい痛みが襲ってくるのではないかと。
凍結して砕いてしまいたくなる。

***

バラード『時の声』に収録されていた、「恐怖地帯」が本当に怖かった。

ある会社員がノイローゼで休職し山荘で休養を余儀なくされて、隣には治療にあたる精神科医が暮らしている。
男はある日、誰もいないはずのガレージで、半透明の男が立っている姿を見つけてしまう。
幽霊なのかとも思え怯えていたが、しばらく経って今度は居間に再び男が座っているのを見てしまう。
前回は透けていたが、今度は透けておらず、さらにそれが数分前の自分自身の姿だと気付く。
狂気に駆られた彼は、服装を変え、髭を落として風貌まで変えた。
その幻は網膜に焼き付く映像のずれだという精神科医は二つの対処方法を提示する。
ひとつは、鎮静剤を投与して一年間眠った状態にするというもの。
また一つは、その幻に近づいてゆき、過去の自分に話しかけること。
男は躊躇しつつも後者を選び、恐怖を抑えるために拳銃を片手に立ち向かうことにする。
いざ幻を見つけ距離をとる。
すると一人の幻が立つ場所とは異なる場所に、もう一人の自分が立っていることに気づく。
異なる時間にいたはずの自分が、同時刻に増殖し存在している。
動転した男は、精神科医に一緒にあの幻たちを撃ってくれと頼む。
しばらく二手に分かれていると、なぜか精神科医は今の自分ではなく幻の自分の方に話しかけている。
精神科医にも幻が見えている…のか…あるいは、
現在の真の自分と思い込んでいる存在の方が、もはや過去の幻の自分になってしまったのか。

時々思うんだよね。
昨日の人、おとといの人、数百年前の人が、
同じ平面に乗ったら、この駅は、この交差点は、瞬間圧し潰されてしまうだろうって。
それをもっと個人レベルにモーションキャプチャアしたような恐怖。
過去と未来に乗っ取られる瞬間。

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エルマー

夜が好きだ。
一人きりで、夜のしじまに音楽をかけながらぼんやりしていると落ち着く。
休みの日は明け方までそのままでいてしまう。
夜がないと生きられない。

**

本を読まなければならないと思うのは
全く本を読めていないからである。
何かにとりつかれているかのように、本を読む習慣を失ってしまった。

本当にとりつかれていたのは中学生の頃で
勉強とか授業以外にあまりした記憶がなくて
部活も帰宅部同然だったので、図書室に日参することが電車の中で夢中になることが家に帰ってもかじりつくことが日課でした。

でも昼休みとかに読んでいた記憶もないし
赤毛のアン以外の本の話を友達とした記憶もないし、
本が自分の中でさほど重要だったとも思えないけど、学校の図書室では足りなくて、市立中央図書館も週末に通って制限いっぱい借りていた。
高校生の頃は遥かに多忙だったけど、図書館には通い続けていた。
義務でもなくもっと当たり前の習慣に近く、面白いのだろうけど、それが特別な行為とは全く思っていなかった。

家出したい気持ちをどこかに仮託していたのか
とは後付けの論理であって、次から次へと無節操に読んでいてもはやタイトルもおぼろになっている。

小学校の五六年の担任だった定年近いおばさん先生が、学級文庫を作ったのが始めだったか。
教室に一人一冊持ち寄って友達の本を借りて、読んだらシール貼る競争みたいなの。
自分は福永令三の「クレヨン王国」シリーズを持って行った。
同級生のを全部読んだら、読み足りなくなったというのが、きっかけだったように思う。
あと、北杜夫の「クプクプ」ブームが突然学校にやってきて、その本を探しに図書館に行ったのが初めてだっただろう。
でもその前にナスカの地上絵にまつわる随筆が教科書に出ていて、これの続きを創作しましょうの宿題でどっぷり物語を作ることにはまっていた。
僕はルパンが屋根裏から降りてくることをひたすら夢見ていたので(苦笑)、結構怪盗紳士もの作ってました。

今思うとその担任の先生は、さすが熟達という感じで、
自分はできるだけ体力を温存して子供たち自身に頭を使わせる、体を動かさせるということに長けていた。
毎日の朝礼の際の漢字テストも、生徒に作らせれ、採点も担当の子供にやらせる。
体育の時間は、生徒に見本やらせて、絶対に自分は走らないし、飛ばない。
争いがおきても結構ほったらかし。
そののらりくらりと過ごすおばさん先生が給食の時に手を挙げて怒った事があって、今でもそのシーンを鮮明に覚えているが、原因は思い出せない。
でもよほどのことだったのだろうか。
後に打たれたやんちゃだったS君は中学生の時にバイク事故で死んだことだけは覚えている。

**

ブラッドベリ「よろこびの機械」の献辞が可愛いので、泣いてしまった。

ブラッドベリのことは好きになったり、何も思わなくなったりの波が数年おきに訪れる。

バスカヴィル家の犬が死んだと聞いて泣いた…
ラモナに

そのニュースに鼻を鳴らした…
スーザンに

笑った…
ベティナに

あっちへ行っててとみんなに言った…
アレクサンドラに

わが愛する娘たちよ
この本をおまえたちに
それぞれ異なる四種類の愛をこめて

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あすとらる

ここ数年年賀状は気が向いたら返信ということにしていましたが
本年から返信もできません。
これは全てに適応なので、ご容赦ください。
素氏分も僕が代筆していましたが、それも無理なので。

あと昨秋から携帯を格安スマホにしたので、ソフトバンクの携帯メアドは不通になりました。
kochairo★hotmail.com quinutax★gmail.com にて対応します。
★は@にかえてください。

といってもこのブログ誰もみてないだろうけど、一応お知らせでした。

**

自分と向き合うのに疲れたので人の話聞きたいとその人はいうのだけど
いまだにその境地に達することができません。
年が明けて何の抱負もなく、ウツが亢進の一途を辿って声もでないので
リハビリを色々考えすぎて、頭が禿げそうです。

夕方出先の電車で読んでいたJGバラードの世界に号泣してしまい。
頭が分解したまま神保町に降り立ち、重い荷物はロッカーに突っ込んで
早くしないと古本屋は閉まるぜと、@ワンダーと澤口を梯子してバラード数冊と他諸々6000円買いました。

なんというかSFが全然右も左もわかりません。
ミステリもちっとも分からず。
王道の古典海外文学もぼんやりしています。
何時までたっても何の専門、いや何のオタクにもなれません。
どうしてみんなあんなに記憶がしっかりしていて人に話すことがあるのか。
あらゆることが、その時感じた一瞬のもやもやした煌めきの結晶みたいなものしか残らず。
己の頭の悪さに、古書店でしゃがみこみました、まじで。

自信のなさや猛然と襲い来る自己嫌悪の嵐に飲まれて恐ろしくなるばかりです。
なので本を読まないといけない、
誰にも感覚共有など求めることなく。

せめて自分の中に人に話してみたいことが芽生えるといいのにね。
いつになったら、自分の好きなものに対する思いも人と共有したいと思えるのか。
むしろ僕は人にそれを触れられた瞬間に朽ちてしまうような感覚が強いので。

秘密は己すら忘れてしまうことが最良の隠匿方法である。
社会的に(ここ傍点)マイナスな事柄をフラットに抱えてゆくことで自分すら鍵を見えなくしてきたことが多々あって
その方法論を好きの方向にまで延長すると、
瞬間的には不可侵の領域、安眠の臥所が広がるわけですが
実のところ、これは一切の社会との交点を絶つことにもなってゆくと。
まあ、昼か夜、どちらかしか選べないのなら、夜を選ばざるをえないので、今の精神では。

企業チェックでも引っかかってしまったけど、産業医→うるさい人々にばれるのも余計にウツなので
沈黙を通すことにする。
今年は病院に行ってみるを目標にしようか。
一日でも真っ黒の穴から空を見上げる日ができますように。
無理に本を出すのはやめにしたいけど、やめたらそれもウツの元素になるし、堂々巡りなので、
とりあえず不眠を減らす。
いい夢を見られるように、本を読む。
一瞬の煌めく共感覚、一瞬で広がる物語の種を拾う。
sns 見てると吐きそうになるので、見ない。
snsの反応=誰かに監視されていると思わないようにする。

潜ります。

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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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