2015-01

虫眼鏡

先週末はじめて国会図書館でマイクロフィルムを使った雑誌閲覧やってみました。
リールをPCに繋がれた読み取り機にとりつけて、
くるくる巻きながら、硝子板の下から透光させて、その映像をモニターに映し出す。
少しずつ動かして目的の記事を探し、印刷したい場所にきたらPDF出力。
拡大縮小、傾き補正、コントラスト変更もお手の物。
リール回転はアナログながら、なんてデジタルで楽しい作業だったことよ。

先日某古書店の店主さんと話していて、
国会図書館のデジタルライブラリの充実が、古書店(特に和本とか)を圧迫するという話を伺った。
たしかに、ネット公開、あるいは国会図書館限定で閲覧できるデジタル書籍は、本当に多くなったけど。
まだまだ古い雑誌は、追いついていない。
この可愛いマイクロフィルムの資料も、確かに活字部分に限っていえば、PDFで出力しても可読性はあるのだが、いかんせん図像は、真っ黒になっていて、かなりつらい。
加えて、国会図書館といえども、頁欠け、丸ごと一冊欠けだって相当ある。
持参のリストと照らし合わせながら、ああああ、と何度も歎息した。

勿論、他にも所蔵している図書館があるのは分っているけど、
在野の研究者、いやいや一般人には入館すら難しいところも多い。
だから、結果的に、みんな個人所蔵しちゃうのがよくわかる。
だから、必死で探索し続けるのもよくわかる。
時の経過とともに特に雑誌は廃棄されて、灰燼と帰すけれど、それでも、現在の僕たちはデータの共存という意味で、実に恵まれているなあと、日々思う。

ということで、鋭意資料探索中。

***


わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)
(2006/03)
カズオ イシグロ

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続きが気になって、気になって、一気読みするほど面白かった本は久しぶり。
「わたしを離さないで」も素晴らしかったけど、こちらも同じくらい好きだな。
涙が止まらなくなるのは前者だけど、こちらはイシグロ作品にしては珍しく躍動感と、ハラハラ感に溢れていた。

幼少期を上海で過ごした主人公は、両親失踪の後、伯母に引き取られてイギリスで暮らす英国人の探偵。
探偵が主人公だけど、謎解きやハードボイルドは期待できない。
読者を焦らすように、いやそんなことはちっとも大事じゃないんだと、
彼の関わった事件は、ただ捜査のささやかな断片と、事件の名称しか告げられない。
それでも、彼は子供の頃遊びで、隣家の日本人の子供アキラとやった、想像の限りをつくして紡いだゴッコ遊びの中で抱いた夢である、高名な探偵として誰もが知る存在となる。

彼が解かなければならない、最初にして最後の謎は両親の失踪の理由と居場所だった。
アヘンを中国にもたらすことで莫大な利を得ていた企業の社員だった父親。
アヘン中毒で中国人が疲弊することをなんとか阻止しようと活動を続けた母親。
父親が失踪し、ついで母親が消える。

カズオイシグロは、余白や間を非常に大切にする作家だと思う。
曖昧にぼかされた事象、人の記憶の危うさを逆手にとった誘導、そして言葉にすることが非常に難しい、喜怒哀楽とは別個の、人と接することで生じる戸惑いにも満たない、淡い不可解さを丁寧に描き出す。
鮮烈ではない、パラフィン紙を幾重にも重ねて抜けてくる光の欠片のようなもの、
あるいは僅かに灰色がかったシミのようなもの、
そうしたささやかなるものが、層をなすとき、ふーっとその複雑な景色に溜息を吐いてしまう。

幼少期よりも、再来した日の上海は、さらに腐乱の極みだった。
上流階級の、完全なる「世界を無視した態度」と、「責任を放棄した惰性」に覆い尽くされていた1937年。
そこで彼は、優秀な探偵の手腕を最後には振り捨てて、冷徹さも放擲して、両親がいると信じる場所、日中の放火交わる最前線、閘北地区に突っ込んでゆく。
調べてみたら、ちょうどこれは第二次上海事変の終盤に重なる出来事だった。
両親がそこにいると信じて、中国軍の中尉も、日本兵となったかつての友人も無理矢理に巻き込みながら、狂ったように進む彼の姿は、すっかり子供に還ってしまっている。

そう、彼は本当はずっと子供だったのだ。
単なる子供ではなく、ずっと孤児だったのだ。
それもとりわけ恵まれた、ある意味において恵まれた孤児だったのだ。
ということが、最後に僕たちに示された答えだ。

この作品には他にも、形は違えど、二人の孤児が出てくる。
そして彼らは一方で哀しみを湛えつつも、確かに主人公と同様に、「恵まれた」孤児であり続けた。

人は、自己が感じる自身のありようと、他者が捉える自己の間に、どれほど深い謎めいた差異があるのか、それを知らなければならない。
時に、一種の真実は他者の方が握っていることもある。
探偵さんを眺めていた、決して物語には与しない多くの関係者が、とうの昔に、主人公の本当の姿を幾度も見つけていたではないか。
劇的な物語の筋よりも、一層僕を震撼させたのは、そういう部分だったと思う。


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まだむ・さたん

今年最初の映画は、シネマヴェーラの「映画史上の名作12」から。
ヒッチコックの「疑惑の影」とセシル・B・デミルの「マダム・サタン」。
「疑惑の影」はまあ、それなりのサスペンスだったのですが、
「マダム・サタン」のハチャメチャぶりに、狂喜乱舞!
ある意味、「スタフ王」以来のバキューーーンと脳天撃たれる感覚。

ベースは浮気夫に振り向いてもらえない奥様が、旦那の友人の妻(というのは嘘で、実は夫の愛人)の家に押しかけちゃう、割りに陳腐なドタバタラブコメの流れが、後半の飛行船ツェッペリンでの大コスプレ大会に入ったとたん、大変な展開に。
お洒落感満載、この衣装の凄さを観よ!
この前衛舞踏を観よ!

madame-satanvgvg.jpg


twitterに載せたら、ドロンジョ様の先駆というお言葉ももらいましたが、
これがお堅い奥様が、私だって男をメロメロにさせちゃうわと、変身したマダム・サタン。
ええ、本当にアホ旦那はメロメロになります。
愛人ちゃんの健康的なビキニ姿(といっても鶏に変身してるけど)よりずっとスレンダーで、立ち姿は色気ぷんぷん。
でも、根っこがお堅いので、随所に恥じらいがちらちらして、可愛い悪魔です。

gowns_madame_satanxx.jpg

で、1930年とは思えぬ、このコスプレの数々。
笑える、でも、チョーオサレ。

Madam-Satan_22xx.jpg

MadamSatan37xxx.jpg


最後は飛行船が嵐に巻き込まれ……特撮も見事に見られます。
結末は大方の予想通り元鞘なんですが、この一見泥臭い筋の上に、息もつかせぬ笑い(旦那の友人で、飛行船の保有者の巻き込まれ型道化役が素晴らしい)と凝りに凝った意匠のバランスのよさが、最高の娯楽作品になっていると思います。
怪作というより、傑作でしょう。
もう今年の第一位に決定だ!
(漫画も決めてしまって、残り一年僕はどうすれば……)

youyubeでも、機械の踊りの部分があったので、リンクしておきます。
かつてギアの回転をかくも美しく表現した踊りがあったかしらん。




くさめ

エアコンの熱風に当たると気持ち悪くなるので、
自宅ではホットカーペットしか使わないのですが、
職場では噴出し口が頭上にあり、吐きそうになってしまい
脚立にのって古いカレンダーをそこに貼りまくったり、
ミニ扇風機をガンガン回したりして凌いでいます。
が、どうにも他人と体感温度に差がありすぎるようで、
僕がエアコンのスイッチを切ると、誰かがオンに戻す、
また僕が消すの繰り返しで、吐き気がおさまらず。
日中ずっと汗を吹いている感じで、
帰宅するとキンと冷えた心地よい室内で風邪がぶりかえし、ぐったりする。

ここ最近、ECサイトめぐって、ある条件にあてはまるカバンを探している。
15年ほど前に、引き出物カタログでゲットした、
ベネトンの斜めかけショルダー。
こいつが、もう僕のあらゆるツボを心得たすぐれもので、使い倒し、ボロボロになってきた。

306026a13h02.jpg

単純に、このカバンの代替品が欲しいというわけ。
が、なかなかこれに匹敵するものがない。
条件は、生地は合皮(雨対策必須)、つるんと表面加工(本革っぽい、シワシワとかエンボスとかいらん)、斜めかけ必須(両手あき大事)、A4のファイルが収まる(映画や美術館のちらし、原稿などいつも入ってる)、できればそのA4が縦になる形が好き、マチはそれなりに(ペットボトル入れても膨らまない)、全体は定型が綺麗だ、色は黒だけはやめろ、デザインはシンプルかつ変なロゴとか入ってないもの、ユニセックス的な……。

条件厳しすぎるのでしょうかね。
そうなんだね、きっと。
一般的な女カバンがニガテなのは、ぐにゃぐにゃ餃子みたいになってたりするからで、あれは紙が曲がる!
逆に本革なら合いそうなのあるんだけど、手入れが面倒で無理だなあ。
価格は十年持つなら一万位出してもいいんだけど、出しても見つからん。
もう一回同じのを買うか、という諦め気分になっております。

ファンションとか化粧とか
実は表出したものは嫌いじゃないんだ。
カワイコちゃん見るのは好きだよ。
でも、それらについての会話の展開が全く受け入れられない。
だから相談員と話すとか、洋物の匂い嗅ぐとか、卒倒しそうになる。
野暮な僕にも選択していることや、理屈はあり、
例えば肌は贅沢させるな!とかね・笑。
色々塗りたくるより、男性用スクラブをナイロンタワシにつけてこすったほうが、
ピッカピカ、ツッルツルになりますよんと信じてるとか。
誰も信じないだろうけど、個人的には事実です。
万が一つっぱる時には、薬用ハンドクリーム(ユースキンが一番)塗っとけば完璧。

この洗顔方法を伝授してくれたのは、大学時代の同級生で
先日FBで彼女を見つけたのだが、アメリカで日本語教師をやっていて、体型こそ往時とは違えど、肌はペッカペカでした。
きっと、彼の地でもごしごしやってるんだろうなあ。
ナイロンタワシが米国にあるのかは、不明だが。

**


機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
(2010/06/10)
カミ

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いまごろ、クリク・ロボット読了。
内容以上に、カミのイラストの可愛さ満載で、楽しめました。
でも、ポケミスの縦長版型に綺麗にイラスト並べるのは、相当難しいと思う。
編集の人、頭抱えたにちがいない。
クリクが、謎解きを一回は暗号文にして吐き出すところが、
なぜ暗号にせねばならぬのか、博士の遊び心かと、微妙に首をかしげつつ、
この暗号や、諸々のダジャレも、翻訳の時すごーく苦労されてるんだろうなとか。
細々と気にかかったのでありました。

ロボット探偵に備わった、メカ心くすぐる色んな機能が、もう楽しくて。
もっと沢山このシリーズあったらよかったのになあ、とか思いました。



昔日

発熱ちう。
今週も何日出勤でっきるかなあ〜。

20年位前、初めてhp立ち上げた頃に管理してた、某掲示板がまだ残ってるのに、びっくりした。
今よりずっと無理して苦手なひとにも、返事返してる、遠い昔の自分。
この時間、長いようでちっとも成長しない僕を尻目に、あのhp開設の頃に生まれた子供は、成人式だ(u_u)

諸君、責任も自覚も、たとえ二倍生きても生まれません。
反省が足りなく、無神経になっちまうだけです。

色の選択

正月にBOで月末まで全国どこでも使える本10%OFF券もらったので、
民度の低い、よって、すっかすか品揃えのご近所BOを覗いてみる。
漫画だけで2000円超えたので、割引券使ってみた。
でも帰宅後、ダブリ1冊発覚、割引の意味が消失する。

ま、一條裕子作画の「阿房列車」があったので、
おおついに、百閒も漫画化されたのか、と嬉しくなった一日でした。
といっても、2009年から始まってるって、相当無知だわ。
既に3巻まで出ているらしいので、いそいそ集めようと思う。


阿房列車 1号 (IKKI COMIX)阿房列車 1号 (IKKI COMIX)
(2009/02/24)
内田 百けん、一條 裕子 他

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**

世の中、廃墟好きな人はそれなりに多いと思う。
かくいう僕もそうで、写真集眺めたりするとドキドキする。
朽ちゆくもの、壊れゆくもの、寂寥への憧れなんだろうかねえ。

けれど、そういう中途半端な物好きは、
ちょっと昔な雰囲気があると「レトロかわいい」とか叫ぶ一群と同じで、
脆弱な興味しか抱いていない。
君はあの、廃ホテルで、閉鎖された遊園地で、軍艦島の中で
生活を送ることが出来るのか、それもたった一人で。
さらに言えば、その空間が真実滅びゆくのと時計を合わせて、自ら滅することができるのか
という問いかけには、ほとんどの人が否と答えるにちがいない。


黄色い雨黄色い雨
(2005/09)
フリオ リャマサーレス

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「黄色い雨」はそういう覚悟の物語だ。
ただ異なるのは、既に壊れかけた空間に意を決して身を投じるのではないということ。
スペインのある限界集落が、ひとつ消滅する。
そこで生まれ育った男が、多くの人が立ち去る、身罷るのを見送った上で、最後の一人となることを拒まばなかったということだ。
最初から彼は屍であって、屍が僕たちに、どこにでも起りえそうな、けれど総て手のひらから放ってしまった物語を、ずっと聞かせてくれるのだ。

最後の隣人が村を捨て、妻と犬と自分になったとき、妻は縊死する。
犬と彼だけになったあと、次々と死者たちが、家に訪れるようになる。
恐怖譚ではなく、ただ死者たちとともに、暖炉の傍に彼は座って昔を繰り返し回想するだけだ。
嵐や吹雪が捨てられた建物を次々に壊してゆく。
哀しみが、それら崩れゆく音に折り重なり、景色は次第に色を失ってゆく。
妻の死から、数年が過ぎている。
色がないわけではないはずの景色なのに、僕たちには色が見えない。
ただ幾度も幾度も提示される、「黄色」という色以外は見ることが許されない。

なぜ、「黄色」なのだろう。
秋に地面を覆いつくした枯葉なのか、
あるいは妻の首くくりの縄の色なのか、
はたまた死者の肌や、濁った眼球の色なのか、
さらにいえば……。
色彩に対する感覚は文化によって異なる。
人の原風景によって異なる。
だから、この荒涼でありながら、
じっとりと湿度の高く重く圧するような、
いわば死者はもはや死なない、
永遠に語り続けることの出来る散文詩の唯一赦された色彩に、
人は疑問符とある種の敬意と、
ひどくありふれた陥穽の深さを見つめ続けるような気がする。

建築は知っている

はい、二日目にして行けませんでした仕事。
呪いの完全月俸制というのが、余計にブレーキをかけるのねん。

ウツの日は眠くなります。
気圧の低さが余計に眠くなり、昼寝する。

夢の中では子供たちがクラフト紙でできた袋に動物を入れていて
それを飼いたいと僕に差し出していた。
屋台の鯛焼き差し出すみたいに。
ニワトリ、ウサギ、猫とか。
ペットはニガテなんだよなあと思いながら、
木造平屋建ての廊下を歩いて、納屋に辿り着く。
仕切られた空間に大きな鉄釜が藁の上に転がっていて、
真っ黒でいびつなそれについた汚れをノミで削る。
これから毎日給餌や掃除に忙殺されるのか、
そういえば今日は何かの宴会に呼ばれているはずで急がないといけないのにと
色々考えつつも素手の指や爪に汚れがこびりつく。
古びた家屋には不釣合いな洗練された洗面台で、手を洗う。
名を呼ばれたような気がするけど、洗っても洗っても汚れはとれず、
真っ暗な廊下の先に、幽かな灯影が揺れているのを感じつつ、
焦るような、このままこれを理由に逃げたいような気持ちになる。

苦手なものを受け入れるべきかいなか、
人との距離を縮めるべきかいなか、
鬩ぎあっている日々を象徴するかのような夢でした。

**

3日にEテレ放映された
「建築は知っている ランドマークからみた戦後70年」
素晴らしかったです!
現代の思潮・社会動向と現代日本の建築家がどのようなイメージを現出させてきたかが、整然と纏められていた。
丹下健三、菊竹清訓、黒川紀章、槙文彦、隈研吾、伊東豊雄などの多くの作品と、時代背景と、彼らの残した肉声があまりに美しく構成されていたので、特に丹下の設計した広島平和記念公園の部分など、涙が流れました。

勿論、西洋の匂いを色濃く残す近代建築の方が惹かれますが、
現代の建築家はもっと詩人や哲学者のような精神性と、同時に現実世界にお金を使って建てるという当然の軋轢の中で生み出される制限された芸術性が絡み合っているところに、近代とは少し異なる面白さをいつも感じています。
建築MAPをもって、街を散歩すると、いつもワクワクします。
街の中に突然現れる、そうした結晶は、常に感動を呼ぶわけではないのですが、過剰な装飾ではなく、機能美と曲線の動きを見ていると、実際に人が入る動く建築というものの不思議さに唸らされます。

きっと再放送もあると思うので、
建築好きな方には、ぜひとも見ていただきたい番組です。

一言苦言を呈するなら、
NHKのカメラマンさんってちょっと芸術志向が高すぎると思う瞬間がままあります。
今回も、極端な焦点ずらしのテクが多すぎて、やりすぎでした。
ドラマとかも、変なフィルターかけすぎたりするので、
NHKは一番好きな局ですが、これからも端正な映像を残してもらいたいです。

**

年末に入手した、建築家・高松伸のエッセイ。
詩人すぎ、読書家すぎ、ほほえましくて結局すべてが謎な見本の一冊を。
ビオイ・カサーレス「日向で眠れ」読みたくなっちゃうよ。


僕は、時計職人のように―ことばとスケッチ (住まい学大系)僕は、時計職人のように―ことばとスケッチ (住まい学大系)
(1987/06)
高松 伸

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初日にして凹

定期買っちゃうと、その期限まで自分の行動が規定されているような
息苦しさを感じてしまうのは、
よほど仕事に行きたくないあらわれでしょうか。
というか僕の乗っている都営線は定期代が19日/月以上乗らないと元が取れないので、
正月やGW、ささやかな連休ですら回数券の方が得になりかねないので
毎回損得勘定せねばならず、
そのうえ、へぼい僕は計算したよりも少なくしか結局出勤できない精神なので
いつも、元が取れるか取れないかのぎりぎりラインを漂っている。

年末の「よいお年を」と年始の「今年もよろ」が怖くて
逃げるように毎年休んでいたのですが(そんな理由かよ)
今日久々に初日に出てみたら、やはり吐き気が。。。
だめだ、人間腐ってる。
リーマンはもとより、自営業でも、農業とかでも
世の中人と喋らなくていい仕事なんてないよねー。
なので、生きるためには比較的に内に籠もりやすい現職以外、
何も向いていないらしい。

**

と後向きだけど、素晴らしいロシアを舞台にしたミステリ漫画で元気保ってます。
年始にして今年の第一位決まった!気分だ。
特に西洋史は脳の襞にちっとも浸透しないけど
中世とロシア革命~ソ連崩壊まではかなり惹かれています。
もっと知識が体系立って、自分の言葉で説明できるようになればいいのに。
イパチェフ館で殺されたニコライ二世一家が、この話のキーワード。
そして自分では動かせない車椅子に乗った足を切断した美少女と、彼女を支える隻眼の従者の関係。
美少女の義足に隠された謎と、二人が固執するダーチャ(別荘)を管理するチェーカー(秘密警察)のおぢさん。
おぢさんと美少女の浄化していく繋がり。

はーーっ。溜息が止まらん。
完璧すぎる。
普段人と同じ本について語りたいとか思わないんだけど、
これは、ロシア好きの人と、萌え語りしたいです。


春風のスネグラチカ (F COMICS)春風のスネグラチカ (F COMICS)
(2014/07/10)
沙村広明

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あけまして

どうもあけましておめでとうございます。
昨年、職場で年賀状禁止令が出たので、そーいう煩事がなくなり、ありがたやとなってます。
それはさておき、今年もこのブログはひっそーりとしか公開しないうえ、
マイペ更新ですが、よろしくお願いします。

新刊の通販も開始しました。こちら
ありがたいことに、先日の冬コミで結構既刊の在庫が終了しました。
だんだん虫太郎臭が薄くなって申し訳ないですが、戦前文献ラブはずっと継続中です。
今後もお付き合いいただければ、嬉しいです。

photo_danseurs_douk_doukxvv.jpg


dukduk4c.jpg

お正月らしいか不明ですが、
うちのダクダクDUKDUKとは何を意味するのか、の画像。
華々しいパプアニューギニアの秘密結社(男性のみ)の踊りです。
可愛い上に、めでたい感じがするでしょうww。

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プロフィール

絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
Twitter account:@quinutax

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