2013-06

宿阿

宿阿と云う言葉には、非常な禍々しさがあって
まるで指の先から黒く腐り落ちていくようなイメージがある。

同時に外界からの眼に見えぬ侵入というよりも
己、内部に巣食う原罪の響きも感じる。

僕の右手は、一年来何者か不明なものが棲みついていて
発疹と水疱と決壊と乾燥とを繰り返している。
水疱は嗤うかのようだ。
かゆみが拡がるにつれ、もっと欲しいと膨れ上がり、
僕は自制を失って、全て壊すまで血を噴くまでかきむしる。

その血が、
菫色の美しいジュリアンの布装や小口に
沁み込んでしまったことにも気づかずに。

深更、その事実に気づき、幻をみる。
そのほんの数秒前、僕は彼の一文で夢をみていた。
リセに通っていた頃、フランス語の文法の先生が
ジュリアンたちが、上手く課題をこなせないと
叱るよりも頭を抱えてあまりに嘆くので
彼らは、叱られるよりも強い衝撃を持って、
なんとかそのひしがれた恩師の背中を支えたいと願ったという思い出。

僕は、本文用紙や菫色の布に沁みて
薄い枇杷色になった血が、
ちょうど遠い昔の教室で、
決してそんな師はいなかったというのに
黒板に額をつけて項垂れた教師の
白いワイシャツの背中に、ゆっくり拡がる幻が複視のように
二重写しのごとく重なり、離れる幻をみる。

幻は視覚に洪水のように
或る瞬間流れ込んでくる。
その幻は、いつも突然で、捕まえようとする瞬間に消えていく。

トイレには十冊以上の出版社目録が並んでいて
特に東洋文庫だとか、白水社のクセジュとかの頁を繰っていると
洪水が頻繁に起こる。

いくら潰れた水疱を見つめても
そこには、醜い決壊の痕跡、
次を待ちわびる嗤笑しか残っておらず
幻を留めおけぬ無力な罪悪感のみが湧きあがってくるだけ。
スポンサーサイト

そらまち

あー、ノーパソが重い。
僕の愛機、acer aspire one
フリーズ知らずの、カワイコちゃん。
ネット以外は、今でもさっくさくのWinXP機。
もう、フラッシュ広告山盛り、リアルタイムtwitter表示とか、いらないから。
アフェリエイト撲滅してほしい。
せめてトップページくらい軽くするように、運営者は努力してほしい。

この子は四年目ですが、小さいネットブックで、
本当にいい子なので、もたせたいんだけどなあ。
そろそろ次機買うこと考えねば。
PCに関しては、国産品否定派なので、ACER第一候補だねえ。
国産のは、「余計なお世話やめなはれ!」としか言いようのない仕様。
デスクトップみたいにノートも組立系すっきりちゃんが
作れるといいんですけどね。

**

今日は、いつも視界に捉えていながら、
行ったことのなかったスカイツリーに接近してみることにしました。
いや、むしろソラマチ見学。
我が家から徒歩40分くらいです。
電車で二駅です。
でも、なぜかバス大好きっ子・素氏の発案で、都バスでゴー。

いつもながら、下調べ不足の素氏のこと
バス停ついたら、どの停留所で降りればいいか分からないこと判明とか。
バス停前にあるソフトバンクショップに立ち寄り
「おとうさん学習帳ください!」叫ぶとか。
巨大に見えてるのに、バス降りてからも結構歩くとか。

まあ、なんとか到着。
すごーい人の山。
ちょっと見たいかなと思ってた、プラネタリウム、即あきらめ。
ユルキャラとか、うまげなお菓子とか、溢れてました。

DSC_0276.jpg
DSC_0277.jpg

ついつい誘惑に負けて、くまもんと、バリイさんのワンカップ買っちゃった。
くまもんのラベル付いた、美少年も笑えたけど。
こちらは、使用後グラスにできるので、でへ。
中味は、瑞鷹と山丹正宗です。
鯛の昆布じめも入手されたので、くぴっとやるのが楽しみ。

スカイツリー展望台券売所の近くには
多分、山口晃さんの描かれた東京俯瞰図が大きく展示されていて
こちらも、細かい細工がされていて見飽きませんでした。
神田に置かれた巨大トロの握りの横で、
酔っぱらいリーマン吐いてるし。

一番行きたかったムーミンカフェ。
三時過ぎだったのにも拘わらず、並んでるし。
諦めて、グッズコーナーで、ニョロニョロトング購入。
最近、晩酌のため大量の氷を机に置いておけるバケツ購入したので
氷をつかむために、買ったのでした。

酒飲むことしか考えてない、買い物。

DSC_0278.jpg

遅いお昼は、スカイツリー駅(旧業平橋駅)近くの韓国料理屋へ。
さっきまでの、ソラマチの喧噪やオサレ感吹き飛ばし、石焼ビビンバがふがふ。
掘りごたつ形式になごむ。

ついでに、業平橋書店へ行き、古本さくさく。
昔ながらの古書店ながら、ここのご主人は、非常に愛想のいい優しい雰囲気なので、また和む。

北野エースなどで食材をひやかし、
最後は、和風キティショップで、全欲望を抑えて退散。

いいお散歩でした。
今度は、平日に行こう。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
Twitter account:@quinutax

最近の記事

FC2カウンター

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

月別アーカイブ