2012-01

てんちょおおお(再)

最後にバカですみませんでした。とメール送って一週間。
店長からまたメールが来ました!

一冊欠けてた6号見つかったから、買うなら送るよ。

うわああ、てんちょおおお!\(>_<)/
泣く、泣いちゃう。
みなさん、チューリッヒに行ったら、この素敵な古本屋に行きましょう!
ダダやシュルレアリスム関連も沢山あるよ。
僕も俄然スイスに行きたくなってきたよ。

店長のお店はこちら→Antiquariat Peter Petrej

涙で返事メール打てない、コンチクショー♪
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そうだよ、アントワーヌ

僕達いつも酒の肴に、変な(意味もなく奥深い)話をして盛り上がっています。
先日、ザビエルが日本に布教に来た意味だとか、
いかに日本という土地には宗教が根付かず、
彼らにとっては征服しがたい強敵であったか、
なんて話をしていました。

またこの間ぼんやりと就寝前に葛原妙子さんのことを考えていて
(なぜだか、誰かの人生をずっと頭で辿る夜がある)
死が間近に迫った時に、洗礼を受けたことを
(Sセンセイから聞いたエピソードなので定かではない)
それは、一人ぼっちで渡るのが怖いからだったのだろうかと思ったり。

僕自身が子供の頃教会学校に通っていて、思い描いていた宗教と
今、願いを叶えるだの、救いなどとは一切関係なく、
ただ傍らにあって蒲団の中や湯船の中で報告する、
己にとってだけのカミサマと名付けられた「空間」との違いなどを
ぼんやりと考え合わせてゆく。

なぜ「空間」と呼ぶのかといえば、
それは存在でもなく、次元をもつものでもなく、
他者と共有/共感できるものでもなく。
あるいは、全知全能でもなく、宇宙の摂理でもなく、運命の糸でもないから。
名付けようのない、頼るものでもなく、まして僕に何か語るものでもない。
そういう、可視不可視も不明なものを、僕は宗教とは呼ばないけれど、
いつも傍に感じていることだけは確かなのである。

黄色い本、三巻。

二巻でローザンヌに隠れていたジャックを父危篤という理由で連れ戻した、アントワーヌ兄さん。
ジャックは、相変わらずです。
革命集団に入って何やらこそこそと、彼曰く「とても幸福な時間」を過していると言いますが、相変わらずです。

ジャックは、バネです。
小さな箱に押し込められると、弾け飛び出るバネです。
でも、その弾力は意志によって磨かれた力ではなく、生来具わっていたもので、自分では制御不能の力です。
跳ね飛んで落ちた先で、どんな汚いこともやり遂げたといい、
これから先も決して僕は箱に収まることはないといいながら。
ぐずぐずと泣くのです。
泪を見せなくとも、ぐずぐず、ずっと泣き続けている弟なのです。

父さんは死にました。
尿毒症に陥り痙攣を繰り返し、四人がかりでベットに押し付けても一日中暴れて、叫び続けました。
だから、兄さんは、モルヒネを過剰投与して父さんを最期の舟に乗せてやったのです。

アントワーヌは、ジャックより10歳年上で、32歳になりました。
だからこうも二人は違うのか、いやいや、二人は全く異なるものです。
アントワーヌは、美しいほど揺らぎのない人になりました。
僕は僕でしかないことを、誰よりも知る人になりました。

アントワーヌの宗教を欲しない心。
そしてヴォカール神父の視座。

僕はほんの時折、読書によって味わう、涙が吹き出すような高揚をまた覚えることができたのです。
この数頁だけで、黄色い本は格段に素晴らしいものになりました。
これだから、「忘れられた名作劇場体験」はやめられません。


「いっぽう、《神》の仮定、これはぜんぜん不可能です!もし何か、いやおうなしにぼくに迫ってくる観念があるとしたら、それはたしかに、宇宙的な冷淡さ、とでもいうようなものでしょう!」
司祭は思わず飛び上がった。
「でもあなたがたのおっしゃる《科学》それ自体、けっきょくいやおうなしに至上律を認めるものではないでしょうか? (わたしはわざと、《神のおぼしめし》という、もっと的確な言葉を用いるのを避けますがね……) もし人にして、すべての現象に君臨し、しかもこの世のすべてのものにその痕跡のしめされている至高な知恵を否定するとしたら、またもし自然の中にあって、すべてがひとつの目的を持ち、すべてがひとつの調和をめざして造られていることを拒むとしたら、すべてはぜんぜんわからなくなってくるでしょう!」
「しかし……それもしかたがありますまい! われらにとって、宇宙はまったく不可解なんです。ぼくはそれを、ひとつの事実として認めています」
「その不可解なもの、それがすなわち神なのです!」
「ぼくにとってはしからずですな。ぼくはまだ、自分に不可解なことのすべてを《神》と呼ぶだけの誘惑に負けたためしがないんです

(略)
「それに」とアントワーヌは、あいかわらず微笑しながら言った。
「カトリック信者の大部分のものにとっては、神という観念は、《親切な》神、親しみのある個人的な神、といったような子供らしい観念に還元されています。つまり、われらおのおののうえにじっと目をそそぎ、われら微小なものの心の、そのほんのちょっとしたゆらぎさえもほろりとした心づかいで見ていてくれ、そしてわれらのおのおのが、たえず《主よ、われを導きたまえ……》とか、《主よ、何々させたまえ》とかいう祈りで、相談をかけることのできるような神なんです。神父さん、どうかぼくの言うことをわかってください。ぼくはけっして、口から出まかせの皮肉で、お気持ちを悪くさせようなどとは考えていないのですから。ただぼくには、宇宙の生命の、ほんの極微な所産たるわれらのひとりと(あるいはさらに、ほこりの中のほこりにすぎないこの地球、といってもいいでしょう)それと、他方、この大きな《全宇宙のおきて》たるところの神とのあいだに、ほんのわずかばかりの心理的関係、わずかばかりの問いかけと受け答えの関係さえも考えられずにいるんです! こうした神にたいして、何か人間的な感覚とか、父親たしいやさしさとか、同情のこころとか、どうして考えることができるでしょう? あるいはまた、秘跡の効能とか、祈祷とか――金をはらってしてもらう誰それのための、おミサとか、いま煉獄に送られているひとつの霊のための、おミサとか、どうして本気で受けとれましょう? ねえ、カトリック教のそうした儀式、そうした信仰、それと、そのへんの原始宗教、異教徒の献祭、未開の民が偶像の前にささげる供物などと、そこには事実上なんら本質的な相違がないのです!」

(略)

「それに、神父さん、ぼくの用いたいくつかの言葉については、どうか誤解なさらないでください。ぼく自身、こうした哲学方面のことを大胆に口にするだけの資格のないことを知っています。しかしぼくは、あくまで率直でありたいと思っています。ぼくは、《大いなる秩序》《宇宙のおきて》のことを口にしました……つまり、誰でもが言うようなことを言おうと思ってのことなのでした……実際において、そうした《秩序》は、これを信じるとおなじだけの理由で、これを疑うこともできるでしょう。現在ぼくの立っている立場からいって、一個の人間的動物たるぼくの目は荒れ狂う無数の力の大きな混乱を認めています。しかし、それらの力が、はたしてひとつの全般的法則――つまりそれらの力の外にあり、それらの力と独立している、ほかのひとつの法則にしたがっていると言えるでしょうか? それともなにか――さ、なんと言ったらいいでしょう?――内面的な法則、ひとつひとつの原子の中に存在し、そして、それらの力をして《個性的》ともいうような運命を遂行させる法則、すなわち外からそうした力をおさえることなく、それと一体になってしまうような法則、いわば、そうした力を元気づける法則とでもいったようなものにしたがっていると言えるでしょうか? ……そして、さまざまな現象のたわむれは、それははたしていかなる程度まで統一がとれているのでしょう? ぼくとしては、むしろひとつひとつの原因がほかの原因の結果であり、ひとつひとつの結果はほかの結果の原因であり、こうしてすべての原因は、無限にそれらの原因相互から生まれるものであると言いたいんです。どうしてむりやり《至上律》などを考え出す必要があるでしょう? つまり論理学的精神の誘惑ですな。無限にわたり、ひとつがひとつを産んでいくこうした無数の運動について、なにを苦しんでひとつの共通な方向を求めようなんてするのでしょう? ぼくは、たびたびこんなことを考えていました。つまりすべては、そこになんら目的がないかのように、なんら意味がないかのように、すぎ去っているだけだ、と」
 司祭は、黙ってアントワーヌをながめていた。だが、目を伏せると、氷のような微笑を浮かべて言った。
「なるほど、それ以下の考え方はなさそうですな」

(略)

「祈り?」とアントワーヌは、首をふりながら反対した。
「だって、そんなばかばかしい呼びかけ……いったい何に向ってするのです? なぞのような《秩序》に向ってとおっしゃいますか! 盲目な、口をきかない――冷然とした《秩序》に向ってとおっしゃいますか?」
「それはどうでもいいでしょう……その《ばかばかしい呼びかけ》ですな! わたしを信じていただきたい! たといあなたの考えておいでの仮の終局点がどこであろうと、また、さまざまな現象を立ちこえて、おりおりちらりとあなたのお目にうつる、その《秩序》なり《おきて》なりの不明瞭な観念がどうであろうと、そんなことはどうでもよろしい、あなたはそちらに向き直って、そしてお祈りをなさるのです! わたしの切なるお願いです、そうした孤独にとじこもるかわりに、どうかすべてを為してください! たといいまがいま、なんら感応の事実が見られず、単にうわべのひとり言にとどまるにしても、どうか《無限》に対する接触を忘れず、それと語るベき言葉を忘れないでいらっしゃってください!……はて知れぬこの暗黒、この没人格、この不可解な大きな《なぞ》、それがなんであろうとかまいません、ただただそれに祈るのです。《ばかばかしい呼びかけ》をおつづけください。いつかはおわかりになるでしょう。その呼びかけにたいしてこそ、とつぜん、心の中の沈黙が答え、やすらぎの奇跡が答えるのですから……」
 アントワーヌは、答えなかった。《絶対隔離……》と、アントワーヌは思った。

106-110p 第三巻「父の死」14節  山内義雄訳 




さあ、三巻後半はジャックの出番だね。
アントワーヌ、再登場願ってますよ。


↓ベルギー国営放送製作、360分TVドラマ。
だんだん見たくなってきた、
だんだん手が黄色く染まってきた。
下段右、髯のハンサムさんが、アントワーヌだろうな。

チボー家の人々 [DVD]

on a roll

今朝ZIPの十秒英会話で覚えました。
on a roll 「ついてる!」って意味らしい。

帰り道、今夜の空は澄み渡っていて、見える星の数がすごいと思ってて。
オリオン座ももっと小さい星も一杯見えて。
あれ~急に眼がよくなったのかなと思ったけど。
ぱっと南西の空をみたら、金星と爪の三日月が並んでいた!
わあ、なんかの国旗みたい(思い出せないけど)と嬉しくて素氏に電話した。

先日、機種変更した結果、
いや素氏の機種変更(スマフォ仲間です、こっそりツイートしているぜ)の引き金は
大好きな(勿論素氏が)お父さんのトートバックを貰うためであった。
日曜の夜、そのバックが届いたのですけど。
今夜、また佐川経由でそっくりなものがソフトバンクから届きました。

そういえば、僕、野球なんか全く見ないけど、
ソフトバンク利用者なら応募できるホークス優勝プレゼントに応募していたのだ。
中を開けてビックリ!
お父さんトートがまた一つ入っていました。わーい。

papa1.jpg

むしろこの野球グッズでなくて大変嬉しいです。

そうだ、今夜はもしかして、on a rollなのか?
そう思い立ち、温存していたお年玉年賀はがきの当選番号を確かめてみた。
30枚しか来ていないのに、3枚末等が当っていた(切手シート)。
末等ながら、ますますroll, rollと気を良くした僕は、
ずっと怖くて(期待が膨らみ過ぎて)見られなかった年末ジャンボを取り出す。

。。
。。。
。。。。。。


だめでしたーーーーーーー。
さすがに、そこまでついていなかった。
転がらなかったよーーー。
というか、大物は単品で転がって来るはずなのだ。

一等当ったら、速攻仕事辞めるのに!!
って、世の中の人、みーーんなそう思ってますよね。
そして宝くじより遥かに確率のいい(計算してみた)BIGを
今年も買うしかない!と決意を新たにしたのでした。

無用の三種の神器

「海月姫」6巻あたりに出てくるエピソード。
主人公・月海ちゃんデザインのjellyfishクラゲドレスファッションショーの最中にハプニング発生。
一番大事なドレスにジュースがばしゃり、なんとか水洗いするも乾かすものがない。
天水館に棲まうオタ女子の誰もがドライヤーを持っていないことに、ギャー!となる蔵之介(蔵子)。
みな口を揃えて、何でそんなもの要るの?

僕も言いたい、なんでそんなもの要るの?
生まれてこのかた、ドライヤー買ったことありませんが、何か?

ついでに、アイロン。
これは一応、素氏が持ってきた超年代物のナショナル製のがありますが。
片手じゃ辛い重量級、電線コードはなつかしの赤白ネジネジ布巻の激昭和レトロです。
でも、使ったことないなあ。
そもそもアイロンっていつ使うのか、使うべき衣料が一枚もない。

このあいだ、背後で宅配ドライクリーニング、デラックスコースも入って五回で2500円、
やすーーい!と大騒ぎの声を聞きましたが。
このクリーニングというものも、一年に一回も出さないので、相場不明。
セーター、普通に洗濯機で回します。
柔軟剤もありません。
ジャケット、ほーむくりーにんぐえまーるで洗いました。
みんな普通に元気に綺麗になっています。

そして、意味不明な家電もうひとつ、加湿器。
職場では現在もくもく煙あがってますが、何でしょうか、あれは。

先日お泊りに行ったお家で。
石油ストーブの上に薬缶を置いて、少しずつ加湿、
時々みんなのコーヒーのお湯に使われ、時々湯たんぽの中におさまってゆく。
なんて素晴らしいシステム!と僕は一人で感心しておりました。
家族の多い家の中で、中央にああいう橙色の光と薬缶の湯気という景色は、非常に羨ましいものがありました。

以上、こういう小さなストレスで社会生活離脱熱望中の絹山でした。

***

黄色い本。
あれ?とか思ってるうちに惹き込まれてきたようで。

アントワーヌ兄ちゃんの、べたべたな恋が終って以降、
非常にドライな医師として次々に症例をこなす彼の姿を見ているうちに。
三年ジャックが失踪していたんだ、と知らしめる上手い仕掛が出て来てしまい、
途中、ジャックのジュネーブの文芸誌に掲載されたとかいう酷い詩作を蜿々読ませられはしたものの、、、、
面白くなってきた、、、、気がする。

でも、この先ジャックとアントワーヌが再会したら、また腐りそうなのだ。
よく考えるまでもなく、僕、ジャック・チボーが心底苦手なんだろうな。

あとこの本、「水滸伝」とかみたいに各章各節の粗筋要約が目次に入ってまして。
ついつい先に見ちゃって、先に萎えるという、始末の悪い仕掛になっています。
三巻に突入したら、そこは完全に見えないようにしたいです。

眼球運動

鎌倉で一日遊び呆ける。

5:00 チボーを読んでいたら早く眠れたので珍しく早起き。
8:30 一時間で行けるさと素氏の適当発言を受け入れ、錦糸町へ。
黄色い本を鞄に入れ忘れて来たことに気づきげっそりとなる。
一時間の電車旅で手元に本が無いって。。。精神によくないわ。
10:15 鎌倉着。めちゃくちゃ寒い、霧雨が顔を刺す。

10:30 鶴岡八幡宮の参道の脇から、県立近代美術館鎌倉館に到着。
鉄柵が建物をめぐっている、一見牢獄のような不安を掻き立てる構造体。
寒さのせいか、建物の中庭にも雨が滴るので、とても冷たく淋しい雰囲気。
展示室や廊下を仕切る扉も重い、小学校の廊下の端についていたような扉で、少し落ち着かず。

素氏がとても楽しみにしていた藤牧義夫展。
第一展示室の中央、二本の川のごとく開かれた、長い長い隅田川絵巻。
solid、削ぎ落としつくされて、身がすくむ。
見たまま、いやいや計算されつくされた構図、パースとか集中線とか直線で構成されてはいるかもしれないけど、視点が自在に捻られていて、眼を離さず左へ左へと体を進めてゆくと、急に現れるコロセウムにも見えるグラウンドの観覧席の褶曲、白髯橋の欄干の湾曲にぎょっと身を引く。
左右だけでなく、ある瞬間視点は神社の社殿の複雑な花弁のような重なりまで引き上げられ、ある瞬間間近に蝶がヒラヒラ飛ぶのを見て、ある瞬間川に船を浮かべて対岸を見上げる。
眼球運動を誘導する極北の技だな。
陰影を一切用いずに、この眩暈を呼び起こす感じ。
特にボートが重なって視線が渦巻き状に誘導される箇所は、あまりにも面白くて、僕は何度も覗き込んでしまったよ。

建造物/都会の無機質が重なって有機体になる姿。
それを木版で切り抜き、インクを紙に染み込ませる作業は。
外を軟らかい湿った皮で包んだら、干からびた矛盾がすこし解けて、輪郭が少しおぼろになる。
若さのもつ荒々しい削り痕と、そういうほどける感覚が「街」にはよく似合うと思う。

帰宅後、素氏が藤牧義夫に関するいろんなミステリ話を投げかけてきて、
月曜の晩も盛り上がる。

会場には関西弁丸出しのめっちゃ下品なオバハン二人の声が響き渡る。
あまりに下品だったのでミュージアムショップで跳び蹴りしたくなったけど、我慢する。
過去の図録が、びっくりセールになっていて、
迷った挙句『誌上のユートピア』『岡本信二郎―笑うパノラマ館』二冊買い込む。

12:00 眼をつけていた蕎麦屋でかけ蕎麦とかつ丼のセットを食べる。

12:30 もうひとつの目的、古書店巡り。
木犀堂→藝林荘→游古洞(きっちきちのきっちきちに積まれた本と背後の高価な古陶器に挟まれて、危なすぎて本がさがせませーん)→四季書林(初めてお店だったけど、残念お休み)→公文堂書店。

公文堂は落ち着くなあ、一見雑然としているように見えて、ちゃんとジャンル分けされているから。
ついつい「灯火の歴史/時計の歴史」という文庫を立ち読みしてしまう。
棕櫚糸時計探しちゃうのです。
山中散生のシュルレアリスム本を購入。
チリュウ本って高価だけど、それだけ手に取ると幸せなんだなあ。
最近、少数精鋭部隊を目指して本を買うことにしております。

14:00 小町通りに戻って、狙っていたレトロ喫茶「門」で休憩。
紅茶のシフォンケーキが美味しい。
レトロ喫茶は基本喫煙可だし、何より落ち着くのだ。

14:40 隣の鎌倉ハムで牛タン燻製とかパストラミを買う。
酒の肴に最高です。
ついでにさらに隣の店で、黄楊のお箸と木製匙を買う。
ま、すこーしは、普通の買い物もするんですよ、僕。

15:00 鎌倉駅で帰りの電車を待つ。
大船で人身事故発生の放送。
おうふ。
再開まで一時間待ちのアナウンスに大勢の人が江の電やバスに向かうが、
僕らはそのままのんべんだらりと車内で読書を続ける。
いや、藤沢とか行って帰れなくもないけど、きっとただ闇雲に移動しつづけるだけで、帰宅時間は変わらないはず。
案の定、40分すると動き出す。
が、千葉方面まで行く総武線快速なのに。。。大船で放り出される。
戸塚チベットに長く住んでいた素氏のアドバイスで、東海道線はやめて、京浜東北線でダラダラ秋葉原まで行く。

17:10 錦糸町。ブックオフに寄り、「海月姫」の穴埋め。

17:30 前から行ってみたいと思っていた餃子の眠眠に行くも、、、いきなり解体されていた!
そういえば、錦糸町の北口出た時、ここにも眠眠あるんだと思ったがどうやら、移転した模様。
一瞬サイゼリヤに寄るも、かなりの混雑。
ファミレスの狭い二人席で、酒が飲めるか!と、案内された席を蹴って飛び出す。
少し彷徨い、手羽先が目玉の居酒屋へ。

はあ~~、僕、広い席で酒とタバコとちょいと気の利いたツマミがあれば、天国ですたい。
目玉の手羽先、本当にめっちゃくちゃ美味くて、店員の気配りも素晴らしく。
またいいお店が近所に見つかったぜ!と酒をくぴくぴ。
〆の焼きおにぎりのひつまぶし風お茶漬けが、もう絶品で絶品で。
神だ!神だ!とウルサイ絹山でありました。

楽しい一日をありがとう。

てんちょおおおおお(涙)

ほんと昨晩の僕、ダメダメだった。
すげー綴りミスとかしてるし。luck→lack。
今朝目覚めて、弱気な日本人、すぐ謝る日本人丸出しだとか。
始めから情に流されて、負けてるじゃんとか。。

でもね、でもねー。
店長からの返信がもう来ててねー。
泣いた。ボロボロ泣いた。

まず、6号欠品は始めから説明にあったのだ。
Fast kompletter Satz (ausser Heft: 6) と。
バカバカバカバカ!俺のバカ!

このフルコンプはかなりレアで、一冊だけ欠けなんていうものを入荷出来た事自体、店長にとっても珍しいことだったと。
だから、あと一冊は頑張って自分で見つけてね、と。
さらには、もしその6号が見つかったら、無料でコピー送りますよと。

てんちょおおおおおお。
独逸語全く理解できていないバカな僕に、ここまで親切にしてくれて。
ありがとおおおお。
本当になんて丁寧な対応なんだ、日本の古書店でここまでしてくれる人いるのかな。

以上。
ドラマチックに見せかけて、全て僕の早とちり、語学力のなさを露呈した話でありました。
えぐえぐ。

Drama is going on

こんばんは、一喜一憂の絹山です。

本日、無事にスイスから荷物が届きました。
梱包された姿、貼られていた古書店のシール(素氏が可愛いと綺麗に剥がして、厚紙に貼りなおしてくれました)、梱包に使われたスイスの新聞、ものすごーく丁寧な梱包、そして、素晴らしき132冊の御姿をば。
連続写真で、ガンガンアップしようと思っていたのですが。

鴨鍋のほろ酔いの後、既に作製済みのBarsel版の書誌(番号、発行年、特集内容、すべて網羅スミ)と照らし合わせながら、でへへへへと見ていたわけです。
すごいよなー、この状態のよさ、そして画像の素晴らしさとかなんとか。
ついでに、総索引とか、未チェックの分厚い特別別巻まであるわ、きゃーとか。

が、ここで、チェックしていた指が止まり、冷たい汗が背中を走った。
まさかなー、まさかなー。
怖いので、何度も何度もチェックを繰り返し。
ついでに、スイスの古書店のサイトに飛んで、最初にみた商品説明をもう一度。
と思ったけど、コンディションに関する情報はもう見られない。。。

いえね。
あのですね。
1-132号って書いてあるんですけどね、6号が欠けているの!
ひーーーーーっ。

もう一度確認した。
やはりないの。
向こうのチェックミス、それとも初めから説明にあったのに、独逸語だったから俺がミスったのか。
わからん、わからんよー。

ということで。
元々とても親切にしてもらったので、到着のメール出そうと思っていた店長に、またもお伺いを立てることになりました。
向こうからすれば、どんだけ迷惑な客だろうか。

もう、いいわ、英語おかしくっても。
意味が通じればいいんだ。

ついでに、本当は虫太郎から派生してここまで来た買い物なのに、
戦前の医学雑誌集めてるので、コンプしたいのですよ~と偽泣きつきしてみる。
へぼ手紙は、こんな感じで泣いてみました。

Thank you for your kind and quick respose.
Today I recieved "Ciba Zeitschrift Heft 1 - 132 und Register der Jge. I -V " safely.
I'm glad of good condition of magagines and very careful packing .

However, after checking over and over , I can't find the number 6 (proberbly published Feb/1934, the issue on "Vom Honorar des Artztes") in the parcel.
Was there the luck of a number in these magagines at the stock ?
Now I can't read again your explanation of this item on your web shop.
If you can, I want to make sure this point.

I study the medical magagines before World War 2, especially I am much interested in "Ciba Ziho"( Japanese translation of "Ciba Zeitschrift ").
Thus, I hope to collect these magagines completely.
I'm sorry to trouble you again, please give me information.

へぼすぎて、ついでにちょっと酔っぱらって書いてるので、最悪だ僕。
は~、このネタいつ治まりがつくんでしょうかね。
もはや、虫ちゃんとは、全く関係ありません。

でもさー。
自分がもし売る側で、日本語よくこなせない海外の客がこのようなクレームつけて来たとしてよ。
もし、チェックミスだったとしても、どうしますかねえ。
元々書いてあったよ日本語でと逃げた方が楽じゃないですか。
お互い返品辛すぎるよねー。
その欠号を探して送るなんて、万が一にもしないよねー、ありふれた本ならまだしも。
というか、返品してくれと言われたら、余計に困るのは僕自身だ。
店長どう対応してくるかなー、とりあえず今日は寝てしまおう。


そろそろ

えー先週の水曜にスイスを飛び立って以来、ヤキモキさせていただいた荷物が
今朝ようやく日本に到着したようで。
一週間も一体何処を彷徨っていたのか、気になるも不明。

そして税関審査は、川崎港支店で受けています。
SAL便は航空輸送ですが、船便扱いだそうで、港に一時寄るとのこと。
書籍は関税かからないみたいなので、さくっと通過した模様です。
ようやく、明日は、というかもう今日には届きそうです!
2㎏と予測してたけど、荷物は16㎏あるらしい(苦笑)
わくわく、期待高まってます。

遅れている「チバ時報」ならびにその他諸々の書誌の更新ですが。
今週はなぜか、職場で本当の仕事をしていまして(それが当たり前!)
同僚ちゃんが次から次へと投げてくるので、一向にhtml化進まず。
まあ、たまにRNA抽出とかRT-PCRとかやるの楽しいのでいいのですけど。
来週は、本当の本当の仕事(つまり純粋の本業)細胞バラバラ事件が待っているので
なんとか、今週末にUPできるように、頑張りたいです。
すみません。。。

***

黄色い二巻。
ちょっとだけ、ましになったような気がする。
アントワーヌの恋人が非凡な女性だったので、映画館の桟敷席からアフリカ土人映画を見るシーンが、今までになく、真に迫ったエロチックさを出していたので。
それ以前のアントワーヌがたまたま居合わせた少女の大腿骨骨折(多分)の手術で医師として本気を見せるところから、この恋人となるラシェルに助手を勤めさせ、欲情する伏線も悪くはなかった。

だが、全体としては三文芝居の匂い抜けず。
ほとんどの登場人物の言動が、型にはまったものとしか見えないのだな。

僕は韓流が全く受け入れられないのだけど。
それは、顔もストーリーも全てが過去の繰り返しに過ぎないからなのだ。
チボー家が発表された時点で、既にここに描かれた人物像、思考回路は「ありふれた風景」だったはず。
そして個々に差し挟まれるエピソードが一瞬輝いても線香花火のようにポトリと落ちてしまい、全体を揺らせないのは、やはり筆力としかいいようがない。
もしこの先なんらかの発展があるとしたら、単独で歩きまわる人物を統括する一つの空気が出てくる必要があるんじゃないかな。

凄い本は、沢山の付箋を貼りたくなる。
どこもかしこも書き写したくなる。
一巻には一切そういう箇所がなかったけれど、二巻でようやく気にかかる言葉にぶつかる。
でも、まだ軽く心に触れただけ。

かわいそうな妹よ、生まれそこなった、スタートをあやまった、均衡のとれない哀れな魂よ。
内省や、孤独や、読書によって、あまりにも成熟しきっている……それでいて、人生についてはまったくの無知だ!
二巻 59p

Rrose Sélavy

先週日曜日、初めてJR千葉駅に降り立つ。
「瀧口修造とデュシャン展」「実験工房の作家たち」@千葉市美術館に向うためであった。

駅から20分余り、市役所街区と駅周辺が離れているために、途中モノレールの不思議なうねりを放つ線路が横たわる空間は中空地帯になっていて、迷いながら到着。
市役所の上階に美術館が併設されているが、一階には旧川崎銀行千葉支店の一部が遺構として残されている。
丸の内の、乗っかり建造物よりもっと悲しい感じの、銀行の吹き抜けエントランスだけが包み込まれた構造。
今はさや堂ホールと呼ばれるその部分は鍵がかかっていたので、薄暗い中を覗き込んだ。

瀧口修造とか、シュールレアリズムとか、もう何度展覧会に行っただろうか。
僕は瀧口修造に思い入れが強いけど、素はあまり~な気分だったみたいですが、なにしろこの展示物の多さと、視点の面白さにとても楽しんでくれたようで、何よりでした。

瀧口の多面の中で一番僕が好きなのは、デカルコマニーとかロトとか、偶然の瞬間を切り取った作品たち。
粘度の高い絵具が油の浮かんだ水面から写し取られて、氷山の奥行をもつ美しさといったらないのですが。
漆黒に加えて落とされた薔薇色の耀きといったらないのですが。
今回もほんの少し展示されていて、嬉しかった。

今回はデュシャンと瀧口の交流ということで、沢山の書簡が公開されていました。
デュシャンは受け取った手紙を返信を書いたものから、捨ててしまったそうで。
たまに貰った手紙に直接返事を書いて、そのまま返信としていたそうです。
なので、瀧口がタイプした紙に、デュシャンが色々許諾の意思を書き込んでいたりして、面白かった。
そして、かなり積極的に、あれもこれもお願いできますかとデュシャンに頼んでいるのが意外でした。

女装したデュシャンは自身をローズ・セラヴィと呼んでいましたが、
瀧口はその名を自分の夢想するオブジェの店の名前に使わしてもらいたいとも頼んでいました。
それに対してデュシャンは、Rroseとrを重ねるのは意味があるのだから、綴りを間違えないようにと、アクサンを抜かさないようにと指示を出しています。
快諾の返信を受け取った瀧口は、店の看板となる"Rrose Sélavy"をデュシャンのサインからなんとしてもそのままプレートにしたくて、真鍮板の腐食処理を繰り返し依頼したといいます。

オブジェの店。
夢の中だけ、書斎の中だけで終わってしまうだろうけれども。
大切な書類や切り抜きを自装したり、どこかの街で見つけた小さなモノたちを並べて。
役には一向に立たないけれど、傍らにあると幻が広がるモノたち。
客は誰もおらず、たとえ間違って入ってきても、掌に載せて首を傾げて去っていくような。
いいなあ。
箱に詰められた漂流物シリーズ、リバティパスポートもみんな大好き。

まだ瀧口修造を知らなかった20歳の頃の僕は。
妹とよくこんな店のことを夢想していました。
僕たちが考えたのは、「マラカス屋」(笑)
世界にただ一つのオーダーメードのマラカス作製します。
なので、マラカスに描く模様を早々とデザインして、ディスプレイを絵にしていました。
展覧会会場を廻りながら、そんな時代のことを思い出していました。

そういえば、妹とお互いにカセットテープのA面B面に色んな曲を突っ込みまして、
その謎のコンピレーションアルバムにタイトルをつけるのも流行ってた。
今でも手元にある一本は、Neon of Sycophants.

閑話休題。

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超絶充実の図録と、パリから輸入販売されていた、キキちゃんのお尻。
このヴァイオリン、僕はこっそりtwitterでプロフィールに使わせてもらっていて、マン・レイの写真の中でも一番好き。
裏を返すと鏡になっております、可愛いです。

それにしても、瀧口関連の図録は表紙が真白コートなしになってることが多くて、保管に困る~。

あと、「大ガラス」の展示に今回も大笑い。
ちょうど展示の切れ目を曲がった瞬間にあの巨大鴉が出たので、噴き出しそうになりながら、後にいた素の元へ走った。

帰り、お目当ての古書店はお休みで。
どこもかしこも喫茶店が混んでいて入れず、ようやく駅近くで休憩して帰宅しました。

***

這ってでもいきたい展覧会メモ。

「村山知義の宇宙」@神奈川県立近代美術館 葉山館
2/11-3/25

「藤巻義夫展 モダン都市の光と影」@神奈川県近代美術館 鎌倉館
1/21-3/25

「今和次郎展」@パナソニック汐留ミュージアム
1/14-3/25

多摩美の「エリック・ギルのタイポグラフィ」もちょっと気になるけど、時間がなさそうだな。(1/29まで)

yellow poison

なぜベストセラーになったのか非常に疑問なチボー家。
だってさー、ひどいんだもん、これ。
端的に言わせてもらえば、「下品」なの。
まるで日本のぐじぐじ私小説読んでるみたい。
これだけ期待させてくれて、と2012年に文句言っても仕方がないけど、
むしろこの生温い私小説感、わざわざ見なくてもいいどこにでも転がっている青年のダメダメさが、当時の日本の若者の風土にぴたりと来たのか?と思わせるような雰囲気。
素氏が絶対読まないよ!と云った意味が分かってきた気がする。

ジャック、ダニエル、アントワーヌというのが今のところ中心人物なのだけど。
特に主人公ジャック、この泣き虫男。
特にダニエル、すっかり父ちゃんの血を惹いてジゴロ感丸出しの優男。
最悪だ、最悪だよ、君たち。

たしかに、ハンス・カストルプ(魔の山)もダメ男だったさ。
訳の分からないクランケ仲間の毒素にやられてすっかり山を降りられなくなったさ。
でも魔の山には、清澄な空気が(サナトリウムだからじゃなく)
混沌の中にも一貫した美しさがあったのだよ。
あるいは悪に徹したっていい、狂気にさらされてもいい。
貫き通すもの、時間が経過しても個人を、その場所を一言で言い表せるような確たる「美」があるものなのだ。
佳き長編と云うものは。

人間だれしも状況ひとつで心も揺れる?
確かにそうだよ、そうなんだよ、現実の世界では。
昨日はあれが好きで、今日はこっちに行きたくて、右へ左へ、誰も僕に何もしてくれないけど自分でも何もしたくないな、あの娘が可愛いもうぞっこん、でもあの奥様も素敵って、、、。
知ってますよ、ほとんどの人間は、一生に一度も自分を変える出来事に出合うことなんてないのだと。
まあいいよね、今なんとなく生きてるから。
そういう首尾一貫のない人間がほとんどだということは分かってる。

でも、そのアホくさいリアリズムを見せられて、
チューばっかり見せられて、
一体この小説を読む喜びってどこにあるんだろうか。

デュカールは友達がジッドしかいなくて、チボー家も草稿から見てもらっていて、ジッドの「新しき糧」の引用がかなり出てくるのだけど。
その引用の効果のないこと、ないこと。

高野文子の「黄色い本」で女学生の主人公は寝ても覚めてもジャックと同化し、チボー家の人たちと呼吸をしていたけれど。
たとえ僕が中高生であったとしても、あんな風にはなれなかったはずだ。
それとも二巻以降にその素晴らしい何かが潜んでいるのだろうか。
以前ならもうここで投げてしまっていたけど、今は投げ出さないを戒律にしているから、取り敢えず読み進めてみる。
黄色い毒吐き再びにならないことを祈りつつ。

***

海月姫(8) (講談社コミックスキス)海月姫(8) (講談社コミックスキス)
(2011/09/13)
東村 アキコ

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アニメがあんまり面白かったので、現在蒐集中。
腐女子のシンデレラストーリー。
世界は自分だけでは完結しないんだろう。

これを読んでいると、オタクって非常に自分勝手だと思う。
それはオタクな自分がよくよく分かっている。
辛いことがあったら、自分の国に戻ればいいと思ってるし、「解決しよう」と動くこともないし。
電車の中で曇った窓硝子に点数盤書いてずーっと大声で野球解説している青年。
ホームで大声で演歌を歌い、合間にあほ!と叫ぶおっさん。
そういう人を奇異の目で見て見ぬふりをするけど、自分とどれほどの差があるだろうか。
口を閉じていられるというだけなんだな。

しかし、フジテレビのノイタミナって尖がった漫画をアニメ化してくれるのはとっても嬉しいのだけど、なぜいつもパツンって終わってしまうのかな。
アメリカのドラマのパイロット版のみで本編なしみたいな。
テルマエロマエ、全三回って。。。
ローマと日本、一往復ですか?

飛び立つ

swisspost11.jpg

でへ。
どうやら、スイスから飛び立った模様。
↑追跡しております。

今日色々みてたら、海に面していない彼の国では船便という選択肢は通常かんがえられないとのこと。
きっと、by ship or by air? と尋ねた僕を
何言っとんじゃ!と店長は笑ったに違いない。

そして同僚ちゃんに個人輸入の熱一気に高まる。
NYの自然のお花の香水とか(もう名前忘れた)、瑞典のまりめっこ(何十回聞いてもマリッコメッコとしか僕は覚えられない)の急須とか。
なーんか僕には何のことかわからん物たちの検索に一日付き合わされる。

一つ大事なこと。
安いから買ったんじゃないので、僕。
日本にはその雑誌が纏めて売られる可能性はほぼゼロだから買ったので。
円高も少しは影響したけど、大きな原動力ではない。
そこんとこ、熱意に差がでますよ。

それにしても、眠い。
無呼吸症候群だろうな。

Petrej 店長

昨日、件のチューリッヒの古書店にドキドキメールをしました。
そしたら、今朝もうお返事が!

送料とか発送方法とか到着予定日とか簡単に尋ねただけですが。
きっちりスイス郵便の追跡番号も教えてくれ、
納品書のコピーもPDFで添付してくれました。
これにて送料がクレジット決済に含まれたことも知る。
ついでに、新年おめでとう!だって。
めっちゃ迅速で親切じゃん、ペトレイ店長!

追跡番号で覗いて見ると、まだチューリッヒにある模様。
飛行機マークに変るのが、楽しみだ!

いや、お手数かけてすみませんとか。
バカでごめんなさいとか。
書きようもなかったので、それでもバカな気配を残しつつ、
今回の注文が、海外発注初挑戦で、よくわかんないんです~。
と腹鼓だけは打っておいた。
そしたら、発注前に質問してね!とちょっとお叱りも受けました。
そりゃそうだ。

ちなみに、航空便の送料、150CHF=12000円。
まあ、本自体が45000円だし、さくっと届けば文句はいえまい。
日本国内だって、宅急便でだせば二千円くらいかかる重さだし。
ただ、もし安い本買っちゃうと、送料が価格を越えるわなと。
その点、海外アマゾンはうまく使えれば、格段お得ですね。

どきどきわくわく。
到着が楽しみです。
税関で、なんじゃこれ!とダメダシされないことを祈る。

DSC_00481.jpg

写真は関係ないけど、年末に日比谷のキャンドルサービス行った時に撮影したもの。
日比谷公会堂の横、市政会館を暗闇の中、露光いっぱいいっぱいで撮ったら
なんか不気味な絵画風になり。
ちょっと黒死館風!とひとり悦に入っていたのでした。

ガクブル発注

久保田万寿と紹興酒と七窪とチンアナゴキティのおかげで。
なんとか笑って過ごすことができました。
お酒の力は偉大だ。
コップ酒ぐびぐびやったので、今朝は少々二日酔いでしたが、
帰ってお正月に開けた東一を飲み切った。
ぐび。

帰りにA市のブックオフに二年ぶりくらいに行って。
ここはフロアが広いので楽しく眺めることができ、
なんとなーくタイトルに惹かれて105円だったので幽霊探偵というのをシリーズ4冊買ってみた。
本屋さんが舞台っていうのも気になるので、早く読みたいです。

**

チバ時報の元版、Ciba Zeitschrift Basel版フルコンプを遂に発注。
独逸語どうすんのよ、全然読めないんですけど~。
そして、ユーロとCHFで値段が書いてあって、
CHFって何かな?とバカな僕は
英語でも会員登録できたのをいいことによく考えもせず、ぽちっとしてしまい。
終わってから、よくよく店の住所を見ればチューリッヒ!
保険会社じゃないです、スイスです。

で、自動配信メールで受注メールこないなーと焦ってたら、
数時間後、店長からメールが届いたんですけど。
数日中に送るよん、あと、組合でやってる色んな合同サイトは値段が高いから
これからは、僕の所に直接注文してね!という案内が届きました。

でもね~。
これよく分からないんだけど、発送方法とか送料とか到着予定日とか、どうなるのかしら。
いくらサイトみてもその辺の情報ないんだよね。
船便で半年後?
それとも1万円くらい送料とられて航空便?
多分132冊だから2kgくらいかと思うんだけど。
そもそも、クレジット決済は本の値段だけで送料は着払いなのかしら?
ガクブルガクブル。
ま、英語OKみたいなので、もう少ししたら訊いてみよう。
何事も勉強ですから。

**

チボー家を読み始める。
黄色い本、僕も夢中になれるかな?

ジャック(主人公)より、脇役のダニエル・フォンタナン君の方が魅力的、
ついでにフォンタナン家の方が、ダニエルのパパの異常な放蕩ぶりの方が
ドミノ喜劇みたいに面白いぜと思っているのは僕だけかしら。
それとも、ずっと脇役の方が活き活きするという展開なのかしら。

そして、非常に残念なことに。
奥付裏に子供版「チボー家のジャック」の広告が出ていて、粗筋書いてあるんですけど。
これって、大人版も同じなのかな?
まあいいか、「罪と罰」「カラマーゾフ」も粗筋知った後読んだけど、すごく面白かったから。
しかし、陥穽がこんな場所に潜んでいるとは。

gloomcut100

90年代初頭、英国ネオアコブームにどっぷり浸かっていた絹山。
その中にhaircut100というグループがいた。
それを「髪を切る100の方法」と訳した、可愛い人たちがいたけれど。
(片割れはソロで売れてその後童話描いたりして今や行方知れず、片割れは坂本龍一とかオノヨーコとかとすっかり仲良しさんになり、今や目黒で裏番長)

ウツにならない100の方法。
そんなものあったら、教えてほしいわ!

ええ、また黒マントが忍び寄っていまして。
明日から非常にヤバいんです、僕。
窮地です。
ネズミなら猫を噛めばいいのでしょうが、タヌキは、、、キツネか?
どうしたらいいかわからないので、とりあえず、
別に誰彼特定の人嫌いじゃないの、「人間嫌い」なの!
と名刺でも配りたい、おでこにマジックで書いておきたい、と。

子供の頃、両親に届く年賀状を見て。
一枚も友達から来ていなかったので(彼らは今の僕より若かった)
あー大人になると、友達っていなくなるのが当たり前なんだと思ってました。
ずーっと。
そして、一度も友達の思い出話すら聞いたことが無く。
なるほど血筋じゃん、純血統種じゃん。
よし、1ポイント元気が湧いた。

***

昨日聞いた話。
出先は山川自然の多い場所です。
僕には因習くさくて、景色はよくともとても人間関係では好きになれない場所でしたが
想像するまでもなく、そこで育った人にはとても大好きな場所だと思われます。

もしそこが、放射能に汚染され、すぐに退去せよとの命令が出たとしたら
絶対にそこから離れないと、友人と固く誓いあったという話を聞きました。

僕はもう何があっても神戸に戻る気はないのですが。
(神戸は客観的にはいい街ですけど、関西の水がどうしても合わないのです)
じゃあどこがいいかと考えて、元々街のど真ん中で暮らしていたから
街の中にしか住めないようになっています。
人ごみも嫌いだし、出掛けるといっても古本屋か美術館か映画館かお散歩か
そんなところですが、少し乗り物に揺られてテクテク、建物の隘路を抜けるのがいいのです。

先日のコミケの帰りのバスで少々ハプニングがありました。
僕たちは、豊洲で飲んだ後、バスで木場に出て、そこから別のバスに乗り換えて、自宅近くに戻るルートを選んだのです。
最初のバスは、少し混んでいました。
一つあいた席に素氏が座り、僕はその横で立っていました。
僕の横の席には、変なオバハンがいました。
オバハンというより、おばあちゃんですが、なんともちゃん付けの似合わない雰囲気でした。
黒い毛皮に身を包み、頭を綺麗にセットして、花柄のハンケチで鼻を押さえていました。
何が臭いのでしょう。
僕は自分の酒とタバコくささを疑いましたが、辺り一面漂っていたのは
ものすごーーーーい香水臭でありました。
ええ、ほんと、クラクラしそうなほど。

その発信源がはっきりわかったのは、オバハンの後の席がひとつ減り、素氏と並んで座った瞬間でした。
オバハンは、自分に散々ふりかけた香水に耐えきれず、
お上品なしぐさで、さも迷惑だわ!堪らないわ!と他人事のように鼻を押さえていたのでありんす。
荷物が大きいので狭くなったため、僕は素氏に「大丈夫?」と問いかけました。
すると、時々、慇懃無礼の魔王と化す、穏健の仮面をかぶった素氏はこう言い放ちました。
「うん、三越の袋で席をとらなくてすむくらいには、大丈夫」

素氏に云われるまでいっかな気づいていませんでしたが。
オバハンは、混雑する中平然と、三越のバッグをどんと横に置き、二席分とっていたのです。
そのうち。
バスはそろそろ木場に到着。
オバハンもどうやら降りるらしく腰を浮かします。
その時、オバハンはくるりと顔をうしろに向けて、素氏をぎーーーっと睨んできました。
いやあ、あんな風に大人が大人を真剣に睨むのを久々に見た気がします。

さて、一見金持ちそうなオバハン、ウキウキ銀座三越でお買いものしたオバハンは、
どこに向かっていくのかと思いきや。
乗り換えの停留所で僕たちより後にやってきて、数人前の別のおばさんに話しかけました。
知り合い?
どうかな?
ちっとも会話は弾むことなく、オバハンはおばさんの横に立っています。
そしてバスがやってきました。
オバハン、悪びれることなく、そのおばさんと一緒に僕たちより先に乗車いたしました。
やるなー、やるなー。

またも、オバハンと僕たちは前後になりました。
何が臭いって自分が臭いのに、またもハンケチ作戦であります。
勿論、三越袋をでんと構えて、二席確保。
やるなー、やるなー。
ここから僕は睡魔に負けてしまったのですが、素氏によれば
子供がオバハンの横に立ったので、そこでようやく席をあけたとのこと。
イヤミ砲弾を真後ろから狙っていたのに、非常に残念であったらしいです。

最後に。
僕たちが降りた停留所で、オバハンも降りるというオチが。
この場所は、ほんと貧乏長屋のひしめく地帯。
場末も場末、深川の滝の下っていうところですよ、僕は大好きですが。
毛皮プリプリさせながら、オバハンはその闇の中へ溶けてゆきました。

銀座への憧れは僕にはありません。
銀座もひとつの街に過ぎず、表参道も渋谷も六本木も、みんな同じです。
ただ目的があれば徘徊する、細い路地を抜け、喧噪から外れて裏道の薄汚れた地面をみつめて、ほっと一呼吸をおく、ただそれだけの場所です。
でもそういう美々しさを見せかけて汚れた匂いがなんとなく落ち着くのです。

そんなこんなで、自分日記に書いた変な歌を写す。
明日、どうか凹みませんように。
少しでも笑えますように。

街の子は痣黒ずむまで街に融け街離れし日も街に憧れず

ciba-ziho

こんばんは、今日から嫌でも外に出ないといけない
チバマニアの絹山です。

小栗虫太郎関連資料集「DUKDUK ダクダク」は
虫太郎が参照したかもしれない、参照していたらいいなあ、
きっと虫太郎なら、この雑誌を楽しんで読んでくれたに違いない!
そういうコンセプトで現在入手困難な往時の資料を陸続と復刻する予定になっています。

と、今頃になってマニュフェスト宣言みたいなことをする。
第一回に選ばれた栄えある雑誌は「チバ時報」です。
なにそれ?千葉?
いえいえ、ciba-zihoというのが、正式表記です。
ciba=Chemical Industries Basel

奥付には瑞西バーゼル化学工業日本学術部とあります。
雑誌や会社の沿革については、「ダクダク」創刊号で書かしていただきましたので簡略化しますが、
瑞西バーゼル社→チバ社+ガイギー社→チバガイギー社→+サンド社→ノバルティスファーマ
となった世界屈指の製薬会社です。
その会社がスイス本社で、「医療」の名のもとに奇妙で視野の広すぎるPR誌として発行したのが、"Ciba Zeitschrift"(1933)でありました。

日本では既に大正8年に、PR誌としての「チバ時報」が創刊されていましたが
昭和9年に大幅な雑誌構成の変更、つまり本社広報のやっているオモロイ記事を
日本にも紹介しようぜ!ということになったのです。
そして、第57号から、薄いながらもワクワクするような「チバ時報」が頒布されたのです。

少しでも「ダクダク」に興味を持っていただけたらと始めた書誌作製でしたが
こんな素晴らしいものを世界中だれもきちんとしたものを作っとらんがな!
という、怒りに震え
というよりも、俺がやる!という不要なやる気に押され
英米独の古書店サイトを検索する毎日。

はい、英語版もあるんですよ、"Ciba Symposia"という。
そして、独語版はバーゼル版、ベルリン版、ついでに二期もあるという
非情な混迷ぶり。

日本語版はお判りの通り、二次大戦のため廃刊に追い込まれております。
そして、同じ特集でも各版によって、大戦の影響を受け、少しずつ内容や発行時期にズレが生じている。
あるいは、英語版にあっても、独語版はないとかね。
たとえば、バーゼル版で1935年に出た「日本の医療」なんていうものは、日本版では出ていないし、米国では戦後かなり経って(1950)から出ているという。
こういうコマコマしたことも、比較するとめちゃくちゃ面白い。

そして何より、この素晴らしく変な後ろ向きなのに尖端医学特集。
ここに着目していただきたいわけです!
虫太郎なら、絶対好きになってくれるはず!
↑勝手な思い込み。

「古代時計室」で全版の書誌を上げたいと思っていますが、
本日はダイジェストで「チバ時報」のみを。
というか、htmlいじるのが、excelからtable指定したのを細かく修正するのに時間がかかるので
少しだけお披露目と。

残念ながら、57-116号の中で10冊ほどまだ蒐集できていないものがありまして。
不明なものがありますこと、ご寛恕ください。

あー、自分が楽しいだけで、スミマセン。


no 特集 発行
57 原始医学 1934/1
58 子供の抱き方 1934/2
59 軍陣外科 1934/3
60 病原菌を以ってせる医家の自家実験 1934/4
61 -1934/5
62 -1934/6
63 -1934/9
64 欧米における新旧病院に就いて 1934/10
65 インヂアン人及びその医学に就いて 1934/11
66 医師の服装 1935/1
67 探検旅行家及び研究旅行家としての医師 1935/2
68 -1935/3
69 病原体の発見 1935/4
70 回々教徒と医学 1935/5
71 医学の象徴 1935/6
72 医療の補助としてのポスター 1935/9
73 生の限界 1935/10
74 化粧の事ども 1935/11
75 写真術の初期に於ける医師の肖像 1936/1
76 バビロン時代の医学 1936/2
77 双生児 1936/3
78 救病者としての聖徒 1936/4
79 医学と測時法 1936/5
80 防疫 1936/6
81 野生動物の馴育 1936/7
82 童話に現はれた医師 1936/9
83 医師と食事法 1936/10
84 -1936/11
85 医師の診察室 1937/1
86 古代埃及の医学 1937/2
87 浴法について 1937/3
88 ドクトル・メヂチーネなる称号の授与 1937/4
89 印度医学の発達 1937/5
90 正常並びに障碍の発育について 1937/6
91 穿顱術 1937/9
92 血液循環 1937/10
93 アズテック族の医学 1937/11
94 医科の蔵書 1938/1
95 中世期に於ける衛生 1938/3
96 実験遺伝学の発達 1938/5
97 シャーマネとメジチンマン 1938/7
98 屍体保存法 1938/9
99 呪物肌守及び護符 1938/11
100 古代羅馬の医師 1939/1
101 医師の肖像画 1939/3
102 寄生虫としての蠕虫 1939/5
103 錬金術の起源 1939/7
104 古代ペルーの治療法 1939/9
105 研究所 1939/11
106 哺乳児 1940/1
107 左右の不均斉に関する問題 1940/3
108 医師の工業的業績 1940/5
109 大モガール帝とその侍医達 1939/7
110 中世錬金術 1939/9
111 有史前の治療術 1939/11
112 モンペリエ医学校 1940/3
113 サレルノ 1940/5
114 スペインの黄金時代の医事 1940/7
115 半陰陽 1940/9
116 矢毒 1940/11

通販開始

あけましておめでとうございます。
本年もロクな動きができないかもしれないけど、鋭意努力しますので
よろしくお願いします。

うん、今年はウツにならないようにする。
これが最大の目標かも。
一ヶ月くらい簡単にわーぷしちゃうので。
あと、体力。何より体力。
早寝早起き、朝昏倒しないようにする。
せめて無断欠勤はやめようぜっと。
(昨年二回かましました)

本日は一日で、吟醸「東一」(お取り寄せしちゃったよん)三合飲みましたが
ちっとも酔ってないです。
半日脱出ゲーム世界に浸かって、頭の体操しておりました。

あの世界も奥が深いなあと思います。
掲示板に書き込んで、ヒント教えてもらったり教えたり、どこの世界にも礼儀があることを、再び思い出したり。
なんか掲示板とか、2012年にもなると新鮮だったり。
そう、肝に銘じてフラッシュの勉強とか始めないようにしよう。
危険ですから、時間泥棒ですから。

うん、今年は、フラッシュよりイラレ使えるようになりたいと。
実は昨年末に計画していたことがあって、B3とかA2とかで作りたいものがあったのですが。
データ入稿必至で。
ついでにネタ的に年末発行しないとだったので。。。いつかの骨牌みたく。
すらすら図形を描き、すらすらレイヤー使えるようになって
本年末にリベンジだ!と考えています。


***


1/3と素天堂はお知らせしていましたが、
今日時間があったので、サイト更新しました。
「ダクダク1号」(←まるで謎ロボのようだ)通販開始いたしました。

あのー。
「黒死館」と関係ねえんだったら、いらないよん。とか
虫太郎関連資料といいながら、本当に関係あるの。とか
云われてしまうと。。。困っちゃうのですが
宜しくお願いします。

通販サイトへは、
こちらのinfoから、あるいはこちらからどうぞ。

***

CIMG10281.jpg

写真は昨年10月に一人お散歩で訪れた、目白聖公会のステンドグラスです。
優しい信徒のおばさまたちに撮影許可をいただきました。

今年、皆様にも天使が訪れますように。

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プロフィール

絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
Twitter account:@quinutax

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