2010-11

ぼお・ぎゃるそん

昨日、五反田遊古会の目録が届いた。
朝7:30つらつら眺め始めて、今回は海外文学が多いぞとか一人ほくそえみ。
後半に、カミモノで有名な、ツキノワ書林さんの頁で指を震わす。

ある意味、すげーとひっくり返る。
小出博(詩人大正五年生まれ、PNは竹村晃太郎、僕は知らない人)宛書簡および旧蔵品がごっそり。
その中に、ナカイヒデオからの葉書(ツカモト『水葬物語』について)や
アカエバクからの書簡もでていたのですが、
一番ぶったおれたのは、ツカモトクニオ書簡でした。
にじゅーまんえんです。(含・詩稿一枚)

目録に著作権があるのか、いやツカモトはまだ著作権切れてないよとかいろいろ思いつつ。
個人的にひじょーに下世話に笑ってしまった手紙の中身を転載しておこう。
心にメモ。
ヤオイの世界の○○×□□表記も、Passive/Active になる日が来るかもしれない。

貴方の作品をよむと、身体がふるへるくらゐ昂興します。何かの「眼」を懼れて僕が躊躇してゐた行為がここでは晴々と少しも醜くなく営まれてゐる。その勇気と清潔さに。誰もが気づかなかった、気づきつつ普遍性がない為に遠くへおしやってゐた官能の世界の詩。ユニイクといふ点でも日本一。“禁色”に舌鼓を打つ人々にだけこの詩は味到されるのです。
(中略)
三島のいふ“知性”に毒されてゐない若者にのみ、僕達の垂涎の対象がゐるとは辛いことです。それから僕、若し貴方の前に貴方と同年輩のボオ・ギャルソンで一見パッシヴともアクティヴともつかないのが出現し、彼がとにかく、●●と知った時、貴方はどちらの側を希望するかが知りたい。貴方は跪くか、抱きよせるか。この時最初に「なめろッ」といへるのが僕のいふ完璧な牡なんだけどな。
(中略)
同封の作品、いつだったかマチネポエティックの押韻の生半可ぶるに腹が立ち、新しいフォルマリスムってこんなものだゾ、といったきもちでやった文字合せ遊び。中味は零だが完璧であると思ってゐます。

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夏休み2日目

実際には、6日目に書いております。
のろのろでスミマセン。

9日夜のライブ配信、凄かったです、いろんな意味で。
メイン(いろんな角度から撮った一番臨場感のある)に加えて4+1人の各チャンネルがあり。
開演前から視聴数が五千を超えていたので、落ちる危機感に見舞われ
メインとゴッサマに絞って設定。
開始後数分で、めきめき人数がふえて、MAX一万二千を超えていた。
楽しかった、ほんとに渋谷までさほど遠くはない距離に住んでいるけど。
いま、その瞬間にこの世の中にその人たちが、確かに存在しているのだと思えた。
MCが少ないので、どんどん曲が変っていって、気持ちが追いつけない感じ。

そして、一時間を超える頃から、どんどんサーバー負荷が強くなったみたいで。
横に表示された茶の人たちの落ちた、落ちたの叫び。
その合い間にマネージャーさんが、別立てサーバーのURLを表示するも、一瞬で茶が流れてコピペできない。
そのうち、とうとう僕のメインチャンネルも落ちました。
サブで必死で追いかけて、一緒に口ずさんだり、涙ぐんだり。
ようやくメインが元に戻ったときには、最終曲でタイムラグが生じていた。
さすがに、アンコールの放映はなかった。

ぼんやりしながら。
勢いのまま、ライブの先行予約抽選を数箇所やってみる。
(結果的には、全部はずれでした・涙)

ただ僕のなかで、いまだこの人たちのライブに行きたいのかどうか、気持ちが固まっていない。
こんなこと悩むより、感性で進めばいいのかもしれないけど、
感性で進むには、人気がありすぎて、簡単にチケット入手できませぬ。

なんかね、20代の頃みたく、早朝から穴場のぴあのシャッター前で待つとか
(いまは、そんなチケットの買い方しないのかな、昔は遊眠社とかそんな風に頑張ったけど)
実際会場で飛び跳ねるとか、結構体力+気持ちがもっていきづらいです。
(とはいえ、数年前はCORNERIUSのライブで跳ねてたけど)
あと、何か好きだけど、全肯定はできない部分があってね。
ライブの映像みるたびに、ライブにいかなきゃこの人たちの真のよさは分らんとはおもいつつ。
それでも、特に最近の曲とか、まだ消化できていないんだ。

ま、遅れて遅れてのファンなので、少しずつ、近づいていきたいと思います。

***

で、2日目は。
ここ三週間、ずーーっと風邪をこじらせてしまっている素氏の風邪がついに移り。
鼻水だらだら、発熱で、ほとんど一日動けず。
なんとか、旅行の準備だけは、整えて、布団にもぐりこみました。

夏休み3-5日目のタヌキ交通主催
「大井川鉄道でゆく、寸又峡温泉ツアー」の模様はまた後日。
いやはや、楽しかったんですよー。
昔から、旅行の日程くんだり、時刻表眺めたり、お宿を予約したりと
自分なりのパックを組み上げていくのが大好き。
今回も、削るところは削り、贅沢は贅沢に、ズンドコによき旅になりました。

そうそう。
具合が悪かったので、旅行のオヤツ(酒&つまみ)だけは買ってきてもらおうと、
素氏に電話でこう頼んだんですけど。

「トップバリュー(ダイエーのPBブランド)のチューハイたのむ~」
「…シューマイはお弁当に入れるの?」
「いや、シューマイはなくてもいいけど、じゃ、あとおつまみ頼みます」
「了解」

そして、帰宅後の発言。
晩御飯の惣菜に僕の好きなオムライスやらなにやらを買っていた。

「ところで、チューハイは買ってくれたよね。それが一番駅で買うより安いから大事やねん」
「え?チューハイ?」
「チューハイ」
「ええ!散々トップバリューのシューマイ探して、なくて困ってたのに…」
「…!」

何故、いきなり焼売の話を電話で持ち出したのか、よくよく考えればよかったけど。
あとの祭り。
まあ、前日職場で貰った500mlのスーパードライ三缶に、フラスコボトルにウイスキーまで詰めて。
それで十分ではないかと、出発したのでありました。

夏休み1日目

本日から日曜まで、夏休みです。
秋休みじゃありません、あくまで夏期休暇。

12:30 外出。通販発送。
ちなみに、「黒死館骨牌」は本日発送分で完売となりました。
ご要望があれば、また増刷してもいいですけど。
みなさま、楽しく遊んでいただけたかしら。

13:30 三田線・御成門到着。
増上寺の風車回転水子地蔵群とポプラの刈りいれを脇に見つつ。
三康図書館到着。
素氏に借りた回数券で入場、さくさく閉架の資料をだしてもらう。
雑誌「旅」昭和13年1月号。こいつを探しに来たのだ。
で、目次を開き、5pを開いて、内心苦笑と爆笑の渦で倒れる。
あー、今回虫太郎の、未収録文献探しにきたんですけど。
あまりの短文というか、アンケート回答の短さにしなびてしまふ。
二行だよ、二行!

まあ、存在確認も基礎資料の大事な一面であるからして。
本文と、記念に名前の入った、目次をコピーしてもらう。
そして、領収書まだですと追いかけられるほどすばやく、お世話になりましたっ!
と立ち去る。
でも、この一文で、虫太郎が川治温泉に行った経験だけは、証明できただろう。
(もし、彼の夢想の一環でなければ)

14:15 図書館前で、タバコ一服、缶コーヒーを握り締め写真を一枚。
図書館前のもくもくの木立から見あげた東京タワー。
最近、缶コーヒー嫌いの僕が唯一認める、タリーズの蓋付き130円ブラック。
これほんと薄くなくて美味しいわ。

14:40 てくてくてくてく、新橋烏森口通過。
健康診断で早上がりになった素氏と銀座二丁目で合流するために、
酔狂にも徒歩で向うことにする。
現在慶応大学薬学部になった、共立薬科大学に一時勤務していた僕は、
浜松町⇔銀座8丁目は、割りに土地勘があるので、なんとかなるだろうと。
お天気もいいし、最高のお散歩日和。
途中、素氏から、待ち合わせ場所は、有楽町駅出てすぐとかなんとかというメール。
だから、東京タワー前から歩いてるんだって、もー、話噛みあわないねえ。

15:00 無事、銀座二丁目スパンアートギャアラリーで合流。
そのまま、三州屋という、不思議なお店に連れて行ってもらう。
80前後と思しいおじいちゃん達が、お誕生日会やってたり、
うら若きショップ店員風の女子が定食たべていたり。
そして一人のおばちゃんが、素氏いうところの絶対服従体制でフロアを仕切っていたり。
観察観察、楽しい。
ビール二本に、うまーーーい鳥豆腐、あとフライ定食でおなかいっぱい。

16:00 日比谷まで少し歩いて、電車にのっかる。

16:45 帰宅直前、鴉に糞をひっかけられる。
頭とズボンがワヤになる。ひー。
この間も、家を出た瞬間、腕に真白ウンチを大量投下されたのだ。
カラスめ、この茶色い栗頭が気に喰わんのかい!

17:15 今夜は、19:00からAKG@渋谷のライブがUSTでリアルタイム配信です!
こんな太っ腹な企画、ありがとう!
ちらちら、リハの映像が流れてきて、既に盛り上がってます。
無線LANだと遅いので、有線LANに繋ぎなおして、速度測定。
それでも、35Mbpsしかでないけど。ま、一人こっそり楽しみます。
へへっ!

昨日聞いた事実に関連して、徒然に思うことを、思い出すことを書いておく。

***

個々人の思い出は、史実のほんのわずかな断片しか掠めていない。
また一個人の他者に対する印象は、出会った互いの年齢を含めて状況によって大きく変化する。
各人の抱く印象の集積が、脳に残される枠線であり、線の色として残る。

僕に残されたA/Bという肉親に対する印象は、
同じ血をもつ妹の描くA/Bと異なるのは、
年齢の差であり、思い出の違いであり、一緒に過ごす/過ごした時間の差であり、
そして受けとめる個人の感性の違いである。

まして、同じ血をもたない
(ここでは血の可否は問わない、ただ空間の共有時間が長いというだけの話)
他者が、いずこかの肉親に抱く印象は大きく異なっていてもおかしくはない。

***

骨を拾う。
僕はいまでも、あのバリバリと白磁の壺に押し込まれる音と感触をわすれない。
19歳の冬。
僕は、あの瞬間、実感した。
人は、どんな風に旅立っても、このようになると。
そして自ら命を絶つことを、ある程度まで愚かしいと、ある程度まで誓うことが出来た。

***

死によって、幾枚か、幾十枚かの免罪符を得ることができるのかもしれない。
けれども、いずれかにあっては、
先の免罪符を引きちぎってでも拭いきれない憎しみで、
死を与えようとする人がいてもおかしくはない。

***

人は辛い思いをしたからといって、成長できるわけではない。

ただ、冷え冷えと。
己の一部を己から切り離し、浮かべた中空から、
荒野とそこに歩く己の後ろ姿をただ透徹のきわみで眺める、
そんなドッペルゲンガーを得る程度のことも多いのだ。

またも受かる

えー、めでたく。
といっていいんだな。

またも冬コミに参加させていただけることが、判明しました。
ありがとうございます!

12号は、どんな風になるんでしょうかね。
こわいですねえ、ふるえますねえ。
まだ、何もみえてないようですねえ。

ちなみに、僕はまたも、間に合いませんので。
とりあえず、並行作業しつつも、黒死館逍遥の新刊だせるように、
鬼編ならぬ、鬼助手に変身します!

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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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