2010-09

行間つなぐ

今日は日曜日に掘ったサツマイモで天ぷら。
猛暑天候不順で出来がよくないと、研究会の方はおっしゃっていましたが、
なんの、なんの。
ほっくほくで、うまーーい!

ちゃんとした御礼を書いていませんでしたが、
春のアイガモ放鳥式以上に楽しい時間を過ごさせてくださった長生村のみなさん
ありがとうございました!
わずか一時間の農作業で筋肉痛になったヘナチョコですが
泥にまみれて前週のウツ雲がぱっきり晴れ渡り、
美味しいスイカや心づくしのオムスビや冬瓜のお味噌汁で、元気回復しました。
お外に出て、無心で遊ぶって素晴らしい。

じゃ、俄か農夫に変化しきれていないパンダ君の写真でも・笑。

CIMG0005.jpg

***

日々、人々の口の端にのぼるささやかな言葉に瞠目する。
それは己の気分の高低によって、呪詛の対象にもなり、悲哀の対象にもなり、単純なる驚嘆の対象にもなりうる。
あるいは、気分だけでなく、受け止める人の背景にも対象の意味は異なってゆく。
そういうささやかな瞬間を感じた今日のできごと。

職場で立て続けに人がいなくなり、ついに求人。
お金がないので、専門職にもかかわらずマージンの発生する派遣に応募が出せないので、
ハローワークや、なぜか駅においてあるフリーの情報誌で公募する。
当然ながら、実験系の人はこの手の雑誌に掲載されているとは思いもしないだろうし、
何しろ時給が安いので、あまり芳しい反応がない。
(といいながら、三年前、僕はこのフリー求人誌の情報にびっくりし応募したのだった)

恐ろしいのは、やってくる履歴書が回覧板方式で全員に回されることだった。
そして散々に云いたい放題なのだ。
どうやら、僕のときも、回っていたらしい。
ということを今更ながら知り、微妙に胸に刺さる。

だが、そんなことよりも。
経験者に限定しているにもかかわらず、未経験でも応募できるのかと電話がかかってくる。
なぜか昼休みの後半。
僕だけひとりでご飯を食べて、半電話番状態の時に限って。

今日は60歳、未経験のおじさんだった。
おじさんは、最初年齢しか言わないので、経験について尋ねる。
そうすると予想通り、ないと返事があった。
前日も同様の未経験者からの問い合わせがあり、
ダメだろうなと思いながらも上司に訊きに行っている間に、電話が切れた。
だから今日は、僕が即答で断らないといけない。

でも、電話の向こうの必死に一本の藁を掴もうとする姿がみえる。
同じ年代で苦労した素氏のことが、頭をよぎる。
だから僕は、なんだか変な吃音ににた喋りで伝える。
「未経験の方は難しいのです、、、でも年齢がどうというわけではありませんから」
電話は切れた。
本当は、年齢でも難しいだろうと思う。
でも、僕は、ほんの少し年齢の枷だけでもはずして、エールを送りたかった。

だから、食事をとるみんなの所へ伝えに行ったとき。
「60さい~~~」という声を半分聞いた時点で、静かに扉を閉じた。

仲良きことはいいことだろう。
情報を共有することは悪いことではないだろう。
僕はいい子ぶるつもりはない。
無神経と呪詛を吐くほどのウツ期でもない。
ただ背景が、想像を開く材料の違いが、人それぞれによって異なるのだ。
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絹山絹子

Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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