2008-11

そりゃ逢いたいです

出来ないことは出来ないと言え。
ひいては、それがみんなの為になる。

そんな格言が粉雪のように舞い落ちる毎日。
実は、連日幅一ミリの平均台の上を歩いているような、おぼつかなさなのに。
端から見れば、できてるんじゃないのと思われている。
らしい。
だから無理難題が降り注ぐのだ。

僕は、叱られるのが大の苦手なので(まあ得意な人はいないだろうが)
予測可能な限りのシミュレーションを施して、予防線を張っているに過ぎない。
だからー。
みんな、期待しないでおくれ。

「みんなの為」なんて、本当はどうでもいいんだけど。
「貴方の為」なんて言われたら、怖気も立ちすぎるほど、立つ。
毎晩、日経ビジネスサテライト周辺を見ていると、
最近必ず飛び出す、ガイタメドットコムのCM。
「貴方の為だから」
やめんしゃい!きーー!
二人して、なんでこんなにむかつくCMが作れるのか、醤油瓶でブラウン管割りそうになってます。
ついでに、今日のニュースで、「赤い赤色灯」とレポートした記者に絶句した。


今日、英会話スクールに通う知人が、
スピーチのネタ探しに困り、僕なんかにアイデアを求めてきた。
いわく、「過去のどの時代でも行けるとしたら、どこに行くか?」

もう、そんなの挙げたらきりがないけど。
第一候補は、勿論、大正から明治初期。
浅草十二階にのぼり、レビューをみて、当時の本屋をのぞき、
路面電車に乗って色んな匂いをかいで、
叶うことなら、色んな文人の素顔を覗いてみたい。
安吾や、綺堂や、諸々の大好きな人たち。
そして、虫ちゃんがまさに黒死館を描かんとする、その脇でじーっと眺めていたい。

ってなことを。
ミルクホールとか、モボモガとかの単純な語彙でもっと一般向けに述べたのですが。
「はいからさん!」の一言を返されて、苦笑してしまいました。
仕方がないので、新聞記者になった紅緒とか、帰ってきた少尉の話で盛り上げておきました。
そうか、あの時代って、袴にブーツなイメージしかないのか・涙。
むしろ女性の社会進出なんて、個人的には興味がなくて、
あやうく、与謝野晶子の歌の好きなところとか、口から流れ出しそうになりましたが、抑えたと。

で、彼女は
「マリーアントワネットになりたい!」と天然丸出しで叫ぶので。
「じゃあ、毎食ケーキでも食べて、首切られておきな!」と返すと。
「でも、平民だと苦労しますよね。トイレ大変ですよね」と神妙なことを言うので。
頭の中に色んな時代の、アナーキストたちがちらちらしつつ。
「じゃあ、ラセーヌの星にでもなっておけば」
と返すと、今度は年が10も下なので、アニメネタが通じなかったという。
情けない夕暮れでありました。

英会話なんて絶対習わないし、スピーチなんて一秒たりともしたくないけど。
(大学生の時、散々やらされて、泣きをみたのも現実)
こういうネタで何時間でも、想像の海に漂っていられるのが、僕は一等楽しいなあと思いました。
しかし、誰でもこういう遊びは楽しいものかと思っていたのに。
そうじゃないと気づくと、ちょっとびくっとしてしまうものですねえ。

昨夜は、素氏が書いてきた前説を校正。
いやいや、一旦はまあこんなものかと思ったけど。
いざ赤ペンを握ると、相変わらず、きーーっといきり立ち。
素氏いうところの、brain storming(?)←脳をわざとぐちゃぐちゃにしてもらいたいんだって・謎。
のために、侃々諤々しておりました。

あんなにお喋りで、知っていることも知らないことも(笑)喋れる人と。
かたや、文字はお喋りなのに、口は吃音につぐ吃音になってしまう人と。
同じ侃々諤々でも、僕は紙に書き散らして吼え、素氏は、まあ聞いてくれと吼えていました。

はてさて、残り3週間。
八号はどんな仕上がりになりますやら。
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Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

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