2008-02

悲劇のロシアってぞくぞくする

この人この世界 2008年2-3月 (2008) (NHK知るを楽しむ/月)この人この世界 2008年2-3月 (2008) (NHK知るを楽しむ/月)
(2008/01)
亀山 郁夫

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ぼくは、もうとっくに世界にも絶望してるし
自分にも絶望してるけど。

いやだからこそ、順接に言いたい。

走り続けるしかないんだって。
舞い狂う雪で、ガチガチに固まったオイルを、必死に手で擦って。
アカギレばっかりになって。
それでも、走り続けて、、、いこうかなって思う。
忙しなく自分を追いつめるしか能がないけど、
やっぱり走ろうって思う。
足をひきずって歩くより、走り出した方が、
たとえ止まることが叶わなくても、いいやって思う。

Sちゃん様。
多分、あの日記、すぐ消しちゃう気がするけど。
ぼくは何も分かっていないけど。
ぼくはずっと君のこと、遠くで、物陰で、見ています。

********

今週月曜日から始まった教育テレビのこの番組。
30分枠に収まりきれないから、アニメは素敵だけど、やっぱり舌足らずな部分も多いので。
このテキストを読んでると、震えが走ってきます。

最初はロシア・アヴァンギャルドの一語で吸い寄せられたけど。
ドストエフスキーを捨てるのも、真っ向から深淵に飛び込むのも。
考えて考えて考えていくうちに、亀山さんは希望とか、なさねばならぬ事を示唆してくれる一方で、見てはならなかったもの、気づいてはならなかった部分に引き込んでいく。

人を殺めた人の持つ悪夢と、
人を殺めようとした人の持つ悪夢と、
人を殺めたという文章を読んだ人の持つ悪夢が、
時間の長い長い渦に巻かれると、等価になってしまう恐ろしさ。

ぬるくて、無関心で、傲慢な。
遠くから見ているだけって、やっぱりそういう傍観者にすぎないんだろうか。

文字に落とす上のスタイルとしてはこの上なく魅惑的な傍観者も、
真実の憧れの対象に、今はならない気がするんだな。

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