2007-11

謎のJapanTimes

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いつも文芸PR誌など集めるのにお世話になっている、生協書籍部。
今日拾ったのは、これ。
JapanTimesの創刊号復刻判。
1897/3/22のですよ、実に110年前の。
ちゃんと新聞サイズで6ページある。

何がおかしいかって、これに関する説明一切なし!
なんでこんなもの、置いてあるんですか?

とはいえ、広告いっぱいで楽しいです。
わが故郷、神戸元町の「あわ飴」って、何のこと?
素氏もすごく気に入って、明日保存用にもう一部拾ってこいと、申しております。
ラジャー!

こういう謎めきがいろいろ落ちているのが、T大の笑かすところですな。
さ、今夜も原稿頑張るワン!

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奮闘中

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金曜日、遊古会覗いてきました。
夕方行ったの初めてだったんですが、空いててのんびり楽しかったです。
まあ「拓次全集別巻」ハズレだったのは悲しかったけど、いっぱい買い物できました。
満足じゃあ!

写真は、例の一階掘り出し物コーナーで、発掘したもの。
国書から85年復刻発行された、「香山滋名作選」の付録みたい。
「妖蝶記」の縮小直筆原稿だって。
二百円なんですが、どうなのかしら。

ハガキはまだDM請求していなかったのに、送って頂いた個展の案内。
孔雀洞雑貨舗さんの作られる万華鏡は、もう堪らなく素敵なの。
今回は、冬の空気を封じこめた透明な世界に、出会えそうです。
脱稿はまだ遠いけど、西荻目指して、頑張る頑張る!

またフケルのか

来週の金土は五反田遊古会ですねえ。
方向音痴の私ですが、もう何遍もお仕事ふけて行っているので、あの入り組んだ道は覚えてしまいました。

今回、目録申込してみたんですが、拓次関連本。
いまだかつて(といってもこれが三度目の挑戦)当たったことがないので、今回もダメくさい。
あれは抽選と書いてあるけど、常連さんや、複数冊申し込んだ人とか、当然ながら書店さんにとって有利な人が「選ばれる」のだそうで。
と、先日読んだ「神保町グラフィティ」に出てました。
ちなみにこの本、細密画の部分はかなり楽しいです。
一方で文章の方は・・・・もにゃもにゃもにゃ。

その選別方法考えれば当たり前の話なんですが、微妙にショックで。
葉書送っても目録送付名簿作成にも回らなかったようで、なんとなく拳を握りしめて震えている次第。

それで、今日素氏と語っていて疑問が出たんですが。
あの目録で複数名が同じ本に申し込んでいる場合、当選者が現れなかった(連絡を寄越さなかった)ら、本屋はどうするんでしょうか。
順当に考えると、本屋から当選者に連絡する?
それとも、数日待って連絡こなかったら、次点の人に連絡とる?
あるいはすぐに店売りに回す?
本を売りたいと考えれば、積極的に申込者にアプローチするだろうけど、結構面倒がって、すぐに流す本屋も多いんじゃないかというのが、素氏の意見でした。
まあねえ、欲しいから申し込んでるんだから。
どっか待っている一週間なりの間に、偶然同じ本を見つけたとかじゃない限り、連絡するのが普通人だわね。
まさか、当たったら自動的に送られてくると思っている人は、いないよねえ。

と原稿の合間、取り留めもない思考に身を任していましたが。
まあ、電話で当落を聞いてから、当たってたらふけてみようと思います。
そう、またもふけるのです。
やさぐれてますから、絹子さん。

神保町の虫―新東京古書店グラフィティ 神保町の虫―新東京古書店グラフィティ
池谷 伊佐夫 (2004/10)
東京書籍
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Light on Fire!

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ガス点検アンケートの付録のノート。
ガスパッチョのおしり。
火ぐまなんだって!
そのわりに、寒色系。
ああ、そういえば一番健全な炎の色は、青でしたね。

パッチョともども、私も点火してもらわないと。
ノートをメモでびっしり埋めるぜ!

本当に遠いお星さま

冬コミめでたく受かったみたいなので、こちらの方はしばらくお休みにするかも。
でも気晴らしで書くかも。

明日の夜から、NHK教育「私のこだわり人物伝」は澁澤龍彦特集です。
一応。うん、ほんとに一応ね、テキスト買いました。
ビデオも鋭意録画予定。
最近思うに、もっと脳天を焼かれるような時代に、総てが乱反射するような時代に出会っていたかったなと思います。
このあいだ、弥生門近くのモスで、女の子が二人、河出ムックの澁澤特集を貸し借りしていた。
なんだか脇で見ていて、純粋にいいなあと思ったけど、むしろ貸し借りしてる本が、もっとコアなものだったら、よかったのになあとも思いました。
澁澤龍彦の本に出会った18の時も、モスにいた女の子くらいの時も、それからずっと長い時間も。
誰ともそういう話をせずに籠もっていたので、もともと微かにしか被ることの出来なかった鱗粉が、いまやどこかに置き去りにされてしまったみたいで、悲しいです。

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同じように、置き去りにされていた、「ジュルナール律」の復刻版を目の前の棚から引き出しました。
2002年に冬花社から「別冊」を追加して発行されたもので、ホッチキス留め、薄いボール紙函の簡素なつくりです。
村木道彦さんの伝説の「緋の椅子」が載っている第三号に(昭和40年)。
消息として、私の好きな歌人の五本指の一人、浜田到さんの短文が刻まれています。
この三年後、浜田さんは往診に向かった先で交通事故に遭い他界されてしまいます。

十年以上住みつくことを余儀なくされた街の喧噪からやっと解放され、このちいさな町に移ってきてから三年が経つ。当初、深い沈黙を前にして、まるで車窓から見しらぬ灯や樹木をみるように「此処はどこ?」と呟きもした。しかしあの十余年間私はほんとに街に生きていたのだろうか。すべてが性急な上にも性急に実証され解決されてゆく街。一回起こったら起こったきりでもう二度とは回って来ぬすべての出来事。遠さと生成をはらみえぬものを現実と呼べようか? 嘗てSが<血が脈立つための幽暗なものがない、しじまの奥に愛がない>と書いたフランスの不幸は又われらの不幸でもある。現代はたましいの奥に潜み循環する無名なるものとの対話の時代ではない。此処とは何んだろう。われらを超えて働く力に担われている時、私は場所の中にいない。私もやがて識られざる処にまで到るようになるだろうか。そのかすかな希望からも、私は年齢を積むことを信頼する。近来とみに薄くなった髪を冬の風が吹いて過ぎる時にである。
「此処にて―消息に代えて―」



噴水に鼓膜なき少年と居て夜の刻に大き石皿に水あふれけり 【星の鋲】

霧ふかき街にはめこまれたる死者Mのほそき眼の中に地球蛍光す 【円の影】

罌粟を吹くかすかな風に瞠きゐつ「狂気なかりせば生も澄むまじ」 【婚姻】


と感傷に浸りつつ。
知らぬ間に、こんな文献が出ていたんだーと、延びたタヌキの尻尾をメッ!と叩いているところ。

浜田到―歌と詩の生涯 浜田到―歌と詩の生涯
大井 学 (2007/11)
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Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

kochairo@hotmail.com
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