2007-01

年末年始徒然

徒然に。
あんまり更新がないのはひどすぎるので。
古本ばっかりどっさりの年明けですが、今週末は浅草松屋に出没かの絹子です。

テガミバチ 1 (1) テガミバチ 1 (1)
浅田 弘幸 (2007/01/04)
集英社
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年明け早々、電車の吊り広告でその「青」にヒトメボレ。
ファンタジーは苦手なので、幻獣と戦うとか、一部少年漫画にありがちな白々しいハートフルさとかだったら、どうしようと思ったんですけど。
勿論、そういう要素がない訳じゃない。
でも幻獣は鎧虫だったし、涙は自然に浮かんだし、何より画力がものすごく好みだった。
口絵カラーに拍手喝采。
二巻が待ち遠しいよ。


壜の中の手記 壜の中の手記
ジェラルド カーシュ (2006/11)
角川書店
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うーんと、ほら話。超一級の。
毎日少しずつ、あまりにスパイス満点、腐る寸前の肉が一番美味いの法則に似た味わいなので、本当に1,2編ずつ楽しんでます。
通勤のお供には最適です。
普段の絹子はこういう短編集は、一番短いものから読んでいくのですけど(まずは味見で、ある種の枠を読む)、今回は何故か頁順にゆっくりと堪能しております。
グロテスクで、そのえぐみを語りの妙で、もの悲しさに持ち込んでいるとでもいいましょうか。
「まーた、はったりかます気だろ」とつっこみの手を入れる前に、「あーはったりですから、でもどうぞ」と諸手をあげて、カーシュ君扉の向こうで待ってます。
こういう奇妙奇天烈で、上質の短編というものは、ジャンル分けなんて意味がない。
ホラーともSFともいえるけど、そのでんぐり返りぶりが、嫌味満載ぶりが、おそらく表題作「壜の中の手記」に託されたビアーズへの賞賛、および自身の作風のもっとも鋭い絵の具になっていると思われます。
2/3読んで、今のところ一番ぶったまげたのが、「ブライトンの怪物」でした。
およそ250年前に海中に現れた、怪しい人間。
全身に彫られた獣の入れ墨(尻には蛸が!)から見せ物小屋に売られゆく人魚と目されていたが、実は彼は時空を超えてやってきた…。
作者自身がかつてレスラーをやっていたことを考えれば、このネタは生涯とリンクするところもあるのでしょうけど、日本人にとっては、苦笑い必至の結末になってます。
ああ、全部読むのがもったいない。


****

冬コミ発行予定であった「眼鏡文人2号」は、主に二人のやる気と、ノロによって阻まれました。
すみません。
表紙は入稿済みで、印刷所預かり期間は半年なので、なんとか二月中には入稿したいと思ってます。
でもって、夏は虫太郎よ再びということで3号も同時販売できるように、そちらも頑張ります。

別名で801やってる絹子さん。
年末赤坂で、ブタ印のPさんとお話させていただく機会があり。
Pさんの出身校といまの私の勤務先が同じ敷地内にあるので、「図書館、利用されないんですかー」とか訊いてみた。
で、勤務先の病院の場所に話が及んだんですけど。

「ああ、あのヤオイ門に近い」

笑った!!
(ちなみにタツオカ門の方が近いです)
そういえば、程近い同名の美術館も、腐女子の心をくすぐる展覧会が多いですよね。
一年楽しく過ごせたけど、最後も大笑いで締めくくれました。

遅ればせながら、今年もよろしくです。
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Author:絹山絹子
狸穴幼稚園の図書委員

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